「サウンド・オブ・レボリューション〜グリーンランドの夜明け」ちょっと見せ2



マリック(スミのリーダー/ソングライター)「元々のイヌイットの文化は西洋の哲学とは大きく異なるものなんだ」「西洋の社会は競争社会の上に発展していきている。が、我々イヌイットは分かち合うんだ。猟で取れたものは地域社会全体に配られる。みんなが物の分け前の一部を得ることができるんだ」

Saku Nelsen(スミのキーボード奏者)「突然我々はグリーンランド人とは何かということを力説しはじめた。グリーンランドを出て(進学のために)デンマークに行くことで、僕たちは自分たちの故郷で何が行われているか、よりはっきりと分かるようになったのさ」

Hans Fleischer(スミのドラマー)「そのことがマリックをインスパイアしたんだと思う。そして彼は素晴らしい歌詞を書くようになった」

スミの歌詞「言わせてくれ 僕らは目的もなく隔てられているのだと 1つの民族として 僕らは忘れている 僕らにはもう分からない 何がこの先横たわっているのか」
「僕らの気持ちはグルグルまわる 彼らには種をまくことはできない 彼らはどこにも相応しくない」

インタビュアー「将来何になりたい?」
男の子「お店の店員さん」
インタビュアー「漁師にはなりたくないの?」
男の子2「考えたこともないよ」
インタビュアー「将来何になりたい?」
男の子3「事務員」
インタビュアー「漁師にはなりたくない?」
男の子3「いいえ」
インタビュアー「魚工場で働いてみたい? どう?」
女の子1「分からないわ」
インタビュアー「何になりたい?」
女の子1「看護婦になりたいの」
インタビュアー「君は?」
女の子2「幼稚園で働きたいの」
インタビュアー「魚工場は?」
女の子2「嫌よ」

マリック「将来何になりたいとしても、まずは勉強のためにデンマークに行く必要があった。単なる事務員になりたかったとしても、デンマークに行かないと始らなかった」

マリック「ここ15年から20年のグリーンランドの発展は…家族は離ればなれ。多くの社会問題がおこり、デンマークには6,000人のグリーンランド人の若者が住んでいて、多くの学校や専門学校に配置されている」

インタビュアー「家族と離れて?」

マリック「そうだ、そしてほんとに彼らのうちの僅かしか高い水準に行くことが出来ない。その結果として、グリーンランドから若い世代がいなくなり、デンマークに住まわせられ、グリーンランドの社会をさらに分断する結果となっている」

ちなみにグリーンランドに大学が出来たのは1987年になってからなんですよね…
それにしても若いころのマリックって、ホントに素敵だと思いませんか♡♡♡ カリスマチックというか……歳取ってからも、瞳のピュアさが全然変らない。あぁ、ホントにぐっと来ちゃう。やばいわー やばいわー やばいわーホント。

すみません、以上は英語字幕からの私のつたない訳ですが、上映日当日は、字幕はちゃんとしたものが付きますので安心してください。

「サウンド・オブ・レボリューション〜グリーンランドの夜明け」の上映は、11月8日(火)東京、11月7日(月)札幌。ナヌークのアコースティックライブ付き。詳細はこちら。