良かった。良かった。すごく良い映画だった!!! 「いとしきエブリディ」もう超感動!!
イギリスの貧しい子だくさん家庭の映画と聞いて、もう嫌いなわけない、と思って見に行ったけど、ホントにホントにホントにいい映画だった!!! マイケル・ナイマンの音楽も最高に素晴らしい。そして、最高なのが下の男の子のショーン。もう、もう、もうショーンが出てくるだけで感動! めちゃくちゃいいんだ、この子。
ノーフォークのとある家族。お父さんは刑務所に入っている。お母さんは一人で昼はホームセンターみたいなところ、夜はパブで働き家計を支える。まだ手のかかる4人の子供たち。週に1回?月に1回?なのかは分からないけど、とにかく時々刑務所まで面会に行く。刑務所は遠くて、朝4時に起きる。そしてバスにのって電車にのって会いにでかける。雨がふって惨めな感じだ。でも時には外出許可も与えられて外で会うこともできる。
あぁ、こういう車のないイギリス/アイルランドのみじめな感じって、私も充分体験済みだからなぁ!(笑)
最高に素敵なショーン♥ |
そしてすごいことに4人の子供たちは本物の兄弟で、しかもこの子どもの成長にあわせて5年の歳月をかけて丁寧に撮っている。すごい!
どうやらこのショーン君が最初に制作陣の目にとまり、彼の家にいったらなんとお兄ちゃんお姉ちゃん、妹もぴったりのキャラクターだったため、親にかけあって全員参加での撮影にこぎつけたそうだ。撮影場所も本物の彼らの本当のお家。学校も協力的で彼らの学校が協力してくれたそう。すごすぎるよ! パパ役、ママ役の二人も本当に素晴らしい。特にママ役の彼女は、化粧っけもないのに、ほんとにナチュラルに綺麗で魅力的だ。
ストーリーは淡々としてるが、それが妙にリアルでいい。本当に素晴らしい90分。朝ご飯のシリアルを食べながら、こうやって家族は家族になっていく。本当に素晴らしいので、ぜーーーったいに観て!! あぁ〜 私も家庭を持ちたくなっちゃったなぁ!(ウソ)
PS
今、この監督の前作のトレイラーをみたのだが、やっぱり音楽がマイケル・ナイマン。で、似たような感じの曲だった。もういいでね、監督。もっとシンプルな音楽の方がこの映画には会っているような気がする。でもチラシでもフィーチャーされてたし、音楽:マイケル・ナイマンで、やっぱり来る人いるのかな…