北区/足立区 連続放火事件など


恐いですが、これ、私が住んでいる地域のニュース。昨日も深夜に帰宅途中、おまわりさんがあちこちに。確かにこんなに風が強い日に放火されたら、たまったもんじゃない。

しかし都心に住む皆さんは知らないだろうが、このヘンはホントにゴーストタウンというか、お店があっても開いてるんだか閉まってるんだか、工場があっても稼働してるんだかしてないんだか…そういうゴーストタウン状態がひどいのだ。いわゆるちゃんとした「お店屋さん」がない。飲食店があっても、店内には古い新聞や雑誌が積まれていたり、働いている人の私物が散乱していたり、片付けていない人が多すぎる。店舗があいていても、野菜が段ボールのままつまれ奥におばあちゃんが座っているが、果たして商売が上手くいっているとはとても思えない? みんな持家のせいか、年金暮らしのせいなのか、商売っけがまったくなく、傾いた商売にも危機感がなく、のんびりとした日常がある。時々若い人があらわれて、この地で新しい商売をはじめることもあるのだけど、結局人が来ないせいか、それはそのまま衰退の道を辿る。一戸建ても多いけど、ゴミ屋敷みたいな家も多い。火を付けられたら、ひとたまりもないだろうな…という場所だらけなのだ。

私が住んでいる場所は、そんなゴーストタウンの一角を新しく開発しなおした足立区ウォーターフロントもしくは足立区お台場と呼ばれる地域。地震以来、古いところは恐いので、ここに引っ越してきて、もう6年くらいになる。荒川土手は広々としており、巨大地震が起きて津波に流されることはあっても、狭い中に押しつぶされたり火事に囲まれて避難できない…みたいなことは避けられそうなので、その方がいいかな…という判断でここに引っ越してきた。

が、ここを一歩でれば、駅に行く道はゴーストタウンなのだ。もちろん昔からやってる和菓子屋さんやラーメンの名店、卵焼き屋や鶏肉屋など…捨てがたい名店も時々存在するが、そんなのはホンの一部で、基本はやっぱりゴーストタウン。都内の西にしか行かない人がみたらびっくりすると思う。田舎と東京の格差もすごいが、東京都内の格差もものすごい。そしてウチの住んでいるエリアはこの地域の避難場所に指定されている。マンホールトイレなどの設備や広い公園もあり、おそらく何かあれば北区/足立区中の住民がここに押し寄せるのだろう。

しかしグリーンランドみたいなプリミティブな生活を目撃するにつけ、異常なまでに高度な文明をこの地震ばかりが起こる土地の上に築き上げ、ただでさえリスクの大きな海外アーティストの招聘なんて仕事をしている自分が恐くなる。ICE STATIONやってる間も地震が来たらどうしよう、と時々考えていた。震度5以上の地震が来たら,公演は中止にせざるをえないが、そういうことも「想定内」のことで準備しなくてはいけない。昨日も郵便局で海外送金やりにいったら、マイナンバーがないと送れない、と言われてしまった。そういうことや海外の異文化に対する理解が減ることも含め、どんどんこの仕事はやりにくくなる。
 
さて,皆さん今日も張り切って行きましょう! ICE STATION終えてのレポート、早く書かなくちゃと思っているのだけど、なんだかまだ自分の中で整理がついておらず…また事後処理やたまった仕事で妙に忙しく…でも今週中になんとか書きます。 グリーンランド編とアメリカ編に分けようかな。それか準備編と現場編とか…

本日この方の誕生日。フロントマンとしての見せ方は一番かっこよかったなー。リンダもかっこよすぎるよ。30代?とかいう発言をネットで見掛けたけど、いや、私と同じ歳ですからぁ〜(笑)