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2015年1月28日水曜日

すごいぞ、リヴァプール・フィル「春の祭典」はじめて生で聴いた!!

今日は実はサントリーホールに行ってきた。実はKanのジムがロイヤル・リヴァプール・フィルで来日していたから。久々にクラシックのコンサート。前にクラシックに行ったのはN響のシベリウスで、多分1〜2年くらいたってるように思う。遥か昔。

でもなんと私はウィーンフィルもベルリンフィルも、ボリショイバレエもキエフもみんな観てるくらいのクラシック通なんですよ。(ただしチケット代はすべて親持ち。中〜高校生の時です)

N響は安い席が1,500円くらいで買えちゃうんだけど、今回はさすがにチケット高かった! ジムが手配してくれたんだけど、なにせステージ上90名という大所帯で末端の出演者に招待枠なんてない。でも世間じゃすでにとっくにソールドアウトになっているというプレミア・チケット。思わず「行く!」って返事しちゃった。2万円強したけど… ま、いいか。今日誕生日だったし、自分。自分への誕生日プレゼントだ。

でも何で行くことを決断したか、というと、一番の理由はプログラムが「春の祭典」だったから。実は大好きなんだよねー この曲! キリスト教以前の原始宗教みたいな感じも好きだし、ホントにかっこいいんだもの。

それにしてもクラシックってすごい世界だと思う。いまいち理解できないのは、すごく崇高な汚れのないピュアなものが要求されている世界のはずなのに、よくわからないタレントみたいな演奏家がいっぱいて、そういった人までもが、このサントリーホールやオーチャードみたいな名門ホールで演奏すること。時々、私もアイルランド音楽とかプロモーションしてて、ニューエイジ的な「おケルト」ものに出会うとイラっとするが、その比じゃないだろうなー。この世界。

そういや話はそれるが先日、アメリカの気の良いインディーロックのアーティストが来日してコンサートに行き、それはすごく良かったんだけど普段私が好きなジャンルからはほど遠く、その彼が1曲アイリッシュだかスコットランドだかの伝統歌をステージで歌ったんで、「これ野崎さん好きじゃないですか?」とか一緒に行った友達に言われたんだけど、「うーん、いやー 逆に私、このテのトラッド関係は3,000種類くらい聞いているんで、逆にダメなんだよ、本物じゃないやつ」と言ったら友達、納得してたけど(笑)

まぁ、3,000種類は大げさだけど、マジでブリテン諸島周りのフォークソングなら200バンドくらい自分は聞いているわけで、そうなると微妙に近いけど本物じゃない奴には敏感に反応しちゃうんだよね。っていうか、うるさすぎるよ、自分!!(笑) 別にその人が好きで歌ってるんだから、いいのにさ…!! そう、いいんですよ、音楽はリスナーの中で生まれるものなんだから。サザンが好きな人もいれば、エグザイルが好きな人もいる。それでいいの。

あ、話がそれた。まぁ、そういう風に思う私だからして、クラシックファンの気持ちとか、コンサートに来て感想を語ったり、ひいてはそれを評論したり書いたりするプロの方もいるという、この世界に興味津々なのであった。例えば、こういうクラスのこういうコンサートに来ても、あれこれ批判や意見を言うってどんな気持ちだろう、とちょっとその道ものぞいてみたくなった。そうね、「春の祭典」1曲だけにしぼったら、今から勉強してもなにか言う事が言えるくらいのレベルになれるかな?(>>絶対に無理だって)

でも自分の周りを観てもこの高額チケットを買える客層ということで、なんかウチの公演とはだいぶ様子が違うのであった。足の悪いおじいちゃんが奥さんにドヤされながらも必死で会場入りし熱心に観ているのを見ると、同じ興行を打つものとして、とても羨ましくなる。

プログラムはストラヴィンスキーの「火の鳥」そして辻井伸行さんを迎えてプロコフィエフ。そして最後が「春の祭典 Rite of spring」

ジムが「Rite of Spring、大好きな曲の1つなんだけど、音がすごいんだよね。実際ウルさいくらい」と言ってたの、分かった気がした。オーケストラ観に行って「うるせーーーっっ(喜)」って思ったの初めてかも。もうハードロック? いいや様式美もあるからヘヴィメタル?か?? 総勢90名のオーケストラなんだけど、ジムによるとこれも小さいヴァージョンで、ホントはベースだけでも10人とか、そういう規模で演奏する曲なんだってさ。すげーーーっっっ!

あともちろん辻井伸行さんのピアノも最高に素晴らしかった。なんというか音楽の神様に愛されている人だと思ったね。お辞儀をする様子がチャーミングで、ぐっと来た。目が見えない彼にとって音楽とはなんだろう。すごいなぁ、すごいなぁ!!

「オルフェウスの窓」愛読者の私にとってクラシックは崇高で気高い、神様の音楽のイメージだよ。そういや、あの漫画でイザークが酒場で弾いてた曲。あれが伝統音楽の位置だよね。そこにいったん手を染めると、クラシック弾く時にノイズが入っちゃうんだ。イザークもそうだったもの(笑)だから息子はクラシックだけのピュアな王道を行かせるために他のピアニストのところに弟子入りさせる。イザークは息子を神様に上げるんだ、と言っていた。そんな崇高な世界。クラシックの世界をかいま見た今日。良かった。そして、その中でも「春の祭典」はロック的な立ち位置の曲なんだと思う。

で、なんといっても「春の祭典」といったらダンス。このオリジナルのニジンスキーのダンスが大好きなんだ。





いつか生で見てみたいな。

世間的に一番有名な奴?は、これだよね。モーリス・ベジャール版。


ピナ・バウシュ版


こんなのも見つけた。プレルジョカージュ振り付け。日本人のダンサー、白井渚さんが踊る。ものすごい過激な演出。


こんな風にいろんな振り付け師をインスパイヤしてやまないわけですよ、この曲は!

それにしてもクラシックのコンサートってすごいわ。オケの一体感がすごいよね。感動しちゃった。そしてスポンサーが付いているのにこのチケットの値段、ってホントすごいよなぁ…。まぁ、これが普通なんだろうけど。いろいろ勉強になった。

あ、あと曲の途中で弦切って、後ろの人に楽器を渡す奴。生では初めてみた! さすがストラヴィンスキー。ロックだわ。

PS
すみません、クラシック専門家じゃないんで、間違ってたこと書いてたら指摘してくださいー