ファーザー・ジャックが死んじゃったよ…Father Tedの名優さん、77歳でした

ファーザー・ジャックが死んじゃった! 大ショック。というか、ジャックを演じていた俳優さんのフランク・ケリーですが、享年77歳。50年以上つれそった奥様、7人の子供たち、17人の孫たちに囲まれての、安らかな死だったそうです。こちらが記事

ファーザー・ジャックは、アイルランドの名作シチュエーション・コメディの名作「ファーザー・テッド」のメイン・キャラクターの1人。もともとは偉い牧師さんだったのに、女性関係でスキャンダルを起こし、クラギー島に島流しになっているジャック。アルコール中毒で、アルコールが入ったものなら洗剤でも飲んでしまう。言葉も「酒! 女! フェック」しか言わない。そしていつもひどく汚れており、ジャックが座っているソファや、壁など、そのエリアもひどく汚れている。女好きなのに修道女をひどく恐れている。

「修道女だ、戻せ,戻せ!!!」



そしてLeap year(うるう年)には、正常に戻る。ただし一瞬だけど…



ファーザー・テッドについては、私はこんなブログもやっているので、ぜひのぞいてみて。

せっかくだから、その他、私の大好きなファーザー・ジャック名作選。

偉いお坊さんたちがやってくるということで、急遽ファーザー・ジャックに普段とは別の言葉「これは普遍的な問題だ」「イエス」の2つをを教えようとするテッド。いや〜、テッドもいいけど、これはフランク・ケリーの勝利だよね。ホント素晴らしい。



アメリカで仕事を得たテッド。クラギー島のみんなは自分たちも付いていけることを信じて疑わない。2分すぎからのみんなの演技が素晴らしい。「一緒に連れて行ってくれるんでしょ?」と聞くドゥーグルはまるで子犬のよう。大興奮のミセス・ドイルは少女のよう。ファーザー・ジャックはというと…素敵な紳士! でも、こっちが普段のフランク・ケリーなんだよね! そしてとっても素敵な歌声を披露。いや〜、名場面です。



このコメディで私はホントにいろんなんことを学ばせてもらった。言葉やユーモアのセンス、表現の仕方を学んだのはもちろん、このコメディの詳細や小さなエピソードをたくさん知っているというだけで、アイルランド人だったらすぐに誰とでも仲良しになれた。ホントにありがとう、ファーザー・ジャック。

ところでアイルランドのツアーガイド、ナオコさんのブログによると、テッドの撮影で使われた牧師館では、こんなサービスを今やっているらしい。行ってみたい! Father Tedの家でお茶を

それにしてもフランク・ケリーさん、ご冥福をお祈りいただします。ありがとう。たくさん、笑わせてもらった。