旅日記6日目 ヴェーセン @ オーランド諸島のなんとかっていう首都(今、資料なし)

朝起きて、またもや走りに。今度はパシの奥さんに理想のランニングコースを教えてもらう。これが大ヒット。住宅街を抜け、小麦畑を抜け、森を抜け、また住宅街を抜け、、草むらを抜け、また森を抜け…最後には湖のほとりへ。これがツーリストボードの写真みたいに綺麗でうっとり。でも、サンナ、これ往復で三キロではなく片道三キロだったと思うよ。汗だくだくで帰宅。そしてパシさん宅とバイバイして、荷物を中央駅に預けると、多少の買い物タイム。アングリーバードのTシャツをH&Mで購入。10ユーロ。あとはもう少し痩せないとボタンが止まらないシャツをこれまた10ユーロで購入。ご飯は豪華にフレンチで35ユーロした。でもこれで今日はもう食べない予定。

空港にバスで向かう。いつもの短期出張だと絶対タクシーなのだが、今回は長いので節約しないとね。空港に到着。今日はいよいよヴェーセンだ。さすがの彼らもまさかこんな僻地に私が訪ねていくとは思ってもいまい。オーランド諸島はフィンランドの自治州だが文化はスウェーデンというユニークな場所。

ここでの古楽フェスのオープニングがヴェーセンなのだ。それにしてもオーランド、良かった。地球上のどの場所も結局は対して変わらんし、どこに行ってもあまり興奮しないのだが、ここほどユニークな場所はやはりなかなか来れない。

ヘルシンキからの飛行機は当然プロペラ機。


この私の前を歩くお爺ちゃん、可愛いでしょ。萌え〜

で、空港に着いたら、なんとタクシーが止まってないのよ!   まるで足立区みたいだ。タクシーは拾うものではなく、呼ぶもの!なんですよ、オーランドではね。

で、会場近くのホテルにチェックイン。これがなかなか可愛い。この電話、素敵でしょ〜


さて、そんなわけで、コンサートへ。早めに会場に行ったら、彼らの姿が見えたけど、あえて話しかけず、チケットを買って普通に入場し、二列目に座った。最初一列目に誰もいなかったけど、最終的にはデカイおっさんが子供と座る。

コンサートが始まった。会場は古い集会場見たいなところで、もちろんNO PA。お客は200人くらいか。内容だけど、これがもう、本当に素晴らしかった。やっと聞けた!  って感じ!   日本の公演はこんなにゆっくり聞けない。聞けたとしても後ろとか端っこだから、最前列に陣取るお客さんが羨ましかった。本当にこのバンドは抜群である。これ以上のアンサンブルがあるだろうか。本当に本当に素晴らしかった。最後は例のエスコとピルヴィワルツでめっちゃ泣けた。

さて彼らは私に気づいたでしょうか。前にこんな風に驚かしたのは、確かベルファースト。外でタバコを吸ってたローゲルとはばったり入口のところで会っちゃったんだけど、ウーロフとミッケはステージに出てきて私が最前列に座っていて超びっくり。二人とも笑いが止まらず。あれは楽しかったなぁ!

今回はデブのおっさんの影で二列目といえど距離があったせいか、彼らは私だと確信できなかったらしい。私も目が合わないように注意してたし。で、実は休憩中にミッケとローゲルが、あそこにいるのはヨーコじゃないかと話したらしい。で、ローゲルは「いや、違うだろ」と、言ったらしい(爆)   とにかく見事に白人しかいない場所なので東洋人は目立つ。で、不信思ったミッケは、どうしても私ではないかと思ったらしく、休憩中に私を探しに来てくれて、私はお茶を買う列のあたりでウロウロしてたら、そこでしっかり見つかってしまった。

その後、ウーロフもやってきてウーロフにもばれてしまった。ローゲルだけは終演まで気づかなかったらしいw   いずれにしても、お客さんがいるうちは、彼らもお客さんの相手をしなくちゃいけないし、私もなるべくそれを邪魔したくない。それにしても、みんなすごくよろこんでくれて、爆笑ものだった。しかしいいなぁ!!! 本当にヴェーセンはいい!

それにしてもよいコンサートだった。公演が終わったのは九時くらい。その後フェスティバルのケータリングテントで、ご飯をご馳走になり、23時過ぎには退散したが、どうやらこの日は、深夜に広島へのメモリアルコンサートまであったらしく、北欧のこんな僻地(すみません)で、なんてスイートな…と思ったのでした。やっぱり北欧と日本は近い。

写真は私が泊まったホテルに貼ってあったポスター。