負のオーラはジワジワと人生をむしばむ

最近、この漫画がネット上で話題になっているみたいだ。家族愛とかいろいろ思うこともあるが、一番最初に私がひっかかったのは冒頭の部分。そうなんだ、生きる意味を見失うと人間は食べる気力もなくなり、そのことがジワジワと健康を蝕み、そうやって死ぬ人ってやっぱりいるんだ、と思った。ゆるやかな自殺、とでも言っていいのかもしれない。生きたくても生きたい人が、この世の中にいっぱいいるというのに!と怒る事も簡単だが、反対に思う。でも死ぬ事もそんな風にとても簡単なんだ、と。

生きる気力さえなくせば、それだけで人は簡単に死ねる。実は大学の同級生が数年前になくなったことがあった。彼女の亡くなり方も非常に不自然で、おそらくそんな風に亡くなったんじゃないか、と思っている。この世の中は素敵なところだと思っていなければ、そうやって「死」は普通の健康な人の側にもすぐやってくるのだ。

最近は、中東情勢に加えてマレーシア機など、悪いニュースがほんとうに多い。ただでさえ状況は最悪に悪いのに、音楽業界でミーティングすると、ホントに後ろ向きなことばかり言う人が多い。ネガティブなことを言って何か解決されるのなら良いが、そんなこと言ってどうなるんだろうと思う。つべこべ言わず、まずは行動しないとだめだ。せめて自分だけはプラスの空気でいないとな、といつも思うのだが、それもなかなか難しい。

人の悪口を言うと、それが自分にふりかかるというが、それは本当だと思う。言葉というのは力があって、それが人のことだったとしても、どんどん悪い言葉を使った自分の方に侵食していくる。悪いことばかり話していると、それがすべて自分に振り返ってくるのだ。

そして、それはジワジワと気付かないうちに、健康で元気な人の生活をも浸食してしまう。

……というのを山口洋の日記をみて思った。ヤツは熱を出してふせっているらしい。珍しい。でもホントだよ。自分が健康で元気なときならネガティブオーラも受け止められるけど、ちょっと元気がなかったり仕事がうまくいかなかったりすると、ホントに辛い。

そうそう、大学の先生が卒業のとき、贈る言葉として私たちに話してくれたことがあって「世の中に出ると、悪い妄想に捕われてしまう事がたくさんある。たとえば病気をしたらこの病気は一生なおらないんじゃないか、とか…。そういう妄想に捕われてはいけない。これは単なる妄想なんだ、と自分で分かる事が大事だ」と。私は大学生のとき、ほとんど授業にも出ずあまりいい生徒ではなかったけど、それは今でもちゃんと覚えている。

でもそういう健康な精神を持つには、まずは身体の健康。健康が大事だよな…と。健康でなければ、負のオーラに負けてしまうよ。

ってなかんじで気分がおちこむときはこういう元気な音楽を聞くといいよ。これは絶対に元気になれる。ちょっとドキュメンタリー風のクリップで、音楽は2分25秒くらいから…



ローゲルのギターってなんでこんなにオリジナルなんだろう! すごいよね。なんでこんな風に弾けるんだろ、っていつも思う。相手はブラジルの人らしいんだけど、こんな風にバッキングしてもらったら、ほんと気持ちいいと思う。このドライヴする感じがホントに元気オーラだよ。そして、まぁ、ニコニコと…ローゲルはいっつもいい雰囲気だよねー。怖い時は怖いけど(笑)でもステージでニコニコしてないローゲルを見たことがない。ヴェーセンの演奏を見た人によく言われる。演奏しているとよくみんなで視線をあわせてニコニコしてるから、「皆さんホントに仲良しですねー」って。ホント、仲がいいのがよくわかる。プラスのオーラ大事だよ、プラスのオーラ(笑)

ってなわけで、ヴェーセンのチケット、販売しています。東京ですが、席はたくさん出すつもりです。そして今ならまだまだduoの柱の前の席が取れますよー 皆さんお早めに。JPPと一緒の貴重な公演です。詳細はここ