こっちの方です。ロストインタビュー。正式タイトルは「スティーブ・ジョブズ1995、失われたインタビュー」
いやーーーーーーーーーー、もう、もう、もう、もう、最高に良かった!
スティーブの英語ってサンフラシスコ訛り?なのかな? 私はロサンゼルスのアメリカ英語がもっとも苦手で、いつもうまく聞き取れないんだけど、何故かは知らないが、スティーブの言う事はいつもすごくよく聞き取れる。何度も何度も聞いた声だから? 時々ついつい字幕を忘れて声に聞き入ってしまい、逆に理解がついていかなかった部分も。あぁ、できればメモを取りながら観たかった!
ちなみにそんなファンが多いのか、すべてを文字起こしして対訳までついた本まで出ている…ついつい劇場で購入。
よく間違えられるんだけど、私はAppleのファンでは決してない。ただ自分の仕事上必要だったから使い始めただけだ。そもそも私くらいの年代で、仕事をし始めだった20代の頃、自分の好きなようにコンピューターを使うとなると、Apple以外にチョイスはなかった。Appleの方が圧倒的に簡単で、素人にも扱えるものだった。
で、なんの疑問もなくずっとAppleを使っていた。でも新しい製品が出たから買うような価値観は持ち合わせていない私のような古い人間は、必要性に迫られてもいないのに新しいものを買うという行為には、ものすごく抵抗があった。だからOS9からOSXになった時は、最後の最後まで抵抗した。私はおそらくOS9を最後まで使っていた最後の人間の一人だと思う(ちなみに今でも納品書と経理とイラストレータとPhotshopはOS9のMacでやっている)。
大地震が来て、インターネットを持ち歩く必要性を感じたが、iPhoneはいやだったので、iPadを買った。iPadは今でも結構気に入っている。でもAppleが出す製品だからどーのとか、そういう「こだわり」は一切ない。iPodも朝のジョギングで使うようになるまでは持っていなかったくらいだが、別にiPodでなくて、ソニーなんとかでも良かった。そもそもジョギングを始めるまでは音楽や語学学習テープを外で効くという習慣がなかったから必要なかった。
だからいつからこんなにジョブズが好きになったのか、もうすでに記憶がはっきりしない。でもたぶんあの伝記本を読んでからだと思う。あの本はほんとにすばらしかった。特に後半。もう感動しまくりで読んだ。それからスタンフォードでのスピーチ。あれはもうめっちゃ感動だった。何度も何度も観た。観ては、そのたびに泣いていた。
この映画、実は1995年に取られたインタビューだ。ずっとマスターが紛失されたと思われていたのだけど、偶然録画のコピー(VHS)が発見され、それを起こして映画にしたらしい。映画にしちゃう人たちのビジネス魂もすごいけど…でも……。画像は正直、大スクリーンでは見づらいほど荒れているし、音声もあやしいけど、でもここにはものすごいパワーがある。そう思った。
ちょうどスティーブがアップルをクビになっていた頃のインタビューだ。でも、翌年、スティーブはAppleに奇跡の復活を遂げる。そんな復活直前のインタビュー。いわゆる人生のどん底にいたとも言えるスティーブなのだけど、そんな状況でもスティーブは、キラキラ、キラキしている。
心に残った名言がいくつか。
子供のころ観た科学雑誌に載っていた動物の「移動効率」について。
「生物が1km移動するのに何キロカロリー消費するとか、そういう事が図式になって掲載されていた。クマやチンパンジー…いろいろ。人間についても測定していて、トップはコンドルだった。コンドルが生物の中で一番効率が良かったんだ。万物の霊長であるヒトはたいしたことがなくて下から1/3くらいだった。でも誰かが名案を思いついて自転車にのっているヒトも測定したんだ。そしたら、なんとコンドルを抜いてトップだったよ。ダントツだった。私はこの記事に衝撃を受けた。人間は道具を使う生き物で、道具によって能力を増長できる、という事なんだ」
マイクロソフトについて
