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2013年9月6日金曜日

「モンティ・パイソン ある嘘つきの物語〜グレアム・チャップマン自伝〜」を観ました

すごいね。すごい映画を今日も観た。実は偶然にも昨日と同じ試写室… でもこっちはうんとマニアックな世界。「モンティ・パイソン ある嘘つきの物語〜グレアム・チャップマン自伝」

モンティ・パイソンは私もすべて理解しているわけではない。でも何度も観た。理解したかったから。フォルティ・タワーズも好きでよく見たし、いくつかのエピソードはまだ覚えている。アイルランドを舞台にした「Father Ted」だって相当何度も観たからこそ、今は爆笑できる。

ちなみにこのリンク先のブログは、テッドの大ファンである私が、すべてのエピソードのサマリーを書いて、面白いセリフや名場面などを解説した日本語サイトだ。おそらくテッドについては、私より詳しい人は日本にはいないだろう。左側にならぶエピソードリストをクリックしてみて。ホントに頑張って作ったんだから。これ、そのうちちゃんとしたサイトにしなくちゃね。テッドは超マイナーだけど、モンティ・パイソンはテッドに比べりゃメジャーで、オーソリティが何人もいるから、負ける勝負は私はしない(笑) でもテッドについては誰よりも理解しているという自信があったから、ホントによく勉強した。本はもちろんオリジナルスクリプト(実際収録される前のNGになったシーンまで書いてある脚本)も読んだことがあるくらい。実際二人の脚本家にあってその本にサインまでもらっているくらい。アイルランド人ですら私より詳しい人はあまりいない。そのくらい何度もみて、仕事のBGMにしたりしてセリフを丸覚えするくらい聞いた。だから笑えるのだ。

でもモンティ・パイソンは難しいね。このテのは本当に理解するのに時間がかかる。まず言葉が分らない。もちろん字幕はついているのだから意味は分る。でも、やはりこれは英語の一字一句を聞き取ってこそ、というのがある。そして言葉がすべて聞き取れたとしても、何がおかしいのか理解するのに、これまた同じくらい時間がかかる。まさに長い道のり!

そのモンティ・パイソンの嬉しい新作映画がこれだ。海外では昨年、そして日本でもやっと公開されるなんて嬉しいね。

実はパイソンズの中でももっともエキセントリックなメンバー、グレアム・チャップマンは80年ごろ自伝を書き、そしてそれを自分で朗読して録音していた。彼の死後、残ったメンバーと、若いクリエイター14名(平均年齢28歳)が、その自伝を映画にしたのだ。すごくブラックで、シュールで、正直笑っていいのか悪いのか分らないくらい赤裸裸。イギリスのミドルクラスに生まれ、イートン校からケンブリッジという、エリートコースを歩みながら、自分はゲイだと告白し(この時代はものすごくセンセーショナルな事!)、酒とセックスに溺れ、最後は異星人にさらわれて宇宙へ行ってしまう、そういう内容…つまりまさにパイソンズ、という世界がこれでもかと展開されていく。実際のチャップマンは89年に癌によって亡くなっているそうだ。

タイトルを嘘つきの物語(原題 A Liar's Autobiography)としながらも、これはかなり本音の、真実の世界だと思う。ファンの人は見に行って、まったく泣いて喜こぶしかないだろう。パイソンズ・ファンが羨ましい。Father Tedも新作が出たら嬉しいだろうな…。もっともそれはありえないのだけど。主演のテッドを演じた俳優さんはなんと最終回を収録した翌日に急死しているのだ。いずれにしても、この映画、上映期間が短いので、絶対に見逃さないように。

新宿ピカデリーにて11/23から2週間限定上映、そしてなんばパークシネマにて12/7から2週間限定上映とのこと。DVDも来年2月に発売になるらしいけど、映画館に見に行くとDVDは先行発売されており、しかもなんかオマケが付いているらしいよ。