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2011年10月6日木曜日

ありがとうエリック、ありがとうフレアーク

というわけで、20年以上もあこがれのバンドだったフレアークと仕事が出来て私は満足感いっぱいです。それにしてもここまでの道のりは長かった。今まで来日の話が浮いては消え、またウチがやるからには前のバブリーな不動産屋さんがスポンサーの大名ツアーはできないよ、とエリックに何度も確認したものの、なにせオランダでもヨーロッパでも大スターな彼ら。どうやっていくべきか、ホントに悩みました。

でもエリックが言ったんですよね。「僕はこれから引退していくかもしれない。でもフレアークという名前は残したいんだよね」

うん、すごい、エリック。どっかの「俺がいないとイ●スじゃない」なんて言うバンドとは違う。よく考えれば他のメンバーも10年以上フレアークのメンバーなんです。うん、すごいよ、エリック。私はこの言葉は信じられる!と思ったのでした。

それにしても前のツアーとはノリが全然違いましたね。エリックに前のツアーで覚えていることは?と聞いたら「毎晩同じ会員制のバーに行った」ということらしい(爆)。すごい時代だよね。バブル全盛期? でもこのプロモーターさん、とっくに倒産しちゃっているわけだけど過去のスタッフとかが、こっそりチケット買ってきてくれないかなとも思ったけど、そんなこともなく(笑)… まぁ時代が時代だったんでしょうね。会員制のバーはともかく、ステージ上のプロダクションもあんなスクリーン何枚もおろしてライトもがんがんに演出が入るようなあんな事はできないからね、ウチでやるならライヴハウスバンドからスタートしてくれないとダメだよと何度もエリックに確認したのでした。

ま、それから前にも書いたように急にメンバーが増えたり、赤ちゃんが生まれたりでホント大変なツアーになったわけですが、何はともあれ無事に終わって良かった。とにかく経済的にはかなりきつい公演でしたが、ホントにやって良かったと思います。これをバネに次回も必ずやりますよ。こういう仕事がやっぱり一番ですよね。次につながる、それが大事。別に1回の赤字なんて何て事ない。

それにしてもステージはすごかったですよね。インストの公演ってホントつまらなかったり飽きたりするんだけど、本当に彼らの公演は素晴らしかった。まったく飽きさせない構成で、あっという間の2時間。ホント楽曲それぞれがよく出来ているなーと思いました。

それにしてもバンドはホントに楽しいなーと思いました。人間関係が本当に面白い。いろんな人間模様があって。これだからバンドとの仕事は辞められません。もちろんソロアーティストも面白いけどね… でもホントにおもしろいと思った。個性的なメンバーとそれをまとめるリーダー。若いメンバーが本当にエリックをサポートして、ホントに頑張っているなと思いました。いや、ホント良すぎるよ。どのメンバーも!

そしてなんといっても全員絶対にステージ対して手を抜かない。そこは本当に信じられるバンドだなと思いました。例えば公演が終わった直後は、とてもじゃないけどすぐには話しかけられないバンドというのはいくつもあるのですが、彼らもものすごい!(笑)例えばファーストセットが終わったあと「あそこでどう間違った」「あそこはこういくべきだった」「あそこが良かった」というポイントが山ほどあるらしく、通常1セット目と2セット目で「モニターどうだった?」とか確認するんだけど、そういう事すら話しかけられないほど(笑)ものそごい大議論大会。いや、すごいな、ホント。

でもとにかくお客さんがあんなに喜んでくれたから、良かったんです。これで彼らもお客さんがあんなに待ってくれていることが分かった。ライブハウスの狭い席で座れた方も狭かっただろうし、立見になっちゃっ方、申し訳ありませんでした。でも次回はもう少し大きな場所で大きな公演を実現すべく頑張ります。本当にありがとうございました! (つーか、あのツインバロンがある限り、搬入が簡単なホールじゃないともう公演は実現できないわい/笑)