プログレ? それともトラッド? その3

再び「プログレ/トラッド」シリーズ。

忘れてたよ、この音楽の存在を。っていうか、もう何度もここで紹介しているから「プログレ/トラッド」シリーズであえて書くまでもない、とも思ったのだが、あえて書いておく。

リバーダンス。ちょっとマウロ・パガーニ入ってませんか? 特に4:30以降、ジーンが再登場するあたりから…



それにしても、今だにこの曲聞くと興奮する! 映像を見るとアヌーナが若い。まだ男性陣がスタートレックのベストを着ていない頃だ。カーテンみたいな衣装着てる! 笑える! でもってまるで宙を舞うようなジーンのソフトシューズのダンス。まるで羽根があるみたいだ…なんて素敵なんだ!! そしてマイケル・フラッタレー。跳躍が高い! このあと何十人というソリストたちが彼らの後に続くのだが、彼らほど踊れるダンサーは誰もいない。やっぱりこの2人あってのリバーダンスなのだ。この2人あっての…

この7分間で、アイリッシュ・ミュージックは大きく変わった。すごい7分間だ。今みてもゾクゾクする。そしてアイルランド自体も、このあとケルティック・タイガーという、国が始って以来の経済黄金時代を迎えて行く。その数年後、オレは東京でCDのディストリビューションを始め、THE MUSIC PLANTをスタートさせた。良い時代だったな(遠い目)。

下の映像はマリア姐さん(っていっても歳同じくらいなのよ、私たち)とマイケル・フラッタレー。スパニッシュとアイリッシュ。もう立ち姿が他のダンサーと違うよ,姐さんは! シルエットで出て来るところなんか、最高。ファイヤーーーっっっっ!! 

リバーダンスは、マリア姐さん、マイケル、ジーン。この3人あってのダンスショウだったよ。そして、この音楽!! ビル・ウィーランに音楽の神様が降りて来てたよね。このあとに出した映画のサントラとか、TVのテーマ曲とか、どれもまぁまぁだけど、結局リバーダンスを越えられてない。いやー すごい。



かっこいいーーーーーっっ。

でもリバーダンスの大元はこれだって知ってた? East Wind。リバーサンスの作曲者ビル・ウィーランも認めてる。このアイディアはアンディ・アーヴァインからもらいました、って。



すごいでしょ。これこそ真のプログレッシブ・ロックだよね。かっこいい。「East Wind」のCDはこちらでお買い求めいただけます。マルタ・セヴァスチャンとかも参加していて、全曲すべて素晴らしい。

このシリーズ個人的に気に入ってるんだ…。また思いついたら書く。プログレ/トラッド。リバーダンスのCDはアマゾンで。DVDとかも何種類も出てますけど、オリジナルキャストでゲットしましょう。