1、2もあわせてお読みください。
M(DJ)「プランクシティはどのくらい成功していたんですか? もちろん私たちから見たら大成功していたわけだけど… あなたたちは自分で自分たちの成功に気付いていましたか?」
A(アンディ)「僕らがどのくらい成功していたか、って? 成功なんかなかった。最初のうちは調子が良かったかもしれない。でもそれは長続きしなかった。18ケ月も続いてなかったと思う」
P(ポール)「僕が感じたのはこうだ。僕が加入する前に君たちはアイルランドで大きな成功を手に入れた。これは疑いの余地がない。僕が入ったころは、しかしアイルランドよりもヨーロッパを多くツアーしていた」
M「どうして解散しちゃったんでしょうね」
A「とにかく疲れたんだと思う。僕たちはとにかくずっとツアーしていた。あの白いツアー・ヴァンはいつでも扉の外に止まっていた」
P「バンドとしてのインフラが、まるでなってなかった。マネージャー、バジェット管理、とにかくすべてが混乱していた」
A「リアムが言ってたね。4人の人間が電車にのって窓から手を伸ばしてお金を集めているようなもんだった、って。電車はどんどん早くなる(笑)。ある日リアムがみんなをミーティングに集めた。ドニーブルックにある事務所だ。そこでリアムが“実はバンドを辞めようと思う”って言ったのさ。そしたらそのとたんみんな“オレも! オレも!”、“オレの方が先に辞めるって言ったよ!”と続いた(笑)。だから…みんなが同時にバンドを辞めたんだ! そして同時に誰も辞めなかった、とも言える。そしてこのバンドを葬るためにマリガンズ(パブ)に行ってみんなで飲んだ。で、幸運にもパブが閉まる前にバンドはリフォームしなかった、というわけさ!(笑)」
P「こんなジョークがある。フォーク・シンガーが宝くじにあたったらどうするか、って。彼はお金がすべてなくなるまでギグを続けるだろう、って(爆)」
A「だからこれは間違いなく皆の決断だったのさ」
P「狂気だ。狂気の時代だったね…。いや、確かにものすごく楽しかったよ。でもそれは狂気の沙汰だった」
M「でも二人はずっと仲良しでいつづけたんでしょ? 結局二人でデュオアルバムをつくるわけだから」
で、ついにこの名アルバムが出来る…というわけです。
ギター弾ける人は弾いてみたくなるだろうけど、この曲のタブ譜はここでゲットできます。私も友人宅で飲み会があるたびにこれを頭の8小節くらい何度も弾いていやがられています(笑)
タブ譜の全体が見たい人はポールのホームページのここへどうぞ。 © Paul Brady Home page |
ポール・ブレイディ来日公演
10月10日(土)東京丸の内コットンクラブ
10月11日(日)東京丸の内コットンクラブ
10月13日(火)京都 磔磔
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