日本の映画は滅多にみないのだが、たまに見るとけっこう感動する(笑) 先週から公開された、話題のこの映画観てきました。すごく面白かった。主人公は魅力的で充分感情移入できる人で、終ったあといろいろ考えさせされられる。好きな作品です。「羊の木」
主人公の俳優さんジャニーズの人なんだっけ? すごく良かった。俳優陣がとにかくすべて素晴らしい。迫力。みんなどことなく挙動不審な感じで、キャラクターのたった役を演じるのに適役というか、なんというか…。というか、それぞれのキャラ設定からしてすごい。あと監督のディレクションがいいのかな。とにかく迫力である。
村にやってきた移住者6名は、なんと全員殺人犯。主人公はその世話役という感じの市役所の真面目な職員だ。もともとは「イブニング」連載の人気の漫画だそう。確かに設定からノリから、かなり「モーニング的」ではある(すみません、「イブニング」の方は読んだ事がありません)。でもとにかく2時間があっという間。
いろいろ考えさせる映画だと思うけど、私はこのエンディングは明るいと捕らえたね。事故はある。そして人に騙されることもあるだろう。もしかしたら何かの拍子に殺されてしまうことも? でもそれはもう仕方ないんじゃないか…。そんなことより自分の信念とか気持ちにしたがって生きることが重要なんじゃないか、とちょっと思った。「友達」という主人公の言葉がいい。「友達」なんて危うい概念かもしれない。でもだからこそ、そこに力があり希望がある。原作チラ見してみたら意外な絵柄だったので、ちょっとビックリ。
ところで、滅多に邦画みない私が何故この映画観に行ったかというと、 実はこの秋の仕事にちょっと関係あるのだ。詳細はまだ内緒。でもこれはすごいよ。資料でパンフレットもゲットしたけど出演者に丁寧にインタビューした感じがいい。役者も一所懸命だ。普段テレビ局の事業部がからんだ実行委員会制度って好きじゃないんだけど、チームで頑張る感じは嫌いじゃない。