キング・クリムゾン すごいな…


なんかすごかった。すごかったよー 

私なんぞはそれほどビックなファンでもなく… でもドラムのビル・リーフリン(THE MUSIC PLANTではマイナス5のメンバーとして2006年に一緒に仕事しているんです)に会いたかったから行ってきました。ソールドアウトの渋谷オーチャードホール。

ケンソーのマネージャーやってたから、よく間違われるんだけど、私は全然プログレのファンではありません。だからクリムゾンのCDは「宮殿」と「レッド」しか持っておらず、しかも「レッド」は数ヶ月前にNHK-FMの「プログレ三昧」でライターの美馬さんが強烈にプッシュしてらしたから無理矢理買った… というくらいの無知さなのであります。

が、実際コンサートに行ったら思い出した。そういや「ビギナーズガイド」の2枚組のCDも確かケンソーの清水さんだったか、誰かからプレゼントされてそれをしばらく結構聞いていたことを。ま、それでもレベルは一緒だな… だからなんやかんやとここに感想を書けるレベルじゃないのですが!

今回セットリストは結構有名曲で埋められているようなんです。でも私でも知ってるような有名曲たちは、ちょとなんだかシュールすぎて、実際ライブで聞いているという実感があまりしなかった。演奏がすごすぎなだけに、妙な感じがした。一方で、無条件で楽しめたのはまったく知らない曲たちでした。なんかすっごい良かった。とにかく現役感、半端ない! いいわーやっぱりいいわー

っていうか、今キング・クリムゾンはこの地球上で一番クリエイティブでイノベイティブなバンドなんじゃなかろうか。そこここにある再結成ブームのバンドとはまったく違うものがあるよね。

それにしても3ドラムで、彼らがフロント。しかもビルが真ん中。ビルって実際にあうと線の細い繊細な感じなのに、あのパワフルな演奏はどうしたこったい!!と思う。


チケットは気軽に行ける値段じゃないけど、是非コアなファンじゃない人でも行ってほしいと思う。っていうか、このツアー、他の国でも100ユーロとかしてるのだから、東京でこの値段で実現させたプロモーターさんの努力は素晴らしいと思う。このコンサートに学ぶところは非常に多いです。実は今日はケンソーの現マネージャーのH恵ちゃんと行ったのだけど、二人してめちゃくちゃ刺激を受け、ライブ制作意欲をかきたてられたのでした。ビールを飲みながら、仕事の話がつきなかった。

まだまだチケット入手できる公演はあるみたいなので、とにかく是非皆さん,かけつけてください。クリムゾンとか知らない人にこそ見てほしい。詳細はここ。 すごく短く感じたけど、時計を見たら2時間だったわ… すごいわ…ほんと。

PS
あ、ここまで書いて思い出したけど、20年以上前にクラナドで一緒に仕事したメル・コリンズも参加してたのよね! 結局、挨拶できなかったよ… クラナドも…あれは今思えば奇跡の来日だったよなぁ。メルの演奏もハンパなかったです。素晴らしかった。