おはなしノンフィクション「南極大陸のたんけん」を読みました

古書ほうろうさんにチラシを置いてもらいに行った時に見つけた探検本! 300円! from 岩崎書店。

なんて素敵な本。1ページだけ巻頭にカラーページが挿入してあるが(グラビアページってこと?/笑)、基本2色ずり。この時代ならではの微妙な判ずれもチャーミング。黄ばんだ紙やシミもいい感じ。1968年刊。

お話の内容はこの本が書かれた数年前に行われたイギリスの探検隊の話。だから1950年代。

普段夢中で私が読んでいる極地探検ノンフィクションは、100年前が多いので、50年たってすでにだいぶ内容が違う。乗り物も発達しているし飛行機の出現はやっぱり大きいよね。

それでも,この時点でも、まだ世界で南極大陸横断が実現してなかった。これはそれを実現したチームの物語。











写真も挿入される。といってもこの1枚だけかな… 写真ってDTPが出来るまでは印刷するの、すごくお金がかかるんだったよね、確か。

















中学生向けに書かれたものらしい。装丁がほんとに可愛い。ピンクの地に濃紺のインク…

















著者やイラストレーターさんの読者へのメッセージや住所まで書かれている。この時代の本作りなんてワクワクしただろうなぁ!!! そして中学生! 中学ごろに冒険とか極地とか知ってたら夢中になってしまってその後の人生が変わってしまいそうだ…
さすがにアマゾンのリンクはないだろ、と思ったら上がってた。ただし私が手に入れたものより10年あとのもので、かなり高い。