「マイクロソフトが成功したのは2つの理由から。1つは日和見主義。これは悪い意味で言っているのではない。そして第二に諦めない,という点。この点においては、彼らはまるで日本人のようだ」「私はマイクロソフトが成功したことが悲しいといっているわけではない。大半が彼らの努力の結果なんだしね。私が気に入らないのは、マイクロソフトの作っている製品が三流品だという事実だ。実に凡庸だと思う。魂がない。人にひらめきをあたえるスピリットがない」「悲しいことに顧客のほとんどもまた、そのような魂を持ち合わせていない」→これ、すっっごい、すっごい、すっごい分かります!! 売れる音楽ってホント…(以下、自粛)
なぜコンピューターか。
「自分が感じていることを一番うまく伝えられる媒体がコンピューターだと思ったんだ。それを他の人と分かち合いたかった」→これ、すごい、すっごい、すっごい分かる! 私も超すばらしい音楽を発見して、それを人と分かち合いたいんだよね。そのためにこの仕事をやっている。これは絶対にスティーブと同じだ。スティーブも同じこと言っている。
以上、多少省略しましたが…とにかくこういう名言があちこち出てくる。もう、もう、もう! 5回くらい泣きそうになった。ジョブズは絶対に生きている、オイラの中に。絶対に。うううう、スティーブ。なんで死んじまったんだ…
ジョブズ。すごいよ。ほんとにスティーブがいたからこそ、この世界はすばらしいものになった。私はホントにそう思う。
っていうか、なんか最近、どこに行っても、マイナスの人の負のパワーって強くって負けそうになる。そういう連中が集まるとマイナスからマイナスへ、どんどんドツボにはまって行く。マイナスであることを時代のせいにして、傷をなめ合って、ウジウジしている。そういう連中は今、自分がどれくらい恵まれているか、たとえばインターネットがどのくらいすばらしいものかも忘れて、世界に向かって文句ばっかり言っている。そういう人は音楽業界にとっても多い。そういう負のパワーが強い人たちに自分は引きずられてはいけないと思う。
スティーブの話を聞いていると、今はめちゃくちゃエキサイティングな時代で、そしてホントに明るいすごい未来がやってくるように思えるんだ。ありがとう、スティーブ… なんか元気が出たよ。帰りにVIRONのパンを大量購入。パン食って、明日も頑張って走ろう。
PS
しかしここまで本物で盛り上がっちゃうと、あっちの映画が心配…一般試写申し込んでみたけど、当たるんだろうか…
いやーーーーーーーーーー、もう、もう、もう、もう、最高に良かった!
スティーブの英語ってサンフラシスコ訛り?なのかな? 私はロサンゼルスのアメリカ英語がもっとも苦手で、いつもうまく聞き取れないんだけど、何故かは知らないが、スティーブの言う事はいつもすごくよく聞き取れる。何度も何度も聞いた声だから? 時々ついつい字幕を忘れて声に聞き入ってしまい、逆に理解がついていかなかった部分も。あぁ、できればメモを取りながら観たかった!
ちなみにそんなファンが多いのか、すべてを文字起こしして対訳までついた本まで出ている…ついつい劇場で購入。
よく間違えられるんだけど、私はAppleのファンでは決してない。ただ自分の仕事上必要だったから使い始めただけだ。そもそも私くらいの年代で、仕事をし始めだった20代の頃、自分の好きなようにコンピューターを使うとなると、Apple以外にチョイスはなかった。Appleの方が圧倒的に簡単で、素人にも扱えるものだった。
で、なんの疑問もなくずっとAppleを使っていた。でも新しい製品が出たから買うような価値観は持ち合わせていない私のような古い人間は、必要性に迫られてもいないのに新しいものを買うという行為には、ものすごく抵抗があった。だからOS9からOSXになった時は、最後の最後まで抵抗した。私はおそらくOS9を最後まで使っていた最後の人間の一人だと思う(ちなみに今でも納品書と経理とイラストレータとPhotshopはOS9のMacでやっている)。
大地震が来て、インターネットを持ち歩く必要性を感じたが、iPhoneはいやだったので、iPadを買った。iPadは今でも結構気に入っている。でもAppleが出す製品だからどーのとか、そういう「こだわり」は一切ない。iPodも朝のジョギングで使うようになるまでは持っていなかったくらいだが、別にiPodでなくて、ソニーなんとかでも良かった。そもそもジョギングを始めるまでは音楽や語学学習テープを外で効くという習慣がなかったから必要なかった。
