見た。やっと見た。ダブリンで見た。すごく見たかったんだ、この映画。すでに7月には世界的に公開されているが日本では9月まで見れない。「猿の惑星 新世紀」
今、出張中でiPadで書いてるから、うまくトレイラーのリンクが貼れない。後でこのブログも帰国してデスクに座ったらきちんと整えますが…とにかく今は素早く感想をアップします。期待を裏切らない傑作です。「創世記」が好きだった人は、これはその倍好きになるよ!
(今日帰国したのでリンクを貼ります。これです!)
まず、もう徹底してるのがシーザーのかっこよさ!! 何てかっこいいんだろう!!! それがもう徹底的に描かれている。前作はもう私は夢中になって映画館で4回見たのだが、見るたびにストーリーは陳腐だな、と思いつつもシーザーのかっこよさにやられっぱなしであった。
これはヒーロー映画だ。ヒーローがカッコよければそれでもう大正解なのだ。二時間以上あったのだけど、あっという間に終わってしまった。
物語は単純…と入ってもかなり社会的なメッセージも込められているが、言いたいことは対したことはない。人間はバカだという事だ。集団は正しい結論を見いだせないということだ。リーダーは孤独だということだ。ちょっとした刺激で、簡単に戦争へと突入してしまう、ということだ。
前作から10年。シーザーをはじめとする猿たちは、山奥に平和なコミュニティを作り上げていた。一方サンフランシスコはすっかり廃墟と化したが、それでも生き残った人間たちは居住区を作り、そこで暮らしていた。なんとか世界中に生き残こる人間を集結させたくてもコミュニケーションを取るための電気がない。電気を作るために山の中にある元水力発電所の施設に技術者たちを送り込む。そこで猿と人間が久しぶりに接触。電気を得るためには発電所が必要で、そこには猿たちが住んでいるから、その場所を奪うために戦うべきか否か。平和に共存して行こうというリーダー、しかしそれに反旗を翻す悪い奴、何も考えず強い方にひたすら流される大衆…など、もう人間の戦争と同じだ。そのうち人間の戦争みたいに複雑に、ドロドロになって来てしまう。
シーザーのリーダーとしての苦悩や悩み、シーザーのかっこよさ、シーザーの強さ、シーザーの優しさ、シーザーのインテリジェンス、息子との確執…。アクションシーンも、もう最高に最高にかっこいいのである。何度「かっこいい!!」と日本語でため息をついたことか……人間はもうバカでダメダメだ。オレは猿の方が抜群にいいと思う!
最後はもちろん次作への期待も匂わせる終わり方で、もう大興奮! この後ミーティングをした取引先に熱くシーザーの魅力を語り、嫌がられたのでした。って言うか、帰国前にもう一回みれないかなー。あぁ、何度でも見たい! それはこの作品がヒーロー映画だからだ。
それにしても製作陣、よくやった。製作チームに迷いがない。シーザーをカッコ良く見せることに集中している。そこが大事なのだ。これ以上のヒーロー映画はない。最高にかっこいい!!! シーザー!!!