聖地巡礼…高野秀行さんの聖地を訪ねて:辺境ドトール→松戸良文堂書店→シャン料理

本日、大好きな高野秀行さんのサイン会があるというので、今日は終日高野秀行さん聖地巡礼の旅…ということで遊びに出かけることにしました。

聖地その1:まずは辺境ドトールへ。高野さんの静かな執筆活動を守るために場所はどこだか明かせませんが、その場所に行くために友人と待ち合わせするも、なぜか2人とも普通なら絶対に間違えない電車を乗り間違え,何度も往復&痛恨の乗り換えミスの連続… なかなかたどりつけない。なぜだ、辺境ドトール! さすが辺境!! 

そしてやっと行き着いた辺境ドトールはなぜか珍しく激混み!(前に一度行った時はすいていた)店長の横顔をお見掛けするもお忙しそうなので、いったん店を離れ、近所の有名パン屋で買い物等をし、再び辺境ドトールに戻るとなぜか店長は買い出しに出かけられてしまったという…残念! 

もう少しそこにいて店長をお待ちしても良かったのだけど、高野さんのサイン会に間にあわないからなぁ、というわけで泣く泣くその場を離れることに。まぁ、どちらにしても、お仕事中は忙しいのでお話できないのだけど(なにせ普通のドトールですから)ご挨拶だけでもしたかった。すみません、店長また来ます!

というわわけで、お店の方に「高野さんがお見えになったらお渡しください」と先日、荒川土手で臭い缶詰をあける会に来てくれた時の高野さんの忘れ物を託す。いや、もちろん今日ご本人にお会いするんですけど、こんなの持って電車に乗ったら、高野さんが職質された時にまずいかと思って(爆) いや、ただの缶切なんだけど…。

そして地下鉄を乗り継いで、聖地その2へ。松戸駅前良文堂書店。普通の本屋さんでした。ふつーーーの。

でもすごい! ソマリのお札が貼ってある!! 高野本を2,200冊売ったという驚異のお店。

棚1つ全部高野さんの本!!!!  大好きな高野さんと角幡さんとの対談本が、こちらの書店さんのチャートの高野本最下位なので、悔しくて5冊購入。このあと発表される最新チャートでは最下位を脱出しているはず(ニヤリ)
壁に貼られた高野さんのサインの数々。

やった〜 サインいただいちゃいました!!  大ヒット「ソマリランド」文庫化おめでとうございます!!

そして聖地その3:シャン料理 高田馬場ノングインレイ。 

高野さんがいつもこの店を紹介しているのでいつか絶対に行きたかった!

ちなみに高野さんにサイン会でお会いした時に何を頼んだらいいか聞いたら「蝉(せみ)!」とのこと。一緒にいらした編集さんも「大きいのと小さいのがある」「シーズンものなんですよ」

そしてひよこ豆の豆腐…とか、数種類推薦していただきさっそく高田馬場へやってきました。ホントに駅から徒歩1分。


ミャンマーのビール。

パクチーサラダ。メニューの写真よりもうんと豪華。いろいろ入って美味しかった!!!

これがひよこ豆豆腐の揚げ物。絶品!!!

これも美味かった。名前忘れたけど、納豆が入っている。

そして…蝉!! 今日は「小さい蝉」でした。ちょっとホッ… でもさくさくして美味しかったよ。


ぺろっと食べちゃったよ。美味しかった。

これはなんだっけ… でもすっごく美味しかった!! 中にヌードル(フォーみたいな感じ)が入っている。よく混ぜて食べます。

そして最後は紅茶と揚げパン… この紅茶が「あっまーーーーーーい!」と絶句しながら飲んだのにパンを付けて食べ始めたらまったくその甘みが感じられなくなる… 不思議だ。とにかくあっという間にペロリ。超お腹いっぱいに。

ところでこのお店、不思議な店で高野さんがテレビに出るときにうつるクリーム色×緑色みたいな色の壁紙の1号店、2号店は満員で、私たちは3号店に通されたのでした。

メニューを選んでいたら,突然隣りにすわっていたおじさん(お客さんかと思ってた!)が注文をとりはじめてびっくり!!! あら、お客さんの1人かと思ってました…失礼。

そしてなせかこのお店,店員の数がやたら多い。毎回違う人が食べものを運んでくれる。最後にやってきて隣りのテーブルに座った元気のいいお父さんに「このお店の方なんですか?」と聞いたら、「いやお客だけど、毎晩来てるだけ」だって(笑) きっとそういう人が多いんだねぇ〜。随分前に来日して28年、国に帰ってないんだ、とお父さん。さすがここは都内随一の辺境レストラン。「なんでここに来たの?」と聞かれて「高野秀行さんが紹介してらして…」と言ったら「あぁ、知ってる。よく来てる納豆の本書いた人だね」だって(笑)

それにしてもシャン料理、美味しかった。タイ料理に近いけど、もっと深みがあるかもしれない。 いや〜、素敵でした。それにしても蝉あんなに食べちゃって大丈夫だろうか。夜中興奮して眠れなくなるとか? 明日やたら元気になれるとか?(笑)

明日は朝早いので早めに寝て,備えまーす。あぁ,楽しい1日だった。高野さんが教えてくれた都内にいながらにして素敵な辺境時間。ソマリランド、また読まなくちゃ。