アイルランド人,いいね。ケリー人、いいね。

またもやアイルランドで話題の映像… ケリーはアイルランドの中でももっとも濃ゆいと言われているエリアなんですが、45歳という若さでなくなった友人のためにパブのカウンターの上で、熱唱するケリーのオヤジの映像がすごい勢いでシェアされています。いいわ。これめっちゃアイルランド的。狂乱のパブの様子。

お友達は,農夫でジャー・フォーリーさんと言って、Cystic Fibrosisという病気と生涯戦ってきたのだそうです。日本語では、難しい感じで「のうほうせいせんいしょう」って言う。白人男性に多くみられる難しい病気で、だいたいは30代くらいで亡くなってしまうことが多いらしい。

45歳という年齢で若くして亡くなった友人を思い、ケリーのオヤジが群衆を率いて熱唱します。Kellersのこのヒット曲はローカルでとても人気がある曲で、町ではパブに集って毎年大晦日に大合唱するのが習慣なんだって。今日はオヤジの先導で亡くなったジャーのためにみんなで大合唱。なんだか泣ける。

別の友人からのコメント。「亡くなったジャーはホントにこの町を愛していたし、この町を彼を愛していた」「みんなのパッションが見えるだろ。すべてはジャーのために、みんな夢中で熱唱した」

私も死んだらこうやって送ってほしいなぁ!!! アイルランドではお通夜のことを「Wake」って言うんだけど、いい言葉だよね。その人ともう一緒にこの歌を歌えないことは寂しいけれど、その人はずっとあなたの側であなたを見守ってくれている。

ホントにアイルランド人っていいね。ケリー、また行きたくなっちゃったなぁ!



PS
こんなニュースも。パーキングチケットを見逃してくれた優しい管理人さん。「今度からは忘れないのよ」と… アイルランドって余裕があるっていうか、みんながみんな余裕があるわけじゃないのに町に優しさがあるよね。
Wexford girl Erin Tucker sent this into JOE, she was lucky that the soundest parking warden in Ireland checked her car. Dead on 
JOE.ieさんの投稿 2016年3月25日