さて2回目の今日はダーヴィッシュを紹介したいと思います。
ダーヴィッシュといえば、スライゴ。スライゴといえばダーヴィッシュというぐらい、スライゴに密着したバンドです。
こちらもアルタンと同じで、女性がフロントなんですよ。リーダーは、一応フルートのブライアンって事になってますが、かっこよく男性陣を率い、ステージを盛り上げ、打ち上げを盛り上げ、率先してビールをみんなについでまわるのは、もちろん明るく元気なキャシー姐さん! (とか言って、アイルランドはパイントグラスでビールを飲むので、ビールの話はウソです。盛っています。でもキャシーのイメージってそんな感じなのよ)
キャシーはヴォーカルとバウロンを演奏するんだけど、メアリー・ブラックが伝統歌を歌っているのを聞いて、“あぁ、あんな風に自由に伝統歌を歌っていいんだ”って思ったんだって。それで自分も伝統音楽を自信を持って歌いはじめることが出来た、ってインタビューで言ってた。
メアリーは確かにダブリンの街で育った生粋のダブリン娘。つまりアイルランドで言ったら都会っ子なんですよ。どちらかというと彼女のバックグラウンドはお母さんが歌っていたコーニーと呼ばれる(ちょっとダサめの)街の流行歌。ダブリンの街で、労働者やそのおかみさんたちが声を合わせてパブで歌っていたような歌で、どちらもアイリッシュ・ミュージックには違いないものの、生粋の、例えばゲール語で無伴奏で歌うような伝統音楽とはまったくの別物なんです。そんなメアリー・ブラックがデ・ダナンに加入し、伝統音楽を軽やかに歌いはじめたのを聞いて、キャシーは大変な勇気を貰った、と話していました。言われてみれば、確かにそれ以前の伝統音楽を歌う歌手って、アルタンのモレートもそうだけど、確固とした伝統がバックグラウンドにある人ばっかりだったかもしれない。
スライゴはドニゴールに続く伝統音楽の盛んな地域。イエーツの聖地でもありますね。アイルランドの北西部にあります。89年結成されたダーヴィッシュも、もう25年の活動歴になります。新しいバンドってイメージがありましたが…そうか、もう25年か。リーダーのブライアン・マクドノー(マンドリン、マンドーラ)を中心とした地元の敏腕メンバー。アコーディオン、フィドル、フルート、ブズーキが集まって結成されました。2002年が初来日で、2004年、2008年と来日してますが、こちらも今回の来日でなんと7年ぶりって事か! けっこう間があいちゃいましたな…
キャシーが歌うボブ・ディラン。いいですね〜
そして私が紹介しなければいけないダーヴィッシュの曲といえば絶対にこれ!「ジョセフィンのワルツ」
「ジョセフィンのワルツ」はTHE MUSIC PLANTの看板バンド、ヴェーセンの代表曲。ギターのローゲルが姪っ子のために書いた曲です。懐かしいなー この映像。彼らの初来日のプロモーション用によくこのクリップを使っていた。みんな、若い! 特にメロディの2ラウンド目(2分すぎ)からやってくるヴィオラのセンスが最高だから、良く聞いてみて!
そしてこの素晴らしい名曲をさらに進化させたのがダーヴィシュなんです。アイルランドの伝統歌「I courted a wee girl」とヴェーセンの名曲をくっつけた。そして単にくっつけたんじゃなくて、「I courted〜」の部分にも細部に「ジョセフィン」がブレンドされてるのがいいんだわ〜 とにかくそこここに「ジョセフィン」が聞こえる! そして2:44くらいから完全に「ジョセフィン」になるんですが、この流れが最高です。
この曲ケルクリではやってくれるかしら。ところでアコーディオンのシェーンに「この曲いいね」と言ったら、彼は私に「ヴェーセンが書いたんだよ。ヴェーセン知ってるか? 俺たちはすごい仲良しなんだ。何度も共演してる」とか言ってきたのがちょっと笑えた。「オレもすごい仲良しなんだ。ヴェーセンは9回来日させてる」って言い返そうと思って辞めた(爆)
しかしダーヴィッシュとヴェーセンは仲が良い。ヴェーセンがアイルランドの北西部で演奏をした時、ライブを観に行ったらキャシーとブライアンが観に来てた。みんなで打ち上げをして、パブでボヘミアン・ラプソディを楽しそうにハモってたのが懐かしい。その日の事はここに詳しく書いた。今、読んでも笑える。うぷぷぷぷ…
あ、そうそう、ヴェーセンがダーヴィシュのトム・モロウ(フィドル)のために書いた曲もあるんだ。これまた超かっこいい。これです。
ダーヴィッシュの来日の詳細はプランクトンさんのホームページを参照ください。
12/2 CAY セッション・パーティ
12/5 すみだトリフォニーホール ケルティック・クリスマス
12/3 ケルティック・クリスマス in 兵庫 兵庫県立芸術文化センター
12/6 山形 文翔館
ダーヴィッシュといえば、スライゴ。スライゴといえばダーヴィッシュというぐらい、スライゴに密着したバンドです。
こちらもアルタンと同じで、女性がフロントなんですよ。リーダーは、一応フルートのブライアンって事になってますが、かっこよく男性陣を率い、ステージを盛り上げ、打ち上げを盛り上げ、率先してビールをみんなについでまわるのは、もちろん明るく元気なキャシー姐さん! (とか言って、アイルランドはパイントグラスでビールを飲むので、ビールの話はウソです。盛っています。でもキャシーのイメージってそんな感じなのよ)
キャシーはヴォーカルとバウロンを演奏するんだけど、メアリー・ブラックが伝統歌を歌っているのを聞いて、“あぁ、あんな風に自由に伝統歌を歌っていいんだ”って思ったんだって。それで自分も伝統音楽を自信を持って歌いはじめることが出来た、ってインタビューで言ってた。
メアリーは確かにダブリンの街で育った生粋のダブリン娘。つまりアイルランドで言ったら都会っ子なんですよ。どちらかというと彼女のバックグラウンドはお母さんが歌っていたコーニーと呼ばれる(ちょっとダサめの)街の流行歌。ダブリンの街で、労働者やそのおかみさんたちが声を合わせてパブで歌っていたような歌で、どちらもアイリッシュ・ミュージックには違いないものの、生粋の、例えばゲール語で無伴奏で歌うような伝統音楽とはまったくの別物なんです。そんなメアリー・ブラックがデ・ダナンに加入し、伝統音楽を軽やかに歌いはじめたのを聞いて、キャシーは大変な勇気を貰った、と話していました。言われてみれば、確かにそれ以前の伝統音楽を歌う歌手って、アルタンのモレートもそうだけど、確固とした伝統がバックグラウンドにある人ばっかりだったかもしれない。
スライゴはドニゴールに続く伝統音楽の盛んな地域。イエーツの聖地でもありますね。アイルランドの北西部にあります。89年結成されたダーヴィッシュも、もう25年の活動歴になります。新しいバンドってイメージがありましたが…そうか、もう25年か。リーダーのブライアン・マクドノー(マンドリン、マンドーラ)を中心とした地元の敏腕メンバー。アコーディオン、フィドル、フルート、ブズーキが集まって結成されました。2002年が初来日で、2004年、2008年と来日してますが、こちらも今回の来日でなんと7年ぶりって事か! けっこう間があいちゃいましたな…
キャシーが歌うボブ・ディラン。いいですね〜
そして私が紹介しなければいけないダーヴィッシュの曲といえば絶対にこれ!「ジョセフィンのワルツ」
「ジョセフィンのワルツ」はTHE MUSIC PLANTの看板バンド、ヴェーセンの代表曲。ギターのローゲルが姪っ子のために書いた曲です。懐かしいなー この映像。彼らの初来日のプロモーション用によくこのクリップを使っていた。みんな、若い! 特にメロディの2ラウンド目(2分すぎ)からやってくるヴィオラのセンスが最高だから、良く聞いてみて!
そしてこの素晴らしい名曲をさらに進化させたのがダーヴィシュなんです。アイルランドの伝統歌「I courted a wee girl」とヴェーセンの名曲をくっつけた。そして単にくっつけたんじゃなくて、「I courted〜」の部分にも細部に「ジョセフィン」がブレンドされてるのがいいんだわ〜 とにかくそこここに「ジョセフィン」が聞こえる! そして2:44くらいから完全に「ジョセフィン」になるんですが、この流れが最高です。
この曲ケルクリではやってくれるかしら。ところでアコーディオンのシェーンに「この曲いいね」と言ったら、彼は私に「ヴェーセンが書いたんだよ。ヴェーセン知ってるか? 俺たちはすごい仲良しなんだ。何度も共演してる」とか言ってきたのがちょっと笑えた。「オレもすごい仲良しなんだ。ヴェーセンは9回来日させてる」って言い返そうと思って辞めた(爆)
しかしダーヴィッシュとヴェーセンは仲が良い。ヴェーセンがアイルランドの北西部で演奏をした時、ライブを観に行ったらキャシーとブライアンが観に来てた。みんなで打ち上げをして、パブでボヘミアン・ラプソディを楽しそうにハモってたのが懐かしい。その日の事はここに詳しく書いた。今、読んでも笑える。うぷぷぷぷ…
あ、そうそう、ヴェーセンがダーヴィシュのトム・モロウ(フィドル)のために書いた曲もあるんだ。これまた超かっこいい。これです。
ダーヴィッシュの来日の詳細はプランクトンさんのホームページを参照ください。
12/2 CAY セッション・パーティ
12/5 すみだトリフォニーホール ケルティック・クリスマス
12/3 ケルティック・クリスマス in 兵庫 兵庫県立芸術文化センター
12/6 山形 文翔館