先日友達の家で、友達と飲んでいていいなぁ、と思ったこと。Facebookで政治的な発言をすることに躊躇している、でもしなくちゃ、って友達が話をしていた事。「だって私のような者でも、こんな風に思うってのを言わないといけないと思うんだ」みたいな言い方を彼女はしていた。
「私のような…」って事ないよ、と思った。彼女は飲んでいて楽しくて、本当の意味でインテリで、人の事を思いやれて、一緒に飲んでいてとても気持ちの良い相手だ。えらいよね。でも分かるよ、彼女の気持ち。
私も最近のニュースを思うに付け、ホントにフラストレーションがたまるとイライラすることが多い。私もこのブログとか、SNSとかいろんなところであれこれ自分の気持ちを発信したいのだが、基本ここはMUSIC PLANTの場だから、ある程度考えなくてはいけない。でもMUSIC PLANTって私そのものでもあるわけだし… あれこれとサジ加減を自分で考えたりする。
こことプライベートをまったく分けてしまうのも一つの方法なのだが、ただでさえ小さな事業。それに、今や、全メディア、何でもパーソナルに表現しなければ伝わらない、という現状もある。情報だけ羅列していては、ウチみたいな音楽は絶対に届けられないからだ。それに自分の生活をレイヤーに分けてしまうことも、私の性格上、不可能だ。実際の私の生活もプライベートと仕事に境界線はまったくない。
それはさておき、例えばそれが一般には公開していないFBアカウントみたいなまったくの個人的な場であっても社会的な発言については、自分が人並みに勉強し、ある程度のことを知っているという自信があるイシューに限ろうとは思っている。ちなみにそれは「原発」と「死刑」。これは福島の事故の前からずーっと言ってきた事だ。そして日本人のいけないところは「自分で考えて自ら行動しないこと」だ、というのは言い続けたいと思っている。選挙に行かないんだから、そもそもしょうがないよね。そして原発と死刑はなくさないといけない、と言い続けたい。が、どちらもおそらく私が死ぬ前になくならないだろうなぁ、と思っている。
正直日本については諦めている事の方が大きい。諦めてなかったら、結婚はともかく子供は作っても良かったかなーと、今でも思ったりもするんだが。社会福祉がバッチリ充実している北欧の国とか、正義のために頑張る熱血アイルランドなんかを見ていると思う、そもそも日本は人口が多いのがダメなんじゃないか、って。
学生時代に憧れた洋楽の世界。60年代や70年代に「プロテスト!」と言って頑張っていたミュージシャンに対して、かっこいいなぁ、とボンヤリ憧れていだが、実際に自分の目の前にこれほどまでに多くの社会問題が突きつけられて、何も言えない自分に腹がたつ。
911の時だって、ウチのミュージシャンも誰も何も言わなかった。でも、まぁ分かるよ。アメリカはアイリッシュにとって一番大きなマーケットだからね。だから誰も何も言わない。何も言えない。…とがっかりしていたところに、はっきりとこんな歌を歌ったのは彼女だけだった。絶望の中に響く音楽。
I don't care who started it, I just wanna hear you play,
I just wanna see you smiling in the glory of the day.
Israel give him his ball back, stop pulling his hair,
Palestine, my love, I know it isn't fair.
I don't care who started it, just stop all the noise,
I can see you're two very overtired little boys.
Palestine I saw you kick him, Israel sit still,
Let us get some peace now if you will.
I don't care who started it, must I tell you again,
Put aside your anger, all your sorrow and all your pain,
Throw away your struggle, clear the mess up from the floor,
Don't wanna hear you squabbling anymore.
I don't care who started it, just try and get along,
Every time I come round here there's always something wrong.
One day in the future this won't mean a thing,
One day in the future as brothers you'll sing.
I don't care who started it, I just wanna hear you play,
I just wanna see you smiling in the glory of the day.
- Two Brothers written by Pete Morton
(このCDはここで買えます)
「私のような…」って事ないよ、と思った。彼女は飲んでいて楽しくて、本当の意味でインテリで、人の事を思いやれて、一緒に飲んでいてとても気持ちの良い相手だ。えらいよね。でも分かるよ、彼女の気持ち。
私も最近のニュースを思うに付け、ホントにフラストレーションがたまるとイライラすることが多い。私もこのブログとか、SNSとかいろんなところであれこれ自分の気持ちを発信したいのだが、基本ここはMUSIC PLANTの場だから、ある程度考えなくてはいけない。でもMUSIC PLANTって私そのものでもあるわけだし… あれこれとサジ加減を自分で考えたりする。
こことプライベートをまったく分けてしまうのも一つの方法なのだが、ただでさえ小さな事業。それに、今や、全メディア、何でもパーソナルに表現しなければ伝わらない、という現状もある。情報だけ羅列していては、ウチみたいな音楽は絶対に届けられないからだ。それに自分の生活をレイヤーに分けてしまうことも、私の性格上、不可能だ。実際の私の生活もプライベートと仕事に境界線はまったくない。
それはさておき、例えばそれが一般には公開していないFBアカウントみたいなまったくの個人的な場であっても社会的な発言については、自分が人並みに勉強し、ある程度のことを知っているという自信があるイシューに限ろうとは思っている。ちなみにそれは「原発」と「死刑」。これは福島の事故の前からずーっと言ってきた事だ。そして日本人のいけないところは「自分で考えて自ら行動しないこと」だ、というのは言い続けたいと思っている。選挙に行かないんだから、そもそもしょうがないよね。そして原発と死刑はなくさないといけない、と言い続けたい。が、どちらもおそらく私が死ぬ前になくならないだろうなぁ、と思っている。
正直日本については諦めている事の方が大きい。諦めてなかったら、結婚はともかく子供は作っても良かったかなーと、今でも思ったりもするんだが。社会福祉がバッチリ充実している北欧の国とか、正義のために頑張る熱血アイルランドなんかを見ていると思う、そもそも日本は人口が多いのがダメなんじゃないか、って。
911の時だって、ウチのミュージシャンも誰も何も言わなかった。でも、まぁ分かるよ。アメリカはアイリッシュにとって一番大きなマーケットだからね。だから誰も何も言わない。何も言えない。…とがっかりしていたところに、はっきりとこんな歌を歌ったのは彼女だけだった。絶望の中に響く音楽。
I don't care who started it, I just wanna hear you play,
I just wanna see you smiling in the glory of the day.
Israel give him his ball back, stop pulling his hair,
Palestine, my love, I know it isn't fair.
I don't care who started it, just stop all the noise,
I can see you're two very overtired little boys.
Palestine I saw you kick him, Israel sit still,
Let us get some peace now if you will.
I don't care who started it, must I tell you again,
Put aside your anger, all your sorrow and all your pain,
Throw away your struggle, clear the mess up from the floor,
Don't wanna hear you squabbling anymore.
I don't care who started it, just try and get along,
Every time I come round here there's always something wrong.
One day in the future this won't mean a thing,
One day in the future as brothers you'll sing.
I don't care who started it, I just wanna hear you play,
I just wanna see you smiling in the glory of the day.
- Two Brothers written by Pete Morton
(このCDはここで買えます)