【事務局発】48日目 遂に残り40km地点まで来ました!あと2日で踏破出来る計算です。天気よ、もってくれ!— 荻田泰永 北極冒険家 (@ogitayasunaga) 2018年1月4日
【南極点無補給単独徒歩到達への挑戦】https://t.co/WlZCzMvfpl #北極 #南極 #荻田泰永 #クレイジージャーニー #北極男南極へ行く #晴れ男 #ゴール目前 pic.twitter.com/Iu7tOpzLhE
北極男こと、探検家の荻田泰永さんの活動を知って以来、ずっと応援してきたのだけど、いよいよ彼が南極点単独無補給到達が達成できそうだ、ということを知って、ホントウにうれしく思う。最新の近況報告はこちら。明日にはいよいよ南極点にあるアムンセン・スコット基地が見えるのではないかという。本当にうれしい! これって植村直己さんがやりたかったことだよね。それを荻田さんが叶える!
なんというか、これは目標をかかげ、地道に努力し、日々歩んできた人の当然の勝利だ。今、この当然と思える勝利がなかなか難しい時代になっており、いろんなことが計画して努力したとしてもかなわない事が当たり前となってきている、そんな世知辛い世の中だ。だからこそ、荻田さんの活躍には、ホントに拍手を送りたい。あと40km、本当にご無事で!
荻田さんは学生のころに突然テレビで観た探検家大庭道郎さんのツアーに参加し、それからひたすら北極に通い詰めた。角幡さんのように冒険したからといって、それをネタに原稿料を稼げるわけでもない荻田さん(失礼)だから、ホントに大変そうで、今でこそ講演活動も多くなっているようだが、バイトでお金をかせぎ、資金がたまっては北極へ行くという生活をくりかえしてきた。ご自身でスポンサー探し/スポンサー候補企業周りなどをしてきたのを私もファンの1人としてSNSを通じて見守ってきた。そしてその北極は最近氷が充分にはらず、荻田さんの探検も困難を極めていた。
それがテレビのクレイジー・ジャーニーに取り上げられたり、子供を連れた夏休み冒険塾を主宰したり、最近荻田さんに時代の流れが追いついて来たかのようにみえてきたのが、ここ2年くらいの動きだろうか。 そして荻田さんが北極点ではなく南極点を狙うというニュースが飛び込んで来たのだった。
荻田さんが南極点に到達したとして、果たしてこのニュースがどれだけのメディアに取り上げられるのだろう。エベレストを80歳で登った三浦さん?は朝刊の1面トップを飾ったのだが、荻田さんの場合は、あんな風に大きなNEWSにはならないような気もしている。でもそれでもいい。世間がどう見ようと、私はめっちゃ勇気をもらったのだから。1歩ずつ。1歩ずつだよね、南極点へいくにしてもそうなんだ、と。
荻田さんは角幡さんの本を読んだりすると探検家としてほとんど完璧な能力の持ち主なのではないかと思う。とっさの時の判断力、自分を律する厳しさと優しさ。そして今回は地道に自分の活動を行って一歩ずつ実現に向けて進んで行くその姿。荻田さんの活動のすべてがホントに勉強になる。
この荻田さんの南極点到達。何日の何時ごろになるかという日時当てゲームをfacebookページでやられていたのだが、私の予想は6日の午後1時。果たして、どうなることやら。でも今の時点で、あと40キロなので、結構この予想はいい線いってると思う。
しかし地球のてっぺんに立つってどんなだろうなぁ。本当にすごいなぁ。
荻田さんの本「北極男」、そして荻田さんも登場する角幡唯介さんの「アグルーカの行方」どちらもお薦め。読み物としては「アグルーカ」は最高のノン・フィクションだ。この完成度に唸る。
私も頑張ろう。何でも最短距離などない。みんな、一歩ずつ。一歩ずつだ。