次は最高にかっこいいこのバンド、ヴェーセン再来日。来月ですよ!

浅草ヴァサラットにご来場くださった皆さん、ホントにありがとうございました。スタッフの皆もほんとにおつかれ!! それにしても、普段のプロジェクトと違って、関わっている人が多いから、楽しかった分、正直疲れた。祭り終わって、ホントにがっくし。まだ肩こりが取れないよー。とほほ〜っっ。

でもアラマーイルマン・ヴァサラットはすごかったね。私が彼らの好きなところは「絶対に期待に答えてくれる」ところだ。私が頑張ると、彼らも頑張る。私がついやしたパワーの分、彼らは答えてくれる。絶対にはずさない。そして絶対にそのチャンスを自分のものにする。チャンスを自分のものに出来るバンドは延びる。これからもきっとグイグイ行くと思う。今回のライブも想像以上で、大満足の出来でした。いや〜すごかった。

そして彼らはホントにいつもマスコミ受けがいいねー。すごいと思ったよ。パブリシティは大きな新聞をはじめ山ほど出て、雑誌も音楽雑誌ほとんど総なめした。もちろん周りの評価もめちゃくちゃ高いんだけど。そりゃー私が書いてるプレスリリースが上手いってのはあるだろうけど(自画自賛)それだけじゃこうはならない。化けの皮はすぐはがれる。このバンドはホントにユニークで面白い。

楽しかったけど、まぁ、実際の私はやっぱりアーティストと自分だけでちんまりと、コアのお客さんだけで集まってツアーするのが一番好きかも、なんて思ったりもしたのでした。

いろんなところからお褒めの言葉をいただいたのだけど、尊敬する畔柳ユキさんがブログで紹介してくれた。こういう言葉が一番嬉しい。

「でも本当は凄い凄い言ってるのも実はちょっと嫌なんだ」「人を見て羨ましいがるなら、まずはやってみたい。どうせダメでも。言うくらいなら少しでもやりたい。みんな頑張っているから自分も頑張ろう」(すみません、ユキさん勝手に転載しました/笑)

これ、すごく分かる。私、自分がそうだから。私も人の仕事を見てすごいな、って思う。例えばスポーツ選手見てすごいと思う。でも思っているだけじゃダメなんだ。できれば、いろんな人のそういうプラスのパワーがどんどん伝染して、世の中がもっともっと明るくなればいいと思うんだよね。それはバンドの演奏が与えてくれるパワーって事でも同じなんだけど。

具体的に自分から動いて何かしよう、って事。何をしたらいいか分からない?って? それはチケットを買ってくれる、CDを買ってくれる、それだってすごいと思うんだわ。友達を誘ってくれる、とか。だから私は一番感謝してるのはチケットを買ってくれたお客さんです。お客さんがいるからバンドはまた来日できる。お客さん、ほんとにほんとにありがとう!

さっきの「マスコミ受け」「業界受け」じゃないけど、今回のことも口で応援してくれる外野のホントに多かったこと!(笑)。いろいろ企画が思い浮かぶのは分かるし、興味を持ってくれるのも嬉しいけど、浅草ってすごく古くて保守的な街だから内側にいない限りはホントに難しいんだよね。クレジットカード使えない飲食店とか、自分流を通し抜き融通のきかない場所とかホントに多い。いや、もちろんチャーミングな街ではあるんですよ。

通常1つのツアーがスタートするとそこから「次はどうやってやろうかな」というのが頭の中に走り始めるんだけど、このバンドについては「浅草ヴァサラット」がハマりすぎて、次の企画がホントに思い浮かばない。「浅草ヴァサラット VOL2」がいいかな、と一瞬思ったんだが… イヤ、それじゃダメだ! 何かまったくあたらしい別の展開を考えないと。

それから前座やりたいってバンドも正直殺到してたなー。しかし、そういう人はまずウチのブログのスミからスミまで読んでからじゃないと私にメールしてきちゃいけないと思う(笑)もちろん全部断ったけどね。注目されるのは、確かにありがたいことです。

でもそれじゃ悲しいけど、車輪は止まったまま。全然動かないんだよね。

健康で普通に動ける大人だったら車輪を回す方に回るべきだと思う。力をどこについやしたら良いか分からない人は山元町にいって写真でも洗うボランティアしください。それか自分の周りを見ればやれることは幾らでもあると思う。自分よりパワーのある人を手伝ってもいいかもしれない。なーんて偉そうですが、自分のバンドのパワーや、私のパワーが、また別の人のパワーにつながっていけたら、それが一番嬉しい。

世界にはこんなヘンな国があるんだ。そこの人たちはこんなヘンな音楽を聴いているんだ。そういうことを知る事が自分の周りにいる自分と違う意見を持つ人への理解につながると思う。そうやって世の中を少しでも良くしたくて、私はこういう変な音楽を紹介しています。

それにしても期待に答えてくれたアラマーイルマン・ヴァサラットのみんなに感謝。エンジニアのエップも。本当に本当にありがとう。

さて、次の来日はいよいよウチの看板バンドです!!! いよいよ。ホントにいよいよヴェーセンが来日する。このものすごいアンサンブルが日本に戻ってくる。もう!!  ホントになんて豊かな音楽なんだろ、と思う。

この映像、音楽は1:20くらいから。この3ラウンドめ(?)(2:50くらい)の豊かな和声はどうだ! 3:03くらいでふわっとコード感がふくらむこの感じ。かーーーーっっ、かっこ良すぎる!! ちゃんと音楽の最初から聞かないとこの空気は分からんと思うが、ちゃんと最後の「スモーク・オン・ザ・ウォーター」まで聞いてください。ホントにすごいな、このバンドは。

アラマーイルマン・ヴァサラットはふざけたチンドン屋だが(褒めてますよ)、ヴェーセンはホントにオーセンティックな奇跡みたいなバンドだ。楽器の天才の集まりだ。こんなバンドが同時代にいてくれるなんて、ホントになんて私たちはなんてラッキーなんだろう!! 




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でも実は次に東京で会えるアーティストはヴェーセンじゃないんだ… うふふ。その秘密は週末あたりに〜っっ♥