女の敵は女?

タイタンビカス。よく咲く。

保守系の右翼女政治家たちが大嫌いだ。彼女らの言動は下手すると男性たちより過激でひどい。そして私のような負け犬女は厳しく思うのだ。彼女らの人生って、最悪だ、あぁはなりたくない、と。彼女たちより私の方がよっぽど幸せな道を歩いている。そして「とはいえ彼女たちの人生、きっとあぁいう風にあがるしかなかったんだろうな」と冷たく思う。

仕事にバリバリ向かっているように見えた女性が、結局何も残すことができず急に結婚・出産に走ることもよく見る光景だ。「おめでとう」と言いながら、「ま、彼女の人生、結婚するしかなかったんだろうな」と、私は心の奥で意地悪く思う。うわ〜、厳しい!って? そう、女は女を見る目が厳しい。でも妙に結婚願望が強かったり、例えば中身がないのに、無理やりチャリティや社会活動に走る女たちを見ながら「痛いよなぁ」と心の底で意地悪く思うのだ、行き遅れた私のような女は。何もやらずにいるよりは偉いなぁと一定の評価をしつつも、ね。そんな風に女たちは他の女たちが本当に心から社会に貢献しようとしているのか、単に自分の心のやり場がないからそこに行こうとしているのか、厳しく見守っている。そう、女は女に対して厳しい。

だから昨日のニュースを見て、彼女は自民党の右翼女達と同じ匂いがするな、とずっと思っていた自分は正しかったんだなと思う。

アナウンサーという仕事は、女性にとって憧れの職業の頂点だった。一般的に美人で頭がよくないとなれないとされており、バブル期などはなりたい職業のNO.1であり、女性の職業の頂点とされてきた。でも充実感を得るおは、なかなか難しい職業で、しょせん放送時のニュースを読むだけの単純作業をさせられている人にとっては、長くその場にいることは他人の目からは憧れを得られたとしても、本人にとって辛い結果となるのは見てとれる。誰もが長野智子さんや小島慶子さんのようなすぐれたジャーナリスト的な立場を獲得できるとは限らない。

過去、テレ朝好きだった私から言わせれば、タピオカのプラごみ議員などは現役時代も嫌いな女の一人だった。気配りや気の利いたコメント、上手な司会まわし、すべてにおいて抜群の(たぶん同期だった)大下容子アナに比べ、彼女にアナウンサーとして出口がなかったことは、十分見てとれた。いや、私なんぞが何を知っているわけではないが。

右翼の女たちは男達より過激な発言をくりかえし、そのくせ男にこびて、とても女性特有の社会を見つめる暖かい眼差しを持ち社会の良き変化に貢献しているようには見えない。が、保守では、悲しいかなH本