ポール・ブレイディが新作を発表したので、私も普通にお客として購入しました。ポールに「オーダーしたよ」と言ったら「なんだ、送ってやったのに」と言われたけど、でも、うん、買いたかったんです。まだこのCDについて自分が何ができるかわからないから。何ができるか分からないのにサンプル送れ、って安易に言いたくないんですよね。
で、それが一昨日、届いたよ。
嬉しいですなぁ…。DLでも良かったけど、やっぱりCDで持っていたくなるのが私の世代。7年ぶりのスタジオ作品ですが、この間アンソロジーや、ライヴ盤も出ていたので、それほど間があいた感じもしません。アンディ・アーヴァインとのスペシャルCDもあったし。
それにしても御大「フーバ・ドゥーバ」を出した時「もうこれで新作は最後!」とか言っていたのに、まだまだやる気なんでしょうか。ポールより約10歳年上のチーフタンズがまだあれだけ頑張っているのをみるとポールにもまだまだ頑張ってほしいけど、チーフタンズとポールじゃパフォーマンスにおける身体的負担は全然違いますから、先はもう長くないのかもしれない。いや、でも分かりません。ポールは今でもすごく元気だし、歩くのもすごく早いし、健康だし、よく食べるし、よく飲むし。そして何より70超えてもあのパフォーマンスを続けてるんだから、ホントすごいと思う。でもそれは永遠には続かないんだ。
それにしても本人がブックレットに書いた解説の「レコード・ビジネスはだいぶ変わってしまった」という書き出しも、なんだか沁みるこのCD。ホントにいろいろ考えさせられます。
しかし私がこのCDのリリースを紹介するまでもなく、ネット上にはこのリリースを伝える情報が日本語でも勝手に流れているし、ベストなタイミングになるまで(来日が決まるまで)ネタになる新情報は隠しておきたいこちらの作戦も見事にひっくり返されてしまうのが最近の常。いや、いいんですよ。実際来日なんて決まるかどうか分からないし、私がポールがまた来日できるよう、本人説得に時間をかけているとか、そんなことは世間にはまったく関係がない事だから。来るのか来ないのか,単にそれだけなのだから。ではいったい誰がポールの来日に対して責任を持つんだろうなどと考えつつも、そんなことは多くの人にとっては関係ないし、本人もまた日本に来たいと思ってくれているのか、まったくもって怪しい。また京都の「やました」に行きたいなぁ、くらいは思っていてくれているだろうけど…。
しかし難しいです。そもそも新しいレコーディングの発表ということ自体、何か美味しいネタになるんだろうか、それも分からない。ほんとにレコードをめぐるビジネスは大きく変わってしまったけれど、素晴らしい音楽はまだそこにあるし、それを淡々と粛々と応援していくしかない。情報はいったんリリースされれば、それが英語でも日本語でもとにかく自分の意志とは関係なく拡散していく。音楽ライターの岡村詩野さんの言葉にもハッとさせられる。これはR.E.M.の「Automatic for People」に関するツイートなんですが、さすが岡村さん。音楽評論家はこうあるべきだ、と思います。(あっ、また「べき」とか言っちゃった)言い換えると、私も自分が音楽評論家だったら、そうしたと思う。ホントにかっこいい。
ま、自分の仕事を粛々とやる、ですね。ポールにおいでよ、と励まし続ける。そしてまた日本に来たいと行ったら、すぐ動いて行動して実現するように頑張る。私がやることはそれだけです。それまでは1ファンの1人として、このCD聞きますかね…。しかしポール、さすがの内容だわ。やっぱり最高にいい。それになんだか聞いたことある曲も数曲入ってる。ライブでやってたのかな…
そして、なんとトラッドも数曲入ってます。それにはアンディ・アーヴァインも参加してて、っつーことは「Paul Brady Andy Irvine」の新曲か!!?って感じです。それにしても充実の1枚。曲は共作が多いかな… 自分でほとんどの楽器を演奏して若い子にバック・コーラスやらせてるパターンが多い。やっぱポールはいいですわ。いや、ホントいっつも「このクソじじい」て思うんだけど、やっぱりポールはすごいですわ。音楽聴くといつもそう思う。
それにしてもお願いだから「野崎さん、また呼んでください」とか「日本で出してください」って言わないでくださいね。私が一番呼びたいと思ってんだから。一番日本でちゃんとリリースしたいって思ってるんだから。それができなくて、今、すっごい悔しい思いしてんだから。じゃあ、なんて言えばいいんだ…っていうのには、そうですね、放っておいてください(笑)
さてこのCD、スポティファイでも聞けるけど、Amazon UKでも売ってます。 でも一番喜ばれるのは本人のサイトから直接買うのがいい。日本からオーダーが入った、と本人にも認識されるから。ちょっとは日本のこと考えてくれるかも。PAYPAL使えるし、簡単です。
それにしても、あまりいいたくもないが、プロモーションするわけでもないのに、CDをカタログ的に流通させてるところも一方で本当に多くて、ビックリしちゃう。ミュージシャン知ってるときちんとやらなくちゃいけないって思うから、そんなに気楽に出せない。でも彼らは1枚1枚が売れないからカタログにして信じられないくらい少ない数字で仕入れてる。これは音楽の仕事ではなく貿易の仕事だ。真剣にやらないんだったら手を出さないでほしいよな、と思う。
でも、じゃあお前がリリースできるのかというと、それは難しいわけで。そして、いったい誰が一生懸命やろうとしているのか、誰が手をぬいていい加減な商売しているのか…。そういう事はお客さんには一切関係ないわけで…。そして頑張っていれば報われるかというと、そういうわけでもない。逆に頑張れば頑張るほど報われないよなぁ、といつも思う。ま、でもいいんだ。報われたくてやってるわけじゃないんだから。私がやりたいからやってるわけだから。
しかしいいなぁ、ポール。ちくしょーー なんでこんないい音楽が売れねぇかなぁ!!! ま、いいや、とにかく自分の仕事を粛々と…(笑) ポール、なんにせよ、愛してるよ。いつもホントにクソじじいって思うけど、結局はファンなんです、私は。
今日も張り切っていきましょう!!
明日の朝はチーフタンズ物語の続き、そして深夜0時に新規公演の発表があります。お楽しみに。
で、それが一昨日、届いたよ。
— 野崎洋子 (@mplantyoko) 2017年9月19日
嬉しいですなぁ…。DLでも良かったけど、やっぱりCDで持っていたくなるのが私の世代。7年ぶりのスタジオ作品ですが、この間アンソロジーや、ライヴ盤も出ていたので、それほど間があいた感じもしません。アンディ・アーヴァインとのスペシャルCDもあったし。
それにしても御大「フーバ・ドゥーバ」を出した時「もうこれで新作は最後!」とか言っていたのに、まだまだやる気なんでしょうか。ポールより約10歳年上のチーフタンズがまだあれだけ頑張っているのをみるとポールにもまだまだ頑張ってほしいけど、チーフタンズとポールじゃパフォーマンスにおける身体的負担は全然違いますから、先はもう長くないのかもしれない。いや、でも分かりません。ポールは今でもすごく元気だし、歩くのもすごく早いし、健康だし、よく食べるし、よく飲むし。そして何より70超えてもあのパフォーマンスを続けてるんだから、ホントすごいと思う。でもそれは永遠には続かないんだ。
それにしても本人がブックレットに書いた解説の「レコード・ビジネスはだいぶ変わってしまった」という書き出しも、なんだか沁みるこのCD。ホントにいろいろ考えさせられます。
しかし私がこのCDのリリースを紹介するまでもなく、ネット上にはこのリリースを伝える情報が日本語でも勝手に流れているし、ベストなタイミングになるまで(来日が決まるまで)ネタになる新情報は隠しておきたいこちらの作戦も見事にひっくり返されてしまうのが最近の常。いや、いいんですよ。実際来日なんて決まるかどうか分からないし、私がポールがまた来日できるよう、本人説得に時間をかけているとか、そんなことは世間にはまったく関係がない事だから。来るのか来ないのか,単にそれだけなのだから。ではいったい誰がポールの来日に対して責任を持つんだろうなどと考えつつも、そんなことは多くの人にとっては関係ないし、本人もまた日本に来たいと思ってくれているのか、まったくもって怪しい。また京都の「やました」に行きたいなぁ、くらいは思っていてくれているだろうけど…。
しかし難しいです。そもそも新しいレコーディングの発表ということ自体、何か美味しいネタになるんだろうか、それも分からない。ほんとにレコードをめぐるビジネスは大きく変わってしまったけれど、素晴らしい音楽はまだそこにあるし、それを淡々と粛々と応援していくしかない。情報はいったんリリースされれば、それが英語でも日本語でもとにかく自分の意志とは関係なく拡散していく。音楽ライターの岡村詩野さんの言葉にもハッとさせられる。これはR.E.M.の「Automatic for People」に関するツイートなんですが、さすが岡村さん。音楽評論家はこうあるべきだ、と思います。(あっ、また「べき」とか言っちゃった)言い換えると、私も自分が音楽評論家だったら、そうしたと思う。ホントにかっこいい。
ま、自分の仕事を粛々とやる、ですね。ポールにおいでよ、と励まし続ける。そしてまた日本に来たいと行ったら、すぐ動いて行動して実現するように頑張る。私がやることはそれだけです。それまでは1ファンの1人として、このCD聞きますかね…。しかしポール、さすがの内容だわ。やっぱり最高にいい。それになんだか聞いたことある曲も数曲入ってる。ライブでやってたのかな…
そして、なんとトラッドも数曲入ってます。それにはアンディ・アーヴァインも参加してて、っつーことは「Paul Brady Andy Irvine」の新曲か!!?って感じです。それにしても充実の1枚。曲は共作が多いかな… 自分でほとんどの楽器を演奏して若い子にバック・コーラスやらせてるパターンが多い。やっぱポールはいいですわ。いや、ホントいっつも「このクソじじい」て思うんだけど、やっぱりポールはすごいですわ。音楽聴くといつもそう思う。
それにしてもお願いだから「野崎さん、また呼んでください」とか「日本で出してください」って言わないでくださいね。私が一番呼びたいと思ってんだから。一番日本でちゃんとリリースしたいって思ってるんだから。それができなくて、今、すっごい悔しい思いしてんだから。じゃあ、なんて言えばいいんだ…っていうのには、そうですね、放っておいてください(笑)
さてこのCD、スポティファイでも聞けるけど、Amazon UKでも売ってます。 でも一番喜ばれるのは本人のサイトから直接買うのがいい。日本からオーダーが入った、と本人にも認識されるから。ちょっとは日本のこと考えてくれるかも。PAYPAL使えるし、簡単です。
それにしても、あまりいいたくもないが、プロモーションするわけでもないのに、CDをカタログ的に流通させてるところも一方で本当に多くて、ビックリしちゃう。ミュージシャン知ってるときちんとやらなくちゃいけないって思うから、そんなに気楽に出せない。でも彼らは1枚1枚が売れないからカタログにして信じられないくらい少ない数字で仕入れてる。これは音楽の仕事ではなく貿易の仕事だ。真剣にやらないんだったら手を出さないでほしいよな、と思う。
でも、じゃあお前がリリースできるのかというと、それは難しいわけで。そして、いったい誰が一生懸命やろうとしているのか、誰が手をぬいていい加減な商売しているのか…。そういう事はお客さんには一切関係ないわけで…。そして頑張っていれば報われるかというと、そういうわけでもない。逆に頑張れば頑張るほど報われないよなぁ、といつも思う。ま、でもいいんだ。報われたくてやってるわけじゃないんだから。私がやりたいからやってるわけだから。
しかしいいなぁ、ポール。ちくしょーー なんでこんないい音楽が売れねぇかなぁ!!! ま、いいや、とにかく自分の仕事を粛々と…(笑) ポール、なんにせよ、愛してるよ。いつもホントにクソじじいって思うけど、結局はファンなんです、私は。
今日も張り切っていきましょう!!
明日の朝はチーフタンズ物語の続き、そして深夜0時に新規公演の発表があります。お楽しみに。