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2017年4月29日土曜日

極夜探検を終えた角幡唯介さんのトークショウに行ってきました!

この凍傷にやられた顔が恐すぎる角幡唯介さんの極夜探検、報告会がありました。

角幡さん、お帰りなさい!! お会いするのは八重洲のトークショウ以来でしょうか。しかしこの5月は角幡さんのトークショウがたくさん予定されているのに、自分のツアーで、もう当分行けない。6月以降も何か企画があることを期待します。

この先、当分行けないので、今日は私も参加してきましたよ〜。今回は書店ではなく文藝春秋社さんのホールにて100名ほどのファンが集まったのではないでしょうか…。角幡さんの撮った写真2枚がポストカードになって来場者全員に配られました。嬉しすぎる。

ここんとこ出張帰りでバタバタして、まだ業務が山積しているのと、ウチとしてはグリーンランド企画はもういったん終了したので、レポートは程々にしておきますが、いや〜 なんというか凄かったです。ご存知のとおりGPSも携帯も持たないで探検する角幡さんですが、ナビゲートの要である六分儀をなんと探検2日目にして早くに紛失。いや〜 頭から飛ばしてくれます。そしてブリザードの嵐を乗り越え、犬の食料を節約するため、ご自身のンコとドックフードを犬に与えつつ(そうなんですよ、北極は草1本はえてないんですから! ンコも貴重な資源なんです)、昨年セイウチに殺されそうになりながら必死でデポしたデポは白くまにやられ全滅。あてにしていた英国隊のデポまでもが壊滅的な状態。仕方なく方針を変えて極夜の北極で狩りにいどむもまったく成功せず、最後の方は相棒犬のウヤミリック君を殺すことまで考えたものの、なんとかその危機ものりこえ、無事に2人でシオラパルクの村へ戻ることが出来たのでした。

一番やばかったのはソリ2つのうち、1つずつをピストン輸送で運搬していたら、もう1つの防寒具とかテントとかが入った方のソリを見失ってしまい…。何度も同じ場所を探し求め彷徨い歩き、このまま見つからなかったら、マジで凍死という危機もあり…(あの時がもしかしたら一番やばかった、と角幡さん)

またある時はふと振り向いたら「あら、犬が2匹いる!」とびっくり。なんとそれは北極おおかみで、さっそく打ち殺して食べたそうなんですが、ウヤミリックは共食い意識が働いたのか最初はあまり食べなかったんだって…。ちなみに、角幡さんによると北極オオカミはすごく美味しかったそうですよ。

そうそう今回のレポートですが、なんと角幡さんにしては珍しく映像がたくさんあったのが良かったです。以前荻田さんがカメラに向って報告するのを「よくやるよ…」と眺めていた角幡さんですが(「アグルーカの行方」より)、今回はプロの方から機材を借りて、ご自身でもあれこれ撮影。ちゃんとカメラにセリフを入れてしゃべったりしています。これは今後編集されて発表の場があるのかも? だとしたらファンは嬉しすぎますが…。

最後に会場から質問が少しあがって、面白かったのは「極限の中ですごして何か研ぎすまされたものが見つかりましたか?」という質問が上がったこと。ふふふ、分かるわぁ〜 そうなのよね、読者はそこを期待するのよね。でも速攻で「なかった」みたいなことを言って会場の笑いをかってた角幡さんだけど、いやいや、それはきっと書きながら総括されるんだと思います。この本はきっとものすごい哲学的で、でもかつ面白く、エピソード満載で、めっちゃ濃いものになるのではないかと期待します。あぁあああ、ほんとに楽しみ!! 北極探検の新作が読めるなんて、ほんとに楽しみ! 角幡さんと同じ時代に生きてて良かった。

そして、もう何冊目買ったか分からないサイン本が、また増えたのでした。

そして最後に告知があって、この極夜探検のことを書いた新連載「太陽はのぼらない」は、この夏より文春オンラインにて連載されるそうです。これは楽しみ!! そして書籍になるのは… 来年春くらいなのかなぁ…。もう待てないなぁ…。

何はともあれご無事で戻られたことに感謝、感謝。早く読みたい〜っっっっ