bar clear all


2013年7月10日水曜日

ダミアンとドナ、来日決定!

やっと発表が出来る!

チラシ裏に文章を書きました。またもや長くてうっとおしくってすみません(爆)

しかし新人をやるってのは勇気がいるね。こんな時代だからこそ、なおさら。でも間違いなくこの子は偉くなるよ。

私が見つけた新人、まぁ日本では成功しなかった人も結構海外では受けてるでしょ。みんなそうだもの(自慢)。やっぱオイラは先見の目がある!

チケット発売は7/21予定ですのでしばらくお待ちください。参院選の日ですよ〜。現在HPは準備中。明日くらいには、なんとか…

---------------------------------------------------------

 はじめてダミアンの名前を聞いたのは、無印良品のCD「BGM17」 のレコーディングのため、アイルランドと交信していた時だった。ダミアンの名前は、複数の取引先からあがったので、とても印象に残った。「すごい天才少年がいる」と皆が口々に褒めるダミアン・ムレーンは、コーク生まれのロンドン育ち、現在はディングル在住で、All Ireland Championを若くして何度も受賞している。またフランキー・ギャヴィンに認められ再結成したデ・ダナンにも参加した。その天才少年ダミアンに実際に会ったのはダブリンのレコーディング・スタジオだったが、彼の演奏は噂にたがわず素晴らしいものだった。

 ダミアンが入ったのはギターとフィドル、そしてアコというトリオ編成のグループのトラックだったのだが、ダミアンはその3人の中で一番年下にも関わらず、ものすごくしっかりしていた。演奏だけじゃなくてプロとしての段取りの組み方、演奏方法、すべてにおいてとにかく頭の良い子だなという印象が強く残った。
このダミアンの「頭の良さ」は実は演奏にすごく現れていると思う。こんな風にクレバーなスタイルの演奏は、以前のアイルランドでは、特にアコーディオンにおいては、まったく聴かれなかった。つまりこういう新しい世代がアイルランドの「ボックス」演奏者の中に登場したのだ。それはちょっと新鮮な驚きだった。

 
 以前私が大プッシュしたメイヨーの鉄砲玉、デイヴィット・マネリーを覚えている人がいるだろうか? ボタン・アコーディオン/ボックスというと、私は彼を一番最初に思い浮かべる。デイヴはホントにワイルドな型破りの音楽家だ。あれこそアイルランドの典型的田舎アコ。究極的にはマーティン・オコナーのスタイルだとは思うが、とにかくフレーズに元気があり、スイング感がある。その点、ダミアンは、もっともっとクレバーなタイプの演奏家だ。軽やかに動く指から生まれるフレーズが、まったくもって洗練されているし、なんというか、気がきいている。ジャバラ使いにも無駄がない。そのすべてが楽曲に効果的な魅力を与える、そんな感じだ。例えばシャロン・シャノンのポップで明るい演奏ともまったく違う。アコーディオンは、もしかすると演奏者の性格が強くでる楽器なのかもしれない、などと彼の演奏を聴いて考えた。ヨーロッパ的とでもいうのだろうか。そういえばレパートリーには北欧産のワルツまである!

 そのダミアンがドナ・ヘナシーとトレヴァー・ハッチンソンという、あのルナサ第一期の黄金のリズム隊とトリオでツアーをしていると聞いた時、私の心は決まった。この子を日本につれてこよう、と。あいにくトレヴァーはルナサや再結成ウォーター・ボーイズのスケジュールもあって今回は来日できないが、ドナは現在はダミアンとデュオでも演奏活動を行うばかりか、デビューアルバム「13」をプロデュースするくらいダミアンに入れ込んでいる。ドナの来日は、なんと10 年ぶり!

 ドナのギターは凄さは私が説明するまでもないだろう。もちろんドナのスタイルに近い演奏をする人はアイルランドやブリテン諸島には何人か存在する。古くはアーティ・マクグリンから、ドナのあとにルナサに加入したポール・ミーハン、フルックのエド・ボイド、そしてスティーブ・クーニー系のジム・マレイ、ちょっと行っちゃった感のあるティム・エディなど。みんなすごいギタリストだし、みんなホントに素晴らしいと思う。 でも! でも、やはり誰をとっても、ドナのこの演奏にはかなわないんだよね。マーティン・ヘイズも言っていたが「彼に似たようなプレイヤーはたくさんいるんだけど、どれもやっぱり何かが違うんだ」

 そう、まさにドナのギターこそ、真の「サウンド・オブ・ルナサ」だと私は思うのだ。ドナのギターって、なんであんな風にブンブン言っちゃうんだろう!(笑) そう、あの初期のルナサ・サウンドがまた日本で聴けるのだ!


 …というわけで、新人アコーディオンのダミアン・ムレーンと一緒に再びドナ・ヘナシーがやってくる。これはホントにホントに楽しみだ。皆さん、ぜひご来場ください!

(THE MUSIC PLANT 代表 野崎洋子)

どうよ、すごいでしょ、これ…