英国民謡の伝統と現代

…というイベントに行ってきました。北中正和さんプロデュースのJASRACけやきホールでのワールド・ミュージック・イベント。しかしJASRACがワールドミュージックに理解をしめしているとは素晴らしい。なぜってワールドはクラシック同様ほとんどが作者不詳、PDでJASRACには1円のビジネスももたらさないのだから!

お話は三村明さんという帝京大学の先生の方。もちろん参考図書に茂木健さんの「バラッドの世界」が敬意をを持ってクレジットされている。

つまりそういう内容のレクチャーでした。

かかった曲はこれ。自分だったら,これかけるのに、みたいなコメントを脇にメモってる…(笑)
















ほんとアイリッシュに押されて一時はダサダサと思われていた英国伝統音楽シーンだが、今はホントにクールなアーティスト,グループが多い。なので「英国民謡の現在」というところでイライザ・カーシーが取り上げられているのは、まぁ、2世タレントが出てきましたよ、という事を言いたかったのだと思うが…ちょっと物足りないな。今でこそレコード会社も元気がないから日本盤なんてリリースされないけど、本当なら、たとえば10年前に同じクオリティのものが出て来ていれば、間違いなくメジャーだって、リリースしてただろうみたいな名作がたくさんある。そして素晴らしいアーティストも。だからここをご覧いただいている皆さんもぜひぜひ自分で探してほしい。ホント最高の時代がやってきた。音楽はいくらでも無料でネット上に溢れている。

で、ちなみにこの先生のお話しの筋からすると、どうやら「英国」というより「イングランド」ということで解釈しました。なので私が今,一番旬だと思うイングランド勢はこのへんだというのを紹介します。

まずは大好きなジム・モレイ。彼の解釈は素晴らしいと思う。でもライブが下手そうだから、いまだに怖くて着手できず。でもこれなんかホントに良いよね… いまだにファーストアルバムが一番好き。何度も聴いています。


そしてこれ。かっちょいー。(が、最近ちょっとパターン化してきた。セス・レイクマン


男ばっかりなので、女性では私はこの人! 映像はどっかの映画から取ってきたのかな。これすごいよね。だってナンシー、このブリッジのところとかフィドル弾きながら歌っているんだよ。ジミ・ヘンドリックスみたーい。ジェイムスの歌とブズーキも、すごい。また来日しないかなー、ナンシーとジェイムス。呼びたいんだけどなー。っていうか、また思い切って呼ぶかなー。


そして…基本的にはシンガーソングライターで、トラッドばかりではなくポップスのカバーも得意なジョン・スミス。彼もイングランド出身。これなんかもデイヴィー・グレアムで有名なトラッドなんだけど、ホント自分のものになってる。かっこいい!


是非皆さんの好きなイングランド勢を教えてください!