ポーランド映画祭にて「イーダ」を観てきました。いや〜、これはたまらんですな…


ポーランド映画祭行ってきました! 2019年春のポーランド企画に向けて、日々勉強中の野崎です。ポーランドは国が大きいので、とにかく勉強しても勉強しても複雑でよく分りません。でも映画を観れば、情報量は大きいよね。ワイダ監督作品もすごいけど、素晴らしい作品がたくさんあるんです、ポーランド。

そしてこの映画『イーダ』、いや〜、美少女、ユダヤ人、宗教、孤児、修道院、初恋…などなど、ポーランド好きには響きまくりの要素が盛りだくさんで、いろんな意味で期待を裏切らない大傑作でした。これヒットしてたんだよね、ヒットしたの、分る気がするな。
 


とにかく静かで、でも力強くて、これは参った!!って感じ。

1960年代のポーランド。自分は孤児だとばかり思っていたのに、叔母がいるという。修道女として身を立てる前に唯一の肉親に会いに行くイーダ。叔母はキャリアウーマンながら、お酒にタバコに男に奔放な人。イーダは両親のことを調べようと叔母と2人で車で旅に出る。そこで出会うコルトレーンを吹くサックス奏者の男。

残酷な展開はあれど、しかし終わり方はなぜか力強く、明るいものだと私は思った。彼女は決意し、自分で自分の道を歩いて行く。いいわ、これ… ちょっとテイストが『サーミの血』に似てるかも。少女の隠れた大胆さや残酷さなんかも…

ポーランド映画祭、今日が最終日だったのよね。ホントはもっと早くに観に行って、いろんな映画観て紹介したかったけど、チーフタンズのツアーで余裕がまったくなく、今日になってしまった。来年はもっとたくさん観たい。関係者の皆さん、おつかれ様でした。平日の昼間だというのに結構入っていた。さすがだわ…