忘れてた。ヴェーセン・マイ・ラブ。ヴェーセンのライブ盤を作ったことが私がこの世に生まれてきた理由だった。あれが作れたのだから,他に起こるごちゃごちゃはあまり問題ではない。あれ以降、私の人生に起こることはすべてボーナス。彼らとのこのアルバムの契約書はとってもシンプルでA4のペラたった1枚。それを壁に飾ってある。私の素晴らしい音楽人生。それはあの「ライブ・イン・ジャパン」に集約される。果たして損益とんとんになっているのか、今だに怖くて計算することが出来ない。あの年は大変な年で、それでも無印BGMのレコーディングのコーディネイトを2本受けたから、あのライブアルバムが実現できたのだ。ホントもっとコーディネイトのギャラ仕事増やそうかな〜、そしたら、また予算を楽しい事に使えるのに。自分の仕事は金銭的にはとても不安定で人に雇われるよりもうんと楽しいが、楽しいことをするにも予算がいる。生活もしていかないといけないから、ほんとに大変だ。
それにしてもかっこいいなー。何度も言うけど、次の来日まで時間あきすぎ。今までは18ケ月とあけずに来日させてきたヴェーセン。2004年の初来日からすでに5回来日済み。実は今度の来日まで、まだ1年以上ある。もっともそれに向けて,大変な仕込みの時間があって、それはもうとっても大仕事なわけだけど、ヴェーセンのためなら頑張れる。私の幸せはここにある。ヴェーセンの音楽の中にある。彼らとのツアーはまるで自分が息をすることの延長線上にあるみたいに自然に楽しめる。
もう1本、大好きな曲。この音の厚み! それぞれの音がセクシーにからみあう様など、なにをとっても最高峰。他のバンドなんかダサくって聞いてられんわ。