豊崎由美「勝てる読書」を読みました

私の中で社長といえば豊崎社長。勝てる読書は14歳向けの読書ガイドだ。名著それぞれを星座に見立ててカテゴライズして、分かりやすく紹介している、という内容。

面白かった。まぁ14歳向けだから読みやすいし、twitterでも知られているけど豊崎社長のユーモアのセンスは素晴らしい。それに、この本、お風呂の中で読んでも大丈夫な比較的しっかりした装丁なのも良し(笑)

しかし私ってホントに本読んどらんなぁ。いわゆる世界的名著も読んでないものがほとんど。子供の頃は「勉強しなさい」と親に言われすぎて、ホントに勉強が嫌いだったし、読書も嫌いだった。大学に行って、勉強嫌い&バイトもしないで暇ありすぎ…で、ちょっと本を読むようになった。で、しかも大学2年からイギリスお宅になり英国文学ばかり読むようになった。ブロンテとか大好きで「嵐が丘」にも行ったほど。ブロンテ姉妹の弟(兄だっけ?)がよく飲んでたというパブの上にあるB&Bで新年を迎えたこともあったっけ。

でも社長によれば固い名著でも最近の新訳ものは、かなり読みやすくなり内容や印象が抜群に良いらしい。確かに私が子供のころの海外文学は文体も謎のものが多かった。たぶん正しい訳みたいなのにこだわるあまり文章のテンポの良さとか楽しさみたいなのが排除されていたのかも。社長のいうとおり、翻訳ものですでに広く流通されているものがあっても、多少時代にあわせてupdateされてしかるべき、だと。まったく同感。

それにしても社長の本にたいする愛情には感動だ。ついつい熱心に薦められると読みたくなる。音楽もそうだけど愛情をもって書かれたレビューは本当に人を惹き付ける。そして固有名詞がまったく分からなくても読むだけで面白い。

ってなわけで、とりあえずこれだけは読もうと思ったものをメモ。新しい亀山訳の「カラマーゾフ」など。さっそくポチリ…



以前,社長がtwitterで勧めてらして読んだら、めっちゃ感動したもの。少年と犬の話に号泣。やばすぎるぜ!