昨日は大学の同期会というやつだった。6人で飲んだ。今でも飲むと一番楽しい連中なので、いやはや昨晩も楽しかったなー。
奴らが大学時代をすごした下高井戸に行くというので、基本的にDon't look back(映像見なきゃ良かったという名曲/笑)な私な「えー、面倒さーい。新宿で飲もうよー」と言いつつもしぶしぶついていった。
が、下高井戸も桜上水も、まったく記憶にないのだ! 見事に何にも覚えてない。ひどいよねー。かろうじて正門近くの桜並木と、下高井戸交番の建物は覚えていたのだけど… これだけ大学時代のことを普段思い出しもしてない結果がこれだ、と正直自分でも呆れた。もっとも普段覚えていなきゃいけない現在進行中の案件があまりにも多すぎるというのがあると思う。過去のことなんかいちいち思い出してられないぜっ、ってのはあると思う。それにしても自分でも呆れた。そういや福岡センセの著述に「人は記憶の上塗りをしている。何度も思いだしては記憶を愛でることで記憶は書き換えられて行く」みたいなのがあったな。でも大学時代はホントに楽しかったんだよ。それだけは覚えている。
そして校舎を野次馬したあと、学生時代に割りとよくいってた居酒屋たつみへ行ったのだが、たつみは健在だったけど、店の中に入っても、これまたまったく記憶なし。でも餃子とか美味しかった。昔は単なる不味くて安い居酒屋だったのだと記憶していたので、もう社会人なんだし、こういうとこ行くの辞めようよくらいには思ったのだが、さすがこれだけ長い間、下高井戸のあの地に生き残っているということは、やはりすごい。最後に「揚げたいやき」まで食べて大満足。いや〜美味かった!
しかしここでもなぜかジャーニーの話題。たまたま店のBGMがなぜか私たちが座っている席からはまるで聴こえず、トイレに行くとガンガンに聴こえるという不思議な現象もあり、異様に盛り上がった。しかも有線のチャンネルは「80年代なつかしロック」みたいなチャンネルらしい。誰かがトイレに行くたび「何がかかってた?」と。最初はシカゴ、チャカカーン、そしてやっぱりジャーニー。たつみさん、トイレでしか聴こえないBGMなら、高いお金有線へ払っているんだったら止めちゃった方がいいんでね、とも思ったが(日本の飲食店はホント音楽がうるさすぎる!)
で、そこで「エスケイプ」がいかにいいアルバムだったかということになり超盛り上がる。しかしこの曲名曲だよなー。しかもこのライヴテイク、今聴いてもいい。先日のプロパガンダ映画にはうんざりしたが(まだ言ってる)この頃のジャーニーにウソがあったとはとても思えんのだよ、おいらは……
先日会った年下の元某社A&Rの人が「フロンティアーズ」の方が「エスケイプ」よりいいって言ってたけど絶対に違うね。ジャーニーは「エスケイプ」か、「インフィニティ」「ディパーチャー」だ。もちろん一番売れたのは「フロンティアーズ」らしいのだが、まったく世の中はわかっとらんのう!(まったく、こんなだから私はヒットが作れんのだなぁ!)
話はぐるりと変わって、いつも尊敬している元電通マンのさとなおさんのブログが数日前に結構盛り上がったらしい。これ。
あのさとなおさんのブログにたいしてこんな風に意見する人がいたんだ、と思って正直びっくりした。最初のブログ、良く読めば、それは広告業界人に向けられたものだというのは、すぐ読み取れる。そしてみんな真剣に広告とはどうあるべきか、よく考えながら仕事してきたのかい?という事を問いかけているのだ、さとなおさんは。だから、あの日のさとなおさんのブログは、どんな職業であれプライドをもって働いている人が読めば絶対に響くブログだった。私もすごく共感した。職業において評価されるべきは「職種」ではなく「職業意識」であると私は思う。
だからあんな風に反対意見が出ていたと知って、びっくりなんだが、そこで同時に思ったことは、みんなホントに騙されるのがいやなんだね、って事。広告に引きずられて購買行動に走ったとしても、それを認めたがらない。そのくせ過去レコード会社が巨大な広告費を投じて作ってきたヒット曲が大衆は大好きである。
「エスケイプ」の頃のジャーニーに、あのドキュメンタリーでは明らかだった現実があったとは思いたくない。この音楽にウソがあったとは思いたくない…少なくともスティーブの歌には…という私も巨大資本のレコード会社に騙されているのだろうか。でも、それでもいいや。Still they ride。歌詞もちょっとなんか神がかっているように思えるんだよね、今、聴いても。
ま、騙されたとしてもいいじゃん。それが自分が好きだったんだから。
そういや今日は大きなロックフェスがキャンセルになったとかで「もう洋楽はダメだ」説が流れているらしい。私はフェスティバルのことはよくわからないけど、こういうのはプロモーターが安直に企画しすぎた結果じゃないの?
私は好きなアーティストを単独でじっくり90分見る方が好きだ。だからあんまり「共演」とかも好きじゃないし、「前座」も好きじゃない。いつもやってるメンバーがしっかり単独で90分やるから、だからシャープな演奏が出来るんである。アイルランドでよくあるだっさーいCome all ya(はい、皆さんご一緒に)つーか、8時だよ全員集合!(古っ)的な芸術じゃないんだからさ。果たして…
奴らが大学時代をすごした下高井戸に行くというので、基本的にDon't look back(映像見なきゃ良かったという名曲/笑)な私な「えー、面倒さーい。新宿で飲もうよー」と言いつつもしぶしぶついていった。
が、下高井戸も桜上水も、まったく記憶にないのだ! 見事に何にも覚えてない。ひどいよねー。かろうじて正門近くの桜並木と、下高井戸交番の建物は覚えていたのだけど… これだけ大学時代のことを普段思い出しもしてない結果がこれだ、と正直自分でも呆れた。もっとも普段覚えていなきゃいけない現在進行中の案件があまりにも多すぎるというのがあると思う。過去のことなんかいちいち思い出してられないぜっ、ってのはあると思う。それにしても自分でも呆れた。そういや福岡センセの著述に「人は記憶の上塗りをしている。何度も思いだしては記憶を愛でることで記憶は書き換えられて行く」みたいなのがあったな。でも大学時代はホントに楽しかったんだよ。それだけは覚えている。
そして校舎を野次馬したあと、学生時代に割りとよくいってた居酒屋たつみへ行ったのだが、たつみは健在だったけど、店の中に入っても、これまたまったく記憶なし。でも餃子とか美味しかった。昔は単なる不味くて安い居酒屋だったのだと記憶していたので、もう社会人なんだし、こういうとこ行くの辞めようよくらいには思ったのだが、さすがこれだけ長い間、下高井戸のあの地に生き残っているということは、やはりすごい。最後に「揚げたいやき」まで食べて大満足。いや〜美味かった!
しかしここでもなぜかジャーニーの話題。たまたま店のBGMがなぜか私たちが座っている席からはまるで聴こえず、トイレに行くとガンガンに聴こえるという不思議な現象もあり、異様に盛り上がった。しかも有線のチャンネルは「80年代なつかしロック」みたいなチャンネルらしい。誰かがトイレに行くたび「何がかかってた?」と。最初はシカゴ、チャカカーン、そしてやっぱりジャーニー。たつみさん、トイレでしか聴こえないBGMなら、高いお金有線へ払っているんだったら止めちゃった方がいいんでね、とも思ったが(日本の飲食店はホント音楽がうるさすぎる!)
で、そこで「エスケイプ」がいかにいいアルバムだったかということになり超盛り上がる。しかしこの曲名曲だよなー。しかもこのライヴテイク、今聴いてもいい。先日のプロパガンダ映画にはうんざりしたが(まだ言ってる)この頃のジャーニーにウソがあったとはとても思えんのだよ、おいらは……
先日会った年下の元某社A&Rの人が「フロンティアーズ」の方が「エスケイプ」よりいいって言ってたけど絶対に違うね。ジャーニーは「エスケイプ」か、「インフィニティ」「ディパーチャー」だ。もちろん一番売れたのは「フロンティアーズ」らしいのだが、まったく世の中はわかっとらんのう!(まったく、こんなだから私はヒットが作れんのだなぁ!)
話はぐるりと変わって、いつも尊敬している元電通マンのさとなおさんのブログが数日前に結構盛り上がったらしい。これ。
シャープやパナソニックやソニーの凋落を、広告人や広告会社はもっと恥じるべきじゃないかな
それで全然知らなかったのだけど、かなり広告業界「外」から批判の意見があったらしい。それに対するさとなおさんの回答はこれ。
あのさとなおさんのブログにたいしてこんな風に意見する人がいたんだ、と思って正直びっくりした。最初のブログ、良く読めば、それは広告業界人に向けられたものだというのは、すぐ読み取れる。そしてみんな真剣に広告とはどうあるべきか、よく考えながら仕事してきたのかい?という事を問いかけているのだ、さとなおさんは。だから、あの日のさとなおさんのブログは、どんな職業であれプライドをもって働いている人が読めば絶対に響くブログだった。私もすごく共感した。職業において評価されるべきは「職種」ではなく「職業意識」であると私は思う。
だからあんな風に反対意見が出ていたと知って、びっくりなんだが、そこで同時に思ったことは、みんなホントに騙されるのがいやなんだね、って事。広告に引きずられて購買行動に走ったとしても、それを認めたがらない。そのくせ過去レコード会社が巨大な広告費を投じて作ってきたヒット曲が大衆は大好きである。
小さい規模で言えば、そういう私も自分のアーティストには絶対に音楽に対するウソがないと信じている。私は騙されているのか? そもそもツアーで朝から晩まで一緒にいて、ずっとウソをつけるとしたら、それはやっぱりありえないと思うわけ。だからウチのアーティストにはウソがない。音楽に対する態度がいい加減な人は誰もいない。それはツアー中、ずっとミュージシャンと一緒にいる私が保障しますよ、皆さん。
ま、騙されたとしてもいいじゃん。それが自分が好きだったんだから。
そういや今日は大きなロックフェスがキャンセルになったとかで「もう洋楽はダメだ」説が流れているらしい。私はフェスティバルのことはよくわからないけど、こういうのはプロモーターが安直に企画しすぎた結果じゃないの?
私は好きなアーティストを単独でじっくり90分見る方が好きだ。だからあんまり「共演」とかも好きじゃないし、「前座」も好きじゃない。いつもやってるメンバーがしっかり単独で90分やるから、だからシャープな演奏が出来るんである。アイルランドでよくあるだっさーいCome all ya(はい、皆さんご一緒に)つーか、8時だよ全員集合!(古っ)的な芸術じゃないんだからさ。果たして…