マイケル・フラッタレー 最低サイアク

現在アイルランドはこのニュースでもちきり。昔からイケすかない野郎だと思いつつも、ダンスはさすがに上手いし彼のダンスこそ90年代のケルトカルチャーブームを牽引していた…ということでそれなりに尊敬していたのだが。いやー、ここまで最低/金の亡者だとは思っていなかった。

マイケル・フラッタリーは『リバーダンス』の初代プリンシパルダンサー/振り付け師。ホントにマイケルなくしては『リバーダンス』は不可能だった。シカゴ生まれのアイリッシュ系でWikiによれば1秒間に35回タップできるとしてギネスに世界一の認定を受けている。

タップの数はどうだかしれないが、私は彼の姿勢のすっとした立ち姿と跳躍の柔らかさが素晴らしいとずっと思っていた。そのあとで彼以外の人間が『リバーダンス』のソリストを踊るのを見たが、この感じはやっぱりマイケル以外にはありえない。マイケルは『リバーダンス』を脱退した後も『Lord of the dance』などヒット作を発表している。

しかし2:40からの、この映像を見よ。この飛び出してくところなんか何度みてもゾクゾクする。結局彼は日本に来たことはあったのかしら。私がはじめて『リバーダンス』を見たのはロンドンのハマースミスだったのだが、この時はおそらくまだ彼がソリストだったと思う。何年かたって日本で初めて見た時は、もうマリア・パペス以外、メインのダンサーは抜けていたと記憶している。そのあと『Lord of the dance』も一度日本で見たと思うのだが、その時はどうだったんだっけ。

得てして背の低い男性は非常に上昇志向が強いというが、マイケルもジーンに比べるとちょっと背が足りないかな〜という感じだから、きっと大きな人ではないのだろうと想像する。そしてそれを克服するためにすごい量のダンスの練習をしてきたんじゃないかと、これまた勝手に想像する。



しかしなぁ… 正義感が取りえのアイリッシュが… これはいかんだろう。

ジーンのかろやかなダンスも見たくなった。ソフトシューズの時の彼女はまるで蝶のようだ。



しかしリバーダンス、曲がよすぎるよ、曲が!

こんな懐かしい音源も出してみたり…(これが『リバーダンス』の元ねたと言われているCD)まだここに在庫ありまっせ〜 ご希望の方は是非。超名盤です。


PS
で,こちらがそのステージの様子。悔しいが…ダンスはすごいな…。でもなんだか右翼みたい。