今週はそんなわけで初来日が決まったバルトロメイ・ビットマンの2人の経歴を少しずつ紹介してまいりましょう。続くはフィドル/マンドラのクレメンス・ビットマン。
オーストリア第2の都市グラーツの生まれのクレメンスはグラーツの音楽芸術大学でクラシックを学ぶとともに、パリのディディエ・ロックウッド(exマグマ)の音楽院でジャズを学びます。いいねぇ、かなり親近感。私もマグマ、大好き!! そしてフランスから帰国後はBeefolk、Folkmilchといったユニークなグループをスタートさせ、ソロ・アーティストとしても実績を積んできました。
ちなみにクレメンスが最初に買ったアルバムはイエスの「90125」(ロンリー・ハートが入ってる、あれですね…)
All Time Best Albumを5枚あげてくれと言ったら、次の5枚をあげてきました。
All Time Best Albumを5枚あげてくれと言ったら、次の5枚をあげてきました。
1. アルバン・ベルグ「死と乙女(シューベルト)」
2. マハヴィシュヌ・オーケストラ「ザ・インナー・マウンティング・フレイム」、
3. マイルス・デイヴィス「カインド・オブ・ブルー」
4. レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン「レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン」 5. ベンジャミン・シュミット「バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」
クラシックのサラブレッドなマティアスと比べ、こちらは雑草みたいな楽しい音楽家。これが、そのやってたというバンドFolksmilch(コミックバンド?)。確かにリズムの使い方とかバルトロメイ・ビットマンに比べて全然ユルいけど、すでにバルトロメイ・ビットマンの片鱗が…「トルコ行進曲」
これなんかメイクもしちゃってるし…
ピアソラ風のマイケル・ジャクソン「ビリー・ジーン」カバー。
子供のころはどんな音楽環境だった?と聞いてみると、クレメンスは「僕の家族には音楽的な人は誰もいない。父は音楽好きではあったけど。両親はまだ僕がどうやって生活を成り立たせているのかよく分かってないんだよ(笑)」とのことです。自然体でいいなぁ、それ。ウチもそうですよー ウチもそう(笑) だいたい親なんて反面教師ですよ、普通。
またデュオで演奏することについて…「バンドの状況と比べるとデュオはとても集中力を要するね。いろんな音楽的役割を勤めないといけない。でも実際のところ、僕らは自分たちのこのデュオをバンドと捕らえているんだ。努力するバンド、ロック・バンドといったところかな」と話しています。確かに音を作り込む感じは,確かにそういうところあるかもしれない。
そして一度見たら忘れられない「Les Pauli」の映像について自分の好きなシーンをあげてみてくれ、と頼むと
1:54 僕がサイクリングの服を着ているところ
2:29 トイレのシーン
4:09 工事中のクレーンに僕が乗っているところ
ということです。ぜひ確認してみてください。私もクレーンのところ、すごい好き!!w
なお音楽してないときは、ひたすらと自転車とランニングが趣味だそうです、クレメンス。
また今回初めて日本に来ることについて聞いてみたら「まだ何にもイメージがわかないや。でも行くのをすごく楽しみにしているよ。絶対に食べものとか好きだと思うんだよね」とのこと。 いいぞ! 何か美味しいもの食べようね!!
そしてバラしてしまいますが、この「アンケート」を取った時、マティアスは締め切りギリギリ…というか締め切りオーバーして数日たつまで回答をよこさなかったのに対し(ちゃんと〜日までに送るよ、ごめんね、って言ってきましたけどね)、クレメンスは割と速攻で送ってきたのでした。いいわぁ、大らかな性格の子って。なんというか、対照的な2人です。そして,相方とはその方が上手くいくもんなのよね。
バルトロメイ&ビットマンの来日公演は2月12日(祝/月)チケットは今週末発売です。詳細はこちら。