だからいつからこんなにジョブズが好きになったのか、もうすでに記憶がはっきりしない。でもたぶんあの伝記本を読んでからだと思う。あの本はほんとにすばらしかった。特に後半。もう感動しまくりで読んだ。それからスタンフォードでのスピーチ。あれはもうめっちゃ感動だった。何度も何度も観た。観ては、そのたびに泣いていた。
この映画、実は1995年に取られたインタビューだ。ずっとマスターが紛失されたと思われていたのだけど、偶然録画のコピー(VHS)が発見され、それを起こして映画にしたらしい。映画にしちゃう人たちのビジネス魂もすごいけど…でも……。画像は正直、大スクリーンでは見づらいほど荒れているし、音声もあやしいけど、でもここにはものすごいパワーがある。そう思った。
ちょうどスティーブがアップルをクビになっていた頃のインタビューだ。でも、翌年、スティーブはAppleに奇跡の復活を遂げる。そんな復活直前のインタビュー。いわゆる人生のどん底にいたとも言えるスティーブなのだけど、そんな状況でもスティーブは、キラキラ、キラキしている。
心に残った名言がいくつか。
子供のころ観た科学雑誌に載っていた動物の「移動効率」について。
「生物が1km移動するのに何キロカロリー消費するとか、そういう事が図式になって掲載されていた。クマやチンパンジー…いろいろ。人間についても測定していて、トップはコンドルだった。コンドルが生物の中で一番効率が良かったんだ。万物の霊長であるヒトはたいしたことがなくて下から1/3くらいだった。でも誰かが名案を思いついて自転車にのっているヒトも測定したんだ。そしたら、なんとコンドルを抜いてトップだったよ。ダントツだった。私はこの記事に衝撃を受けた。人間は道具を使う生き物で、道具によって能力を増長できる、という事なんだ」
マイクロソフトについて
「マイクロソフトが成功したのは2つの理由から。1つは日和見主義。これは悪い意味で言っているのではない。そして第二に諦めない,という点。この点においては、彼らはまるで日本人のようだ」「私はマイクロソフトが成功したことが悲しいといっているわけではない。大半が彼らの努力の結果なんだしね。私が気に入らないのは、マイクロソフトの作っている製品が三流品だという事実だ。実に凡庸だと思う。魂がない。人にひらめきをあたえるスピリットがない」「悲しいことに顧客のほとんどもまた、そのような魂を持ち合わせていない」→これ、すっっごい、すっごい、すっごい分かります!! 売れる音楽ってホント…(以下、自粛)
なぜコンピューターか。
「自分が感じていることを一番うまく伝えられる媒体がコンピューターだと思ったんだ。それを他の人と分かち合いたかった」→これ、すごい、すっごい、すっごい分かる! 私も超すばらしい音楽を発見して、それを人と分かち合いたいんだよね。そのためにこの仕事をやっている。これは絶対にスティーブと同じだ。スティーブも同じこと言っている。
以上、多少省略しましたが…とにかくこういう名言があちこち出てくる。もう、もう、もう! 5回くらい泣きそうになった。ジョブズは絶対に生きている、オイラの中に。絶対に。うううう、スティーブ。なんで死んじまったんだ…
ジョブズ。すごいよ。ほんとにスティーブがいたからこそ、この世界はすばらしいものになった。私はホントにそう思う。
っていうか、なんか最近、どこに行っても、マイナスの人の負のパワーって強くって負けそうになる。そういう連中が集まるとマイナスからマイナスへ、どんどんドツボにはまって行く。マイナスであることを時代のせいにして、傷をなめ合って、ウジウジしている。そういう連中は今、自分がどれくらい恵まれているか、たとえばインターネットがどのくらいすばらしいものかも忘れて、世界に向かって文句ばっかり言っている。そういう人は音楽業界にとっても多い。そういう負のパワーが強い人たちに自分は引きずられてはいけないと思う。
スティーブの話を聞いていると、今はめちゃくちゃエキサイティングな時代で、そしてホントに明るいすごい未来がやってくるように思えるんだ。ありがとう、スティーブ… なんか元気が出たよ。帰りにVIRONのパンを大量購入。パン食って、明日も頑張って走ろう。
PS
しかしここまで本物で盛り上がっちゃうと、あっちの映画が心配…一般試写申し込んでみたけど、当たるんだろうか…