説教されまくりの1日

昨日の夜は楽しかった。が、折りたたみ傘をお店に忘れた。実は忘れそうだなと六本木CLUB HOUSEさんに入るとき思ったのだ。一緒に店に入った大学の後輩に「のっちさん、そんなところに置いて忘れませんか?」と(口やかましく)言われたのだが、私は「絶対に大丈夫、大丈夫」と言って店に入った。が、言われたとおり、案の定、忘れてしまった。昨晩は特に激しく酔っぱらっていたわけではない。それに特に気に入った傘でなかったし、すでに年期もので骨が1本ヘンだったし、ま、いいか、別に…と思っていた。

今日はランチをユキ・ラモーンと約束していた。家を出るとき、携帯がないなと思ったのだけど、ま、いいかと持たないで家を出た。ちょっと不安だったのでユキ・ラモーンが見てくれるといいなという希望の元「携帯が見つからないまま外出、なう」とTwitterで、つぶやいておいた。ユキ・ラモーンとは無事会えたのだが、このつぶやきをみた昨晩の後輩から「えっ、財布の次は携帯ですか?」とあきれたツイートが入り、続いて「昨日の傘はありますか?」と言われ、しぶしぶ傘は昨晩お世話になったCLUB HOUSEさんに忘れてきたことをカミングアウトした。はいはい、あなたの言うとおり、案の定私は傘を店に忘れましたよ。

カミングアウトしたからには傘をちゃんと取りに行かないとだらしない女だと思われる。それにお店にも悪いよなと思い、お店のHさんにFacebookでメッセージしたらお店に傘はあるという。「すみません、また行きますので、キープしておいてください」とお願いする。すみません、ホント。

ユキ・ラモーンとのランチは楽しかった! でもユキ・ラモーンに、まだ私が311の地震後の瓦礫の中で生活していることがバレてしまい、さんざん説教された。でも何といっても私は忙しい。「ホームページもなおさないといけないし…」と言いかけたらユキさんは私の仕事の詳しい事なんか知りもしないのに「違う!」と一喝。ひーーっっ。「今日は水曜日。土曜日までには片付けること! そして日曜日には部屋に花を飾ること!」と命令された。とほほー。ユキ・ラモーンだって、まだ地震でCD棚から落ちたCD、まだ片付けてないくせに!(笑)

帰宅したらFacebook経由で、再びお店のHさんから「野崎さん、携帯をお店に忘れてませんか? 掃除してたら床に落ちてるのを発見しました」とメッセージが。がーん、携帯、そこにあったか!? もっとも私は本当に電話が嫌いなので、よく知っている人は滅多に電話をかけてこない。急ぎの場合はメールが入るから別に良いのだけど、それでも携帯をお店に何日も預かってもらうのは申し訳ないし、明日はオフィスで集中仕事だから外に出かける用事は作りたくない。というわけで、しぶしぶいったん帰宅したのだけど、再び外出。とほほ〜っっ。

六本木に行き、携帯と傘を受け取る。ホントすみませんでした。携帯を開くとそこには後輩から昨晩別れた直後に送られたらしいメールが。「のっちさん、今夜は楽しかったですね。ところで傘はちゃんと持ってかえりましたか」その、あまりのするどさに絶句! とほほーーーっ。

六本木からこのまま帰るのもなぁと思い、八重洲のやなぎさんにお邪魔することに。そこでトウモロコシの天ぷらを食べて、そのあまりの美味さに、再び今度は喜びの絶句!!! いや〜、ご機嫌よくかえってきました。

それにしても、財布はなくすわ、携帯は忘れるわで、最近、どうも注意力散漫……と思って気がついた。これはすべてiPadのせいだ。インターネットは、私がどこにいたとしても、別次元のエリアに私を連れて行ってしまう。もうしばらくiPad持ちあるくのは辞めた方がいいかもしれない。だいたいiPadのせいで外出時に本を全く読まなくなってしまったのは本当にまずい。BOOK TALKのブログの課題図書である原発本が、まだ全然読めていない……というか読み始めたのだけど、むずかしくて頭に入ってこない。震災直後にiPadを買って3ケ月。ついに本が読めなくなるほどバカになった自分がいた。爆食も最近すごい。そして、すべてが終わったあとにバカでデブの私が残るのであった……ホントやばいよ!

明日はとりあえずユキ・ラモーンに怒られる前に、部屋の瓦礫撤去開始といくか。ユキ・ラモーンいわく「一度更地にすると良い」のだそう。なるほど。

説教してくれる友達が居るというのは、本当に幸せであるなぁ、と思った1日であった。