bar clear all


2011年8月16日火曜日

映画「ぼくのエリ」→「モールス」

映画「ぼくのエリ」はヴァンパイアの女の子と、内気でいじめられっこの少年を描いたスウェーデン映画の傑作だったが、本当に良かった。ここに昨年7月に見た時の感想が書いてある。いや、本当にあの映画は良かった。去年のNO.1だったんじゃないか。

そのハリウッド・リメイク版と聞いて、こりゃー厳しいだろうなと思ったのだけど、それでも興味津々という気持ちを抑えられず観てきました。「モールス」(Let Me In)

吸血シーンや、CGシーンは、さすが予算の規模が違うと思ったのだが,でもそれにしたって素人目からはたいした違いはない。とにかくほとんど脚本から物語の流れから、あまりにオリジナルをなぞりすぎているというのが率直な感想だ。それでもオリジナルとは違う時間軸で物語が始まり、そこは「おっ」と思わせたのだが… だが、本当にそこだけだった。それ以降は、あまりにオリジナルと同じすぎた。なんのためのリメイク版なのか?

俳優陣は、こちらはある程度有名子役なんだろう。詳しくは知らないが、そりゃー素晴らしい演技だった。でもやっぱりオリジナル版に比べると魅力にかけると言わざるを得ない。私の好みから言えば、オリジナルの方の子役の二人にはどんな子役もかなわない。でもハリウッドの二人も、ものすごく検討していたし、いじめっ子役の子たちも良かった。だが、しかし…やっぱりオリジナルを超えることはできなかったと思う。

映画ってホントおもしろいね。予算じゃないんだね。いや、もしかするとオリジナルを観ないで、これだけ観ていたら、それなりにおもしろい映画だっただろうとは思う。私はこのテのサイコホラー的な映画が大好きだからだ。が、やっぱりオリジナル版が、すばらしすぎた。そういう結論だ。なのでオリジナルを観ていない人は、速攻で見に行くことをおすすめします。オリジナルを観ちゃった人は… それでも「思ったより観れた」というのが率直な感想だろう。それにしてもスウェーデン版の絶妙なリリシズムが失われていたは、事実。そしてこんなんじゃ、リメイク版作っている本人たちも全然つまらないんじゃないかってのが感想。何のためにやってんだか分かんなくなる。

それにしてもリメイクって、ある意味リスクだよね。もっとストーリーをうんと分かりやすくするような思い切った脚本の変更などあった方が良かったように思う。そういやオリジナル版で最高に印象的だった最後のあまりに美しすぎる最後のエリの微笑みが、ハリウッド版では表現されなかった。もしかしてハリウッドチーム、おそらくオリジナル版が好きな人たちに気をつかいすぎた? あのシーンは、オリジナル版が好きな者なら、絶対に覚えているシーンだからだ。

PS
この映画、配給会社の人がすごく昔お世話になった方なので、悪いことは書きたくなかったのだけど… ごめんなさい。中村とうようじゃあるまいし、悪いこと書くならもう書くのを止めるというテもあったのだろうけど… でもスウェーデン映画のリメイクだし、このブログを読んでいる人もたくさん観に行っているだろうし、私の感想を書くことが義務のようにも思えて…。あと映画の感想を書くとブログのアクセスが増えるという事もあったりして(笑)… なのでせっかく観に行ったので書かせていただきました。

PPS
ところで今日予告編を観て,絶対に観たくなった映画が下記。楽しみ!! 絶対に観る。「猿の惑星」めっちゃ大好き、と今日の飲み会で言ったのだけど誰も同意してくれなかった。私が好きなのは3作目の『新・猿の惑星』(Escape from the Planet of the Apes)。1作目よりもよっぽど面白い! それにしても、このお猿さん。頭良さそう。人間より猿が支配していた方が地球はきっと幸せだ。