素敵な1日

ロビンの奥さんに頼まれてムーミンのスケジュール帳を買いに町へ行った。ムーミンは英国ではまったく無名なのでスケジュール帳どころか、グッズなんてとってもじゃないけど手にはいらない。町はすごい人の数で、人は買う気満々、店は売る気満々。すごいパワーを感じた。引っ越したばかりで、デパートとか見ていると買う気がそそられるが、ぐっと我慢して店を去る。それにしてもスケジュール帳ひとつとっても日本って何てすごいんだろう! いろんな種類がある。これがクールジャパンとか言うやつか。スタクラとかみたら超喜びそうだ。全部買い占めてフィンランドに輸出したら、さぞかし儲かるだろうなぁ。音楽輸入するより儲かると思う、マジで。写真にうつっているシールのうち、昆虫シールはロビンへのプレゼント。

その後は新年初の飲み会。食べたものは「エイジング・ビーフ」だった。店名もそのままエイジング・ビーフ。西日暮里。ものすごい肉だった。肉はもちろんサービスにもスキがない。店員さんは何を聞いても詳しく、頑張っている感、お客さんに丁寧に気を配る感が感じられる。何を頼んでも最高に美味く、リーズナブル。

しかし、すごいな! 不況,不況といいつつ、どこも売る方はものすごい努力をしている。ボケボケしているのは音楽業界だけだ! と言ったら、友達が「文化だから、こう、あまりギスギスしてもいけない、ってのがあるんじゃないんですか?」とのこと。なるほど。深いなっ。

西日暮里の駅の近くの神社と、家の近くでもっとも大きい神社である王子神社にもお参りして上機嫌で帰宅したらポールのマネージャーからSKYPEが入り、いっぺんで酔いがふっとんだ。マネージャーもダブリンの町はショッピングをする人たちがすさまじく、とても不況には見えない、と言っていた。はい、仕事しま〜す。