世界の終わりのものがたり(科学未来館)

平日行くと陸の孤島のお台場「科学未来館」に行ってきました。行くのは二度目。前はロビン・ヒッチコックの奥さんのミシェル・ノアクの作品が来るというのでので見に行った事があっただけ。このときも企画展示のみ駆け足で見て来た。今度こそアシモくんとかにも会いたかったのだけど、今回も時間なしで、目的だけとりあえず達成してトンボ帰りしてきたけど、いや良かったよ。企画展「世界の終わりのものがたり」。

津田大介さんがメルマガで進めていたので絶対に行こうと思っていた。実際、行ってよかったと思う。これ企画した人すごいよ。会場に入ってすぐの館長の毛利衛さんの言葉が心を打つ。こうしてみると科学って哲学みたいだね… そういや同じようなことを原発事故の直後思ったものだし、文春で連載の福岡先生の本なんて、まさにそれなんだけど…

もらったパンフレットがあるので、これを見てください。これを見れば内容はだいたい想像できると思う。(下に写真貼付。クリックで写真は拡大して見れます)

それにしても、これは恋人、家族、夫婦で行くのがいいね、きっと! 子供にも見せてもいいと思う。いろいろ、いろいろ、いろいろ考えさせられる。恋人同士でみたら、きっと結婚したくなるんじゃないかな。

自分が死ぬまで何回ご飯を食べられるかとか、何回桜が見れるかなんてのを計算してくれるコーナーもあって、それも良かったね。80まで生きりゃ充分だなと思ったけど、それにしても桜が見られる回数はあとたったの34回! そう思うと今年の桜は本当に綺麗だ。

さんざん世界の終わりを考えさせられ、生きてるってなんだろ、世界ってなんだろ…と思いながら会場から出ると、そこには思う人宛てに書くラブレターというコーナーがある。私が行ったのはもう閉館間際だったから、たくさんの人たちが書いた、たくさんのラブレターが並んでいる。

だいたいは「お母さんへ、ありがとう。今まで言えなかったけど」「●●へ、愛してるよ、ずっと一緒にいようね ××」みたいな事なんだけど、私が書こうと思ったのは、もちろん!!たった一つ!!!! 「ポールへ♥ あと100回ツアーしようね」…書こうと思ってハッとした。(もちろん書きませんでしたよ)

そうだ、そんなにツアーは出来ないんだ、と。よく考えたらツアー自体だって、もう後100本出来ないね。今のペースで年に4、5回作ったとして、あと10年…できるのだろうか。


PS
同じく津田さんのメルマガで、谷川賢作さんが紹介していた谷川俊太郎さんの言葉。忘れないように自分のメモとしてここにも書いておく。「人生に意味はない。意味など考えずに味わいなさい」