ヤマザキマリ「スティーブ・ジョブズ」を読みました


友だちが貸してくれた。例のアイザックソンによるジョブズの伝記の漫画版。1〜4巻。うーん、これの元になった原作本、私、大好きなんだよね。だから映画もいまいちだったし…

 これも、とっても申し訳ないけど違うかな…

もうジョブズのイメージが完全に自分の中で出来上がっているから、映像だろうが画像だろうが具体的に他の人のイメージを見せられると「違う」と絶対に思ってしまう。貸してくれてた人も言ってたけど、これじゃジョブズがイヤな奴すぎるのではないか…!

しかし…私は漫画も好きだけど、やっぱり本は圧倒的だよな。文字を読むって作業は最高に良いと思う。今、また角幡唯介さんの「雪男」を再読してるんだけど、これなんかも漫画とか映画とかで見せられたら絶対に「違う」と感じるだろう。そのくらい好きな本は何度も読むし、イメージが自分の中でがっつりと定着してしまう。

あ、でもこれ書いてて気がついた。そうやって自分の思い込みみたいなものを固めて固めて作りあげるような性格だから、私はこうやってコンサート制作が出来るのかも。ある程度,思い込みが強くないと、完走できないイバラ道ではあるからなぁ!

でもあの分厚い上下巻にわかれたあの本を、スティーブのファン以外が読むとは思えないので、となると漫画になってより多くの人に読まれるのは良いことかもしれない。

が、ここで描かれているジョブズは、私の大好きなジョブズの印象とは、まったく違っている、ということは、何度でも書いておこう。うん、やっぱり違う。