プログレ? それともトラッド?


イアン・アンダーソン先生が「人生を変えた10枚のアルバム」として、ヴァルティナを紹介していたことを受けて、私もプログレ・ファンにご紹介したいヨーロッパのトラッド・バンド、もしくはトラッド・ファンにお薦めしたいプログレ・バンドということで、紹介します〜。

マウロ・パガーニ プログレ度 ★★★★★
地中海!!! 今なら、プログレッシブ・ロックが変拍子でもこんなに自由に感じさせるのは、ダンスミュージック(伝統音楽)が根底に流れていると分かる。


フレアーク プログレ度 ★★★★★
このころのフレアークはホントに前衛的であり、かっこ良かったよね。みんなハンサム&美人だったしさー。


アラーマイルマン・ヴァサラット プログレ度 ★★★★
ウチのふざけたフィンランド・バンド。でもふざけたことを大真面目にやるとこんなに面白いっていう事。この曲は特にプログレっぽい。ヴァサラットは、ウチでやってるからワールドに分類されたり、CDがバルカン/ジプシーコーナーに入れられたりしてるけど、ホントはプログレだよね。音の成り立ちをよ〜く聞くと分かる。もっともこういう「叙情的でない」プログレは日本では受けないのだ。日本での人気はやっぱり「おもしろワールドミュージック」のファン層にアピールしているように思う。そういうやり方が、このバンドのリーダー、スタクラの頭のいいところだと思う。


ヴァルティナ プログレ度 ★★★
イアン・アンダーソンもお薦めよ。確かにプログレ的ではある。


ヴェーセン プログレ度 ★★ 
プログレッシブ・ロックが「自由で」「楽器が上手い」ことを言うのであれば、このバンドはその最高峰。この「何でもあり度」は驚異的! 楽器が上手いことは、こんなにも自由を人間に与えてくれる。ヴェーセンのCDはこちら


JPP プログレ度 ★★ 
この曲の複雑な展開を聞け! おっさんどもだが、最高にかっこいい。JPPのCDはこちら