スケールの大きな仕事

友達のお母さんがくれた編み棒SET! うれしすぎる〜

ゴールデンウィーク中、古い友人が訪ねてきてくれて、久しぶりに話しをした。彼女も言ってたけど、価値観が一緒の友人と話すのは楽しい。今、彼女はとてもクリエイティブな仕事をしている。いいな〜 私もなんかこうスケールの大きな仕事をしてみたい。そしてまた彼女と一緒に仕事したいな。っていうか、いつかできるだろう。こんなに近くにいるんだし…本当にありがとう。彼女はそれほど頻繁に会う友達じゃないけれど、なんかいつも「良い距離感」で側にいてくれる存在なんだよね。

その彼女にポーランドの話や、最近の話や、病気の話をしたんだけど「うーん、外から見てるのとだいぶ違いますね」と言われた。確かに私たちはお互いのfbページなどを見て、あぁ、こうしてんだな、と相手に思いをはせたりする。なるほど。でも彼女がそう思うのであれば、それは成功だ。だって、それは私の仕事が上手く行っているという証拠だから。社会人たるもの、そうありたい。いいぞ、オレ(笑)。

そう。だから現実は厳しい。でもそれをここに愚痴って自慢する気もないし、あえて隠す必要もない、とも思っている。これまた信頼している人から「野崎さんの病気への向き合い方は野崎さんそのものだ」と言われ、これまた嬉しく思う。距離のいい友人たちは、みんなそうやって本当に私が欲しいと思う言葉をくれる。

実際は、今もかなりヘロヘロな状況で病院に通っている。6月のヤヌシュの公演が終わったら2ケ月は何もしない予定だ。とにかく体重が落ちて、筋肉が落ちて、家でゆっくりする分には問題ないのだけど、とにかくだるい。吐き気がする。etc...etc...

この夏は、冷房かけてゆっくり編み物とか刺繍とかしてすごす予定。ここ半年くらいは公共の交通機関に乗ってないし、打ち合わせも最低限だ。親友が週に1度、買い物と買い出しをしてくれる。家にいて、それなりに動いてはいるけど、実質仕事時間は1日に5時間くらいか?(それでも普通のリーマンよりも仕事していると思うけど)

そして9月の後半から実は長いツアーをやる。私主催じゃないけど、おそらくケルト系のツアーでは過去最大規模になるであろう、すごいツアー。詳細は6月には発表になるので、もう少し待っていてほしい。楽しみにしていてね。2ケ月ですよ。自分がこんななのに、クライアントさんから来てくれる仕事には本当に感謝の気持ちしかない。

ところで、なんか最近振り切れて、音楽そのものにこだわらなくていいんじゃないか、と思っているんだ。それよりももう今は自分のことを優先しよう、と。もう私の音楽のチョイスが素晴らしいのは(爆)、ヴェーセンを10回呼び、マーティン・ヘイズやルナサをやったことで証明されている。何を焦る必要があるのだろう。このあとはちょっと楽をしよう。すみません。戦ってきた私だけど…いったい何を戦ってきたのだろう。戦ってきたのは自分自身の中で固定されたスタイルだったのかも。

それよりも他の人を喜ばせることに集中しよう。今は、そんな企画を作っている。楽しみにしててください。先日のシーレのハープCDもそうだけど、実際、そういう方が人に喜ばれるんだ。「いいね」もいっぱいつくし。お客さんの方がよっぽどしなやかだ。実際マニアックなもの紹介しても、なかなか売れないし上手くいかない。

世の中は本当にわからない。でも今作っているポーランドの企画は本当に2年かけて作ってきて、今やっとここに花開こうとしている。これが私にとっての最後の花かもしれない。当分手打ち公演はやらない。

こんな銀行漫画を見ながら、あれこれ考える。仕事はかっこよくしなやかにしていきたいね。