これちょっと前に放送されたLATE LATES SHOW(RTE)でのインタビューだよね。で、この部分をYou Tubeにアップしている人がいたので、紹介します。名曲「Lakes of Ponchartrain」について。
「僕があの曲をはじめてきいたのは、クリスティ・ムーアのヴァージョンだ。70年代の初頭で彼がプランクシティにいた時かな。クリスティが辞めて、彼の後を引き継いだ時、この曲も人気だったので、じゃあ自分もためしてみるかなと思って歌いはじめた。自分のギターアレンジを考えて、そしてこの歌と恋に落ちたのさ」
「最初のソロ・アルバム『Welcome here kind stranger』を発売した時、この曲をレコーディングした」
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「ボブはハローと言い、お前がやっているLakes of Ponchartrainだが…と言った。ギターを出さないと説明できないな…(と、ここでギターを手に取る)」
「どうやって演奏してるんだ、と。で、まずギターを違う風にチューニングするんだよと説明した。彼のギターを手に取ってチューニングを整え、こうやってやるんだ、とやって見せたんだ」
「彼はoh yeah、とか言うから、じゃあやってみる?と言ってギターを渡した。で、弾いてみたんだけど上手く弾けなかったから、結局彼の指を取ってここだよとか言って説明するしかないんだけど、だけど彼はあのボブ・ディランなんだよ!(笑)」
「で、実際彼の指を取って、そうじゃない、ここだよ…とか言いながら説明したんだ。そうやって彼はLakes〜を学んだのさ。彼はあれからあの曲をライブで頻繁に演奏している」
「この歌は不思議な曲で、背景はものすごく複雑なんだ。この曲はアメリカの南部からやってきた。ちょうど19世紀の初頭、フランス、スペイン、英国、アメリカがカリブ海でごちゃごちゃしている時に出来た曲で、どこからやってきた歌なのかはっきりさせることは難しい。とても感動的な歌で、報われない愛の物語が、とても美しく描かれている」
では、ポールの歌をお聴きください。1977年の映像。
ボブの方はこんな感じ。
ポール、今も変わらず素敵なお声…
ちなみにこの曲、TAB譜がここにあるので、興味あってギター弾ける人は自分でもトライしてみるのがいいよ。
そしてこの曲を生で聞きたい人はもちろんコンサートにいらしてください。詳細はこちら。
『Welcome Here Kind Stranger』はこちらでも販売しております。
「永遠に瑞々しさを保ち、同時代を生き続けるアイリッシュ・トラディショナル・フォークの金字塔。生涯手元に置いておきたい、一撃必殺の名盤である」(松山晋也/ライナーノーツより)
ポール・ブレイディ、唯一のソロ・トラッド・アルバム。