ノルディック・トゥリー@建長寺

さーて、ノルディック・トゥリーのツアーまでもう少しだ! やばい。お尻に火がついている。あれこれ準備しているが、、、そろそろマキを入れないと!! すでに都内の古河庭園の公演は売り切れていますが(北区のカウンターにまだ多少残券があるかもしれませんが)、建長寺の公演はまだまだ熱血販売中です。

今からとっても楽しみです。以前、同じ場所での公演はヴェーセンでやったんですよね。あれはいろいろ理由があってシークレットにしたのですが(そしてトリフォニーのチケットを買ってくれたお客さんをご招待する形で制作しました)、あの時は雨がふってすごい天気だった。雨の音、そして突風にざわめく木々の音がともなって、すごい空間で聞いたヴェーセンの音楽、世界で一番かっこよかった。

建長寺にはいくつかの建物が点在しており、今回のコンサートは、その中でも一番かっこよい法堂(はっとう)と呼ばれる建物でやるのですが、これが素晴らしい音響なんですよ。写真にある、竜の絵が天井に描かれた、素晴らしい建物です。普通お寺でのコンサートって床が畳だったりして音が悪い(でもそれが良かったりもするんですけどね)のだけど、ここは床が石で、もともと「学校」というか教鞭をとるところとして使われていたんだって。だから先生の声が通りやすいように響きが良く出来ているんだって。特にフィドルの弦の響きはこの建物の中では、とっても心に響くのです。なんといっても…弦や糸やつながりって仏教の教えにもぴったりくるから……ちょっとこじつけかな。

そしてお寺でのコンサートだからといって緊張することはありませんよ。なにせここの総長様は、とってもお茶目でキュートな総長様なのです。打ち合わせに行っても、本当に他国の文化にも理解があって、やっぱり徳の高い人はどこか違う!と思ったわけでした。ヴェーセンの時は、開演前にスピーチお願いしたんだけど、今回はあるのかな。一応私からお願いはしてあるんですけどね。お忙しい方だから、無理かもしれません。と、まぁ、そんな感じのコンサートですから普通のコンサートみたいに拍手したりかけ声をかけてもらって全然オッケーなのです。リラックスしてコンサートを楽しんでください。私はこれだけの素晴らしい音楽を歴史ある建長寺に奉納して(そしてそれは皆さんの買ってくださるチケット代に助けられているのです)、来年もまた良い年になりそうで、すっごく嬉しいです。

10月31日(日)16:00開場、16:30開演 チケットは5,000円。
チケットは当ホームページか、鎌倉駅前の島森書店さんへどうぞ!

この素晴らしい天井の音楽が、地上におりてくる貴重な瞬間。皆さんも普段の心配事や、イヤな事をすべて忘れて、天国を体験してください。