ポール・ブレイディ来日までの道のり1:言葉になんの意味がある



ミュリエルが終わって、いよいよポールの来日まで1ケ月とちょっとなので、「ポール・ブレイディ来日までの道のり」という連載をここでやろうと思っていた。今日はちょうど阪神・淡路大震災から17年という事で、この曲を紹介しながら、山口洋のことを書こうと思う。3月11日からこっちよくこの曲を聴いている。「言葉になんの意味がある」いつ聞いても感動の名曲だ。特にこのライヴバージョンは大好き。

山口さんと呼ぶと洋は怒るんだ。だから山口さんのことはヒロシと呼んでいる。そう、ポール・ブレイディといえば、洋。ちょうど11月の末くらいだったか、ポールのチラシのデザインをせこせことデザイナーと進めていたら、洋から突然メールが入る。洋はどこから聞きつけたんだか、ポールが来日するんだって、すごいねーと言ってメールをよこす。もちろん洋にもポールのライヴに来てもらいたいので、来日近くなったら連絡しなくちゃと思っていたのだけど、こんなに早く向こうから見つけてくれるだなんて感激だ。

洋は大興奮で「ロンドンでヴァン・モリソンにも会えるチャンスがあったんだけど会わなかった。俺、ポールの方が好きだもん」「性格悪くたっていい、すっごい尊敬しています」と言ってくる。こっちも「そういやポールが最初に来た時、洋のラジオにゲストで呼んでもらって、それがちょうどあの時のプロモーションの1本目で、そのラジオがすごく内容が良かったから、ポールったらラジオのブースから出てきたとたん、ダンスしてたんだよね。覚えてる? あの時はほんとに大感謝でした」とか、なんとか(笑)

ふと思いたって「良かったらチラシにコメントをお願いできませんか? ウチのコメントはギャランティが少なくて、普段は1件〜円を、HMVのレコード券でお渡ししてるんです」とか書いたら「何、言ってんだよー、いいよ、そんなの。とにかくすぐ書くよー」と(笑)。で、今、これら過去のメールの時刻をみたら、きっかり12分後にすぐコメントを書いてよこした。良かった、ホームページだけじゃなくって、今作っているチラシにも間に合う。そして、再びその後,約30分後に洋から。「自分のブログで紹介しておきました。知らなかったというファンからリプライ入ってますよ」と。

ううう、洋かっこよすぎる。そしてその後もポールがいかに素晴らしいかというメールをチャットみたいにやりとりしたあと、洋は「酔っぱらった」とか書きながら消えていった(笑)

ホント洋、すごい!! かっこ良すぎるよ! その心意気が本当に素晴らしいよね!! そういえば洋にはジョン・スミスのときもすごくお世話になった。今度はぜひジョンにも会ってほしいな。

最後に洋が書いてくれたコメントを載せます。最後の(47)は洋が書いてよこしたので、そのまま採用しました。

PAUL BRADYを吉祥寺のスターパインズ・カフェで、ビール片手に観れる幸福。
あり得ないでしょ、それ?

彼はトラッドを演奏することができます。そして、圧倒的なソングライターであり、
嫉妬するくらい素晴らしいギターを弾き、云うまでもなくワン・アンド・オンリーの
シンガーです。僕が求める音楽のすべてがそこにあります。迷わず、足を運んでください。
是非。

HEATWAVE 山口洋(47)


次回からはこのシリーズで、ポールの再来日にいたるまでの経緯をご紹介していきます。それはちょうど去年の今頃でした…(次回に続く)

PS
ブログに書いたよ、と山口さんにメールしたら、洋は原稿書きでパソコンの前から離れられないらしく速攻レスが来て「ぜーんぜん問題ないっすよー。少しでもお客さん増えるなら。彼の偉大さ、この国の人に伝わってないんですよ」だって。コンサートにご招待する旨、書いたら、「ファンだからチケット買います」だって…洋、あくまでもかっこよすぎる!! でもコメント書いてもらったんだし、絶対に招待しなくっちゃプロモーター失格だわ、私も。あぁ、満月の夕べだ!(涙)

PPS
その今日の山口洋のブログ