変拍子って,皆さん、数えられますか? 実は私は音楽の素養がないので、数えられません。また何をもって,何分の何拍子というのかもよく理解していません。
変拍子の話題の続きです。しかし、そんな私ですが、昔、ケンソーというプログレ・バンドのマネージャーをやっていたこともあって、変拍子に強いと思われがちです。そういや、よく六本木ピットイン時代のケンソーは、お客さんに締めの3・3・7拍子ならぬ変拍子締めとかやらせて喜んでいました。まったくサディスティックなリーダーです。私は自分が手拍子が出来ないので「私はスタッフでありまして、ここに遊びに来ているわけではないんですからね」と、クールに決めているふりをして、腕くんでその様子を見守り、けっして手拍子をやってみようとはしませんでした。…というか出来ませんでした。
でも、それでいいんですよ。 そんなことよりも私にはやらなくちゃいけない仕事がいっぱいあったし、音楽的な才能より、自分の好きなバンドを手伝う才能の方が私にはあった。だから今、こういう仕事をしているんです。何より音楽のことはメンバー本人が一番分かってますからね。
それに、当時のケンソーのメンバーで曲を演奏しながら数えてたのはムーラだけだった、という説があるんです。そう、私がケンソーのマネージャーをしていた時代のケンソーは、演奏中、ドラムの村石さん以外、誰も数えていなかった。そういえば、こんな事もありました。実はケンソーの新作にともなう取材で、ベース・マガジンさんが三ちゃんに取材をした。そしてその中に、とある曲の譜面起こしを三ちゃんに依頼してきたんです。それはインタビューの合間の2行ほどの小さな楽譜でしたが、その譜面を見て、清水さんは言ってました。「僕が考えていたのと違う」と。でも清水さんがその時に説明してくれたのは、変拍子だからそれは許されるんだよと言うことだったのです。(私の記憶違いだったらすみません)変拍子だから例えば小節の頭がどこだというのは、実は聞く本人にゆだねられるんだって。
うーん、すごいと思いません?! つまり変拍子って無限の可能性があるんですよ。面白いですよね。私がこんな風に解釈しているメロディが、他の人の頭ではまったく違う風にスイングしてるかもしれないなんて。
今でもだいだい大好きな曲ケンソーの「空に光る」 。本当に名曲です。まったく変拍子だと感じさせない。この自由さはどうだ?!
ケンソーは素晴らしいです。日本で一番動員力があるプログレ・バンド。メジャーなレコ社から立派なボックスセットまで出して、こんなバンドは他には絶対にいないのに、なぜか雑誌とかの「プログレ特集」とかでは無視される事が多い。ま、なんつーか、ありがちなお城プログレみたいな要素や、変な美意識がなくてドライだったからか… それに日本で有名になるにはタイアップが必要なんで、そういうこと一切なしでここまで来たバンドってのは、ホントにすごいと思う。ホントにかっこいいです。(もうすぐ久々のライブもありますので,皆さん来てくださいね)
こっちはライヴでの「空に光る」ムーラのドラム、最高!!!! このときは健ちゃんがこれなくて今はT-SQUAREのメンバーになっちゃった河野啓三くんがステージ左側のKeyを担当。そして、小口さん、かっこいい!! 清水さんの白衣はこの時が最初だったか。そして三ちゃんのベース、ホントにいい。ベースが歌ってるよ!
それにしても、この曲を数えながら叩いているとしたら… すごいな、村石さんは…。
そしてこの曲もはっちゃおう。私がもっとも好きな曲「美深」
それからのケンソーは、メンバーチェンジとかあって、私もマネージャーを離れています。現在のケンソーのドラムは小森啓資さん。この方もパワフルでロックでずっしりして、それなのに温かいドラムで、すごいですよ。やっぱりドラムがかっこいいロック・バンドはかっこいいね!
ケンソーは11月12日に久々のライブがあります。詳細はこちら。
PS
ケンソーBOX、皆さんはお持ちですか? まぁ,皆さんのことだからCDは普通に全部もってますよね。でも、あのBOXについているブックレット、素晴らしいので必読です。私も短い文章を書いているのですが、清水さんのライナーとか対談とかをのぞけば、私のライナーが一番いいです。あれを読めば分かります。ケンソーのことを一番愛しているのは私だって(爆)(ちなみに現マネージャーの太田英恵さんは、ケンソーのことを私よりも理解し愛している素晴らしいマネージャーですが、現マネージャーということもあって、この時のブックレットには寄稿していません。だからあのブックレットの中では私の文章が一番。 是非読んでください/笑)
…と思い出して、今、ケンソー・ボックスを棚から取り出し読み返してみても、ホントにいい。「キングレコード時代、私は上司に連れていかれる暗くて長いプログレのライブが大嫌いだった」で始まるこの文章。めっちゃ自分らしい。そしてページ開いて、隣に載ってる渡辺さんの文章もいいんだ。ナベちゃんの真面目な感じがよく出てる! ホントに素晴らしいな。ケンソー、ライヴが本当に楽しみ。
変拍子の話題の続きです。しかし、そんな私ですが、昔、ケンソーというプログレ・バンドのマネージャーをやっていたこともあって、変拍子に強いと思われがちです。そういや、よく六本木ピットイン時代のケンソーは、お客さんに締めの3・3・7拍子ならぬ変拍子締めとかやらせて喜んでいました。まったくサディスティックなリーダーです。私は自分が手拍子が出来ないので「私はスタッフでありまして、ここに遊びに来ているわけではないんですからね」と、クールに決めているふりをして、腕くんでその様子を見守り、けっして手拍子をやってみようとはしませんでした。…というか出来ませんでした。
でも、それでいいんですよ。 そんなことよりも私にはやらなくちゃいけない仕事がいっぱいあったし、音楽的な才能より、自分の好きなバンドを手伝う才能の方が私にはあった。だから今、こういう仕事をしているんです。何より音楽のことはメンバー本人が一番分かってますからね。
それに、当時のケンソーのメンバーで曲を演奏しながら数えてたのはムーラだけだった、という説があるんです。そう、私がケンソーのマネージャーをしていた時代のケンソーは、演奏中、ドラムの村石さん以外、誰も数えていなかった。そういえば、こんな事もありました。実はケンソーの新作にともなう取材で、ベース・マガジンさんが三ちゃんに取材をした。そしてその中に、とある曲の譜面起こしを三ちゃんに依頼してきたんです。それはインタビューの合間の2行ほどの小さな楽譜でしたが、その譜面を見て、清水さんは言ってました。「僕が考えていたのと違う」と。でも清水さんがその時に説明してくれたのは、変拍子だからそれは許されるんだよと言うことだったのです。(私の記憶違いだったらすみません)変拍子だから例えば小節の頭がどこだというのは、実は聞く本人にゆだねられるんだって。
うーん、すごいと思いません?! つまり変拍子って無限の可能性があるんですよ。面白いですよね。私がこんな風に解釈しているメロディが、他の人の頭ではまったく違う風にスイングしてるかもしれないなんて。
今でもだいだい大好きな曲ケンソーの「空に光る」 。本当に名曲です。まったく変拍子だと感じさせない。この自由さはどうだ?!
ケンソーは素晴らしいです。日本で一番動員力があるプログレ・バンド。メジャーなレコ社から立派なボックスセットまで出して、こんなバンドは他には絶対にいないのに、なぜか雑誌とかの「プログレ特集」とかでは無視される事が多い。ま、なんつーか、ありがちなお城プログレみたいな要素や、変な美意識がなくてドライだったからか… それに日本で有名になるにはタイアップが必要なんで、そういうこと一切なしでここまで来たバンドってのは、ホントにすごいと思う。ホントにかっこいいです。(もうすぐ久々のライブもありますので,皆さん来てくださいね)
こっちはライヴでの「空に光る」ムーラのドラム、最高!!!! このときは健ちゃんがこれなくて今はT-SQUAREのメンバーになっちゃった河野啓三くんがステージ左側のKeyを担当。そして、小口さん、かっこいい!! 清水さんの白衣はこの時が最初だったか。そして三ちゃんのベース、ホントにいい。ベースが歌ってるよ!
それにしても、この曲を数えながら叩いているとしたら… すごいな、村石さんは…。
そしてこの曲もはっちゃおう。私がもっとも好きな曲「美深」
それからのケンソーは、メンバーチェンジとかあって、私もマネージャーを離れています。現在のケンソーのドラムは小森啓資さん。この方もパワフルでロックでずっしりして、それなのに温かいドラムで、すごいですよ。やっぱりドラムがかっこいいロック・バンドはかっこいいね!
ケンソーは11月12日に久々のライブがあります。詳細はこちら。
PS
ケンソーBOX、皆さんはお持ちですか? まぁ,皆さんのことだからCDは普通に全部もってますよね。でも、あのBOXについているブックレット、素晴らしいので必読です。私も短い文章を書いているのですが、清水さんのライナーとか対談とかをのぞけば、私のライナーが一番いいです。あれを読めば分かります。ケンソーのことを一番愛しているのは私だって(爆)(ちなみに現マネージャーの太田英恵さんは、ケンソーのことを私よりも理解し愛している素晴らしいマネージャーですが、現マネージャーということもあって、この時のブックレットには寄稿していません。だからあのブックレットの中では私の文章が一番。 是非読んでください/笑)
…と思い出して、今、ケンソー・ボックスを棚から取り出し読み返してみても、ホントにいい。「キングレコード時代、私は上司に連れていかれる暗くて長いプログレのライブが大嫌いだった」で始まるこの文章。めっちゃ自分らしい。そしてページ開いて、隣に載ってる渡辺さんの文章もいいんだ。ナベちゃんの真面目な感じがよく出てる! ホントに素晴らしいな。ケンソー、ライヴが本当に楽しみ。