このようなイベントを開催します!— 小室 敬幸[音楽ライター/ラジオDJ] (@TakayukiKomuro) 2019年3月15日
伊熊よし子さんに極意をうかがいつつ、
現役で活躍中のライターさんが多数ご来場
くださるため、会場とのディスカッションも
非常に盛り上がりそうです。
若き音楽関係者のための“そもそも会”
第1回「そもそも、インタビューってなに?」https://t.co/gZhT6XBr7D pic.twitter.com/PMRx9mQU9F
こんな興味深いイベントがあり! そして昨晩、この会を仕掛けた原さんと小室さんとのTwitterでの会話が興味深かった。
ライターの小室さん、いきなりですがインタビュー仕事って好きですか? 私はですねえ、決して嫌いではないですが、仕事じゃなかったら正直やりたくない、というかできないなあと思います。だって、どんなキャラかもわからない(音楽は知ってるけど)初対面の音楽家と、いきなりサシで1時間対話ですよ。 https://t.co/ZksSQaThnP— NorikoHara (@miminaga16) 2019年3月15日
かの黒田恭一さんも、「インタビュー取材のときは前日から緊張する。会話の一つ一つを細部まで繰り返しシミュレーションする」とおっしゃっていました。音楽ライターって、小室さんのように人と話すのが好きな人ばかりではない(むしろ反対の人)も多いので(笑)……。 https://t.co/Md2hp67pUd— NorikoHara (@miminaga16) 2019年3月15日
そうそう、ライターだけでなく、取材をセッティングする人、立ち会いする人、記事を校正する人、インタビューを受ける人まで、音楽の界隈で働くいろいろな人たちが遭遇するのが、インタビューだろうということで。 https://t.co/h45rkHAGyL— NorikoHara (@miminaga16) 2019年3月15日
新譜インタビューなんかだと、アーティストはレコード会社の会議室に1日ロックされて、1時間ずつ5媒体とかのインタビューに答えていかなきゃならない場合も。同じ質問を何度もされてうんざりのこともあるし、時差ボケでぼんやりなんてことも多々ありますよね。 https://t.co/dhjHAoz1Z0— NorikoHara (@miminaga16) 2019年3月15日
質問リスト、私は事前に10問くらい作っていって、あとはその場の流れで質問を考えていく感じです。事前に作り込みすぎていっても、アドリブすぎても、うまくいかない。そのへんは、人によって自分なりのメソッドがありそうですよね。 https://t.co/nAZfncsW9t— NorikoHara (@miminaga16) 2019年3月15日
おお、がっちり派。私は編集者としてものすごい数の取材立ち会いをしていますが、質問リストの有無はライターさんによっていろいろですね。一応、取材の基本としては、昔の上司には「実際にできる量の3倍の質問を用意しておけ」と言われました。 https://t.co/8OZKgJYizJ— NorikoHara (@miminaga16) 2019年3月15日
たしかに、最初の15分くらいで用意していった質問リストがだいたい終わってしまうこと、ありますよね! 個人的には、そこから先が勝負だなあと思います。 https://t.co/HO6QLzVwH8— NorikoHara (@miminaga16) 2019年3月15日
ありがとうございます! メモにとらわれる、とても分かります。音楽家が話そうとしてくれているサインを見逃してしまう気がして、私も質問リストを徐々に少なくしていく方向にあります。 https://t.co/iy4cZ50Ujl— NorikoHara (@miminaga16) 2019年3月15日
うーん、ホントに興味深い。
さて、こちらはこちらとて来週某アーティストのプロモ来日を控え,バタバタしております。
はい、ポーランドからヤヌシュ・プルシノフスキがプロモ来日します。そして、取材インタビュー中におけるレコ社もしくはプロモーターの正しい態度とは?というのをちょっと考えてみた。
以前…もう5年以上前のことだと思うが、まったく違うジャンルの某取材に立会うきっかけがあり驚愕した。まずインタビュアーの質問がグチャグチャ(が、この 方はその筋では巨匠と言われている)、通訳は頑張っているけどテンポが悪すぎ。ミュージシャンは可哀想に同じことを何度も話すという展開に。かつそこには レコ社の担当もプロモーターもたちあっていない。これはひどい、それに比べると、ウチが仕込む取材はレベルが高いなぁ、と心の中で思っていたのだが…
私は取材中はその取材をしかけた人が、常にたちあい、アーティストの話をウンウンと自分もうなずきながら聞くのは非常に重要なことだと考える。
(理由その1)まずそのインタビュー結果である記事や番組を納得いくものにしたいというのがある。もちろん途中割り込むことは極力避けるし「報道の自由」 「表現の自由」もあるわけだが、それは係る全員の「良い記事にしよう」「読者/リスナーに届けよう」という前提があってこそ。互いに遠慮しすぎていては、 伝えたいことが伝わらない。
(理由その2)アーティストに対して「ちゃんと私も聴いているよ」「あなたの活動に興味があるよ」という愛情表現。そしてインタビュアーさん、通訳さんにもウンウンうなずく「素晴らしい質問」「完璧!」「さすが!」とサインを送る。
(理由その3)特に長くやろうとするアーティストに対してはネタや今後の方針を決める意味で、取材は非常に勉強になるし、インスピレーションの源だ。普段聞けない事、自分でも意外に思う答えがくると、そこが次につながったりする。
だが、どうやらその「まったく違うジャンル」では媒体の力が強い?のか、インタビューを邪魔されず監視されず(?)自由にやりたいという風潮がある、とい うことなのだ。うーん、なかなか興味深い。確かに保護者みたいなのが近くにいると聞きたいことも聞けない、とかあるのかもしれない。
自営業/フリーランスを長くやっていて、それなりに事業がまわって自分のスタイルが確立されてくると疑問に思うことも少なくなり、かつ誰も怒ったり注意したりしてくれないから、それが正しいかどうかは常に自問自答が必要だわ。日々勉強。
写真は来日するヤヌシュとマネージャーのヨアンナ(アーシャ)。二人とも素敵。撮影はプランクトンのK松くん。ありがとう。2年前のWOMEXにて。