ノームは本当にいる

先日Twitterで、音楽評論家の松山晋也さんが「娘が小人が本当にいると主張して困っている」という主旨のツイートをされていたので、私からも言わせていただきますが、小人は本当にいます。ヨーロッパではノームと呼ばれているんですよ。

この本に載っている生息地図によるとほぼヨーロッパ全域には生息していると思われます。日本にいるかどうかは分かりませんが、最近の渡航事情だと誰かの鞄の中にかくれて来日し、そのまま留まっている可能性があります。いつだったかノルウェーのアンビョルグ・リーエンがラジオで楽器の箱をあけたとたん「あ、今、トロールが飛び出した」と言ってましたから、その説もあながちウソではないです。というか、間違いなく東京にトロールは1匹いることになります。ハラール・ハウゴーはデンマークではノームのことをニッセと言うんだと教えてくれました。

それにしてもこの本。私はたしか小学校後半か中学校前半くらいに買って,それ以来ずっと持っていて、今はトイレに置いてときどき読んでいます。ヨーロッパでは何カ国語に翻訳され、すごく有名な本なのだそうです。原作者はオランダ人のようですが、この学者さんたちは各地に伝わる物語を採取し、この本にまとめたのだそう。

本当にノームが居ないとしたら、こんなにも人びとの間に彼らの存在をみとめる物語が残っているのは何故なんでしょう。

こんな表紙の本。対訳は遠藤周作さん。

トロール、ドワーフ、ゴブリンなどヨーロッパにはたくさんの妖精がいます。



こいつはウルドラ。ラップランドに生息しています。性格悪そうでしょ。


原始人ノーム。


シベリア・ノームも性格が悪い。少し通常の森林ノームよりも身体が大きいです。




PS
その後の話で、松山さんのお嬢さんが好きなのは,この本だということが判明。がっかり。