しかしダニーはメアリーの息子である。ほんとに来ちゃったらどうしよ、と心の中ではビクビクしていた。いや、ダニーもコローナズも何も心配いらない。もう彼らはエレクトリック・ピクニックという大きなステージで演奏していたし、ジミーという素晴らしいマネージャーもいる。みんな素直な、とってもいい子たちだ。音も彼らのエンジニアのギャヴィンも腕がいいからまったく心配なかった。
…そんなことではなく心配なのは自分の事だった(笑)。きっと私はめちゃくちゃ舞い上がり、感動し、エモーショナルになっちゃうのでは?と自分で自分のことをすごく心配した。
でも来日してみたら、普通の、ホントに普通の来日だった。私はちゃんとダニーの事を一人のアーティストとして見ることが出来たと思う。そして普通にコローナズのスタッフとして仕事が出来たと思う。プロだったよ、私。そう、ここで親戚のおばさんしてたらダメなんだ。ダニーのためにも、自分のためにも。
取材もけっこうはいって、レコード会社もたくさん協力してくれて、ホントにホントにいい来日だった。レコード会社のAさんがお世辞かもしれないけど「こんなにいい子たちはホントに初めてです!」と言って感激してくださったのが、今でもすごく嬉しくて、よく覚えている。毎月いろんなアーティストが来日する大きなレコード会社なのに! ううう、ありがとう、Aさん。
一方でダニーはといえば、メアリーに「ヨーコはきっと泣くから」とさんざん言われていたようだが、へへっ、泣かなかったぜ。でもコンサートでこの曲をヨーコに、って言って歌ってくれた時は、かなりぐっと来たよ。ありがとう、ダニー。コローナズの曲の中でも私が一番好きな曲だ。「HEROES OR GHOSTS」
This is what we've got and nowhere we'd rather be....これが僕らが手にしているもので、他に行きたい場所などないんだ… ダニーのバンドを引っ張っていくにおいての不安な気持ちを素直に歌った曲だ。あぁ、なんていい曲なんだろ! そういや、あの時も毎日新聞さんが素晴らしい見出しを付けてくれた。「揺れる僕らを歌う」。いいよね! 立った八文字なのにコローナズの音楽をこんなにストレートに表現しちゃう…新聞の編集者ってすごいよ!!!
私は…私もうんと年下のダニーの歌詞にめちゃくちゃ共感する。私も分からない。いったい自分がヒーローなのか亡霊なのか。でもここ以外に居たい場所などないんだよ、ってね。
子供のころから分かってたよ。メアリーのあとをつぐのはきっとダニーだって。だって子供の頃からダニーが一番オープンでフレンドリーだったもの。人前で歌うって、人に心を開かないとやれない事だ。ダニーはきっと大成功するだろう。いや、別に成功しなくたっていいんだ。私は嬉しいんだ、ダニーがこんなに自分の信じる道を見つけられた、ってことが。そしてその道の途中で友達をたくさん見つけられたのが。
しかしダニーのことを父親でありメアリーの旦那であるジョーと話しいていて笑ったことがある。私がダニーってホントすごいね、私はでも子供のころからきっとダニーが歌うようになるだろう、って気づいてたよ、って言ったら、ジョーは「あいつホント好きなんだよなー」と、多少呆れたように返したのだ。そんな時、ジョーの父親としての素顔が見えたようで、ちょっと可笑しかった。
インタビューで「お母さんはあなたが歌うことについて応援してくれましたか?」と聞かれたダニーは、迷うことなく「いや、僕の両親は僕がどんな職業についたとしても応援してくれたと思う」と答えていた。なんかそれ聞いたら,私もグッと来た。そうなんだよね。ホント羨ましい! 素敵な親子関係だと思う。
そしてこれは2枚目のアルバムでアイルランドの音楽賞でもっとも権威のあるMETEORアワードを取ったところ。い、いかん…これ見るとまた涙でちゃうよ! でも、もう100回くらい見た! そしてもう何度でもみたい。感動的な映像!
U2とかスノーパトロールとか強豪がノミネートされているのに、コローナズが取ったんだよね。嬉しい,嬉しい、ホントに嬉しい。
それにしても親子2代続けて仕事が出来るなんて、ホントに私はラッキーだったと思う。これってよく考えると、すごい事だよね。信頼されてる証拠だもの。長くやってる証拠だもの。この来日を実現してくれたアイルランド政府観光庁さん、ビクター・エンタテイメントさん、そしてINJさんには本当に感謝したい。しかし良く呼べたよね…ホント。タイミングが良かったとしか思えない。今じゃ、まぁ、ものすごく売れちゃって、人気の桁が違っちゃったから、もう日本に呼ぶのは難しいだろうけど。でも、またライブが見たいなぁ、コローナズ。
ちなみに今回のメアリーの来日にはダニーではなく末娘のローシンがバックコーラスとして一緒にやってきます。ローシンはまだファーストを出したばかりで、まだまだだけどホントに彼女も頑張っている。
こちらはなんとポール・ブレイディのセッション・シリーズでのローシン。御大をバックにやるなぁ! ローシン。
でもって今回来日のメインは母ちゃんの方です(笑)メアリー・ブラック再来日決定。5月19、20日。コットンクラブにて。詳細はこちら。
…そんなことではなく心配なのは自分の事だった(笑)。きっと私はめちゃくちゃ舞い上がり、感動し、エモーショナルになっちゃうのでは?と自分で自分のことをすごく心配した。
でも来日してみたら、普通の、ホントに普通の来日だった。私はちゃんとダニーの事を一人のアーティストとして見ることが出来たと思う。そして普通にコローナズのスタッフとして仕事が出来たと思う。プロだったよ、私。そう、ここで親戚のおばさんしてたらダメなんだ。ダニーのためにも、自分のためにも。
取材もけっこうはいって、レコード会社もたくさん協力してくれて、ホントにホントにいい来日だった。レコード会社のAさんがお世辞かもしれないけど「こんなにいい子たちはホントに初めてです!」と言って感激してくださったのが、今でもすごく嬉しくて、よく覚えている。毎月いろんなアーティストが来日する大きなレコード会社なのに! ううう、ありがとう、Aさん。
一方でダニーはといえば、メアリーに「ヨーコはきっと泣くから」とさんざん言われていたようだが、へへっ、泣かなかったぜ。でもコンサートでこの曲をヨーコに、って言って歌ってくれた時は、かなりぐっと来たよ。ありがとう、ダニー。コローナズの曲の中でも私が一番好きな曲だ。「HEROES OR GHOSTS」
This is what we've got and nowhere we'd rather be....これが僕らが手にしているもので、他に行きたい場所などないんだ… ダニーのバンドを引っ張っていくにおいての不安な気持ちを素直に歌った曲だ。あぁ、なんていい曲なんだろ! そういや、あの時も毎日新聞さんが素晴らしい見出しを付けてくれた。「揺れる僕らを歌う」。いいよね! 立った八文字なのにコローナズの音楽をこんなにストレートに表現しちゃう…新聞の編集者ってすごいよ!!!
私は…私もうんと年下のダニーの歌詞にめちゃくちゃ共感する。私も分からない。いったい自分がヒーローなのか亡霊なのか。でもここ以外に居たい場所などないんだよ、ってね。
子供のころから分かってたよ。メアリーのあとをつぐのはきっとダニーだって。だって子供の頃からダニーが一番オープンでフレンドリーだったもの。人前で歌うって、人に心を開かないとやれない事だ。ダニーはきっと大成功するだろう。いや、別に成功しなくたっていいんだ。私は嬉しいんだ、ダニーがこんなに自分の信じる道を見つけられた、ってことが。そしてその道の途中で友達をたくさん見つけられたのが。
しかしダニーのことを父親でありメアリーの旦那であるジョーと話しいていて笑ったことがある。私がダニーってホントすごいね、私はでも子供のころからきっとダニーが歌うようになるだろう、って気づいてたよ、って言ったら、ジョーは「あいつホント好きなんだよなー」と、多少呆れたように返したのだ。そんな時、ジョーの父親としての素顔が見えたようで、ちょっと可笑しかった。
インタビューで「お母さんはあなたが歌うことについて応援してくれましたか?」と聞かれたダニーは、迷うことなく「いや、僕の両親は僕がどんな職業についたとしても応援してくれたと思う」と答えていた。なんかそれ聞いたら,私もグッと来た。そうなんだよね。ホント羨ましい! 素敵な親子関係だと思う。
そしてこれは2枚目のアルバムでアイルランドの音楽賞でもっとも権威のあるMETEORアワードを取ったところ。い、いかん…これ見るとまた涙でちゃうよ! でも、もう100回くらい見た! そしてもう何度でもみたい。感動的な映像!
U2とかスノーパトロールとか強豪がノミネートされているのに、コローナズが取ったんだよね。嬉しい,嬉しい、ホントに嬉しい。
それにしても親子2代続けて仕事が出来るなんて、ホントに私はラッキーだったと思う。これってよく考えると、すごい事だよね。信頼されてる証拠だもの。長くやってる証拠だもの。この来日を実現してくれたアイルランド政府観光庁さん、ビクター・エンタテイメントさん、そしてINJさんには本当に感謝したい。しかし良く呼べたよね…ホント。タイミングが良かったとしか思えない。今じゃ、まぁ、ものすごく売れちゃって、人気の桁が違っちゃったから、もう日本に呼ぶのは難しいだろうけど。でも、またライブが見たいなぁ、コローナズ。
ちなみに今回のメアリーの来日にはダニーではなく末娘のローシンがバックコーラスとして一緒にやってきます。ローシンはまだファーストを出したばかりで、まだまだだけどホントに彼女も頑張っている。
こちらはなんとポール・ブレイディのセッション・シリーズでのローシン。御大をバックにやるなぁ! ローシン。
でもって今回来日のメインは母ちゃんの方です(笑)メアリー・ブラック再来日決定。5月19、20日。コットンクラブにて。詳細はこちら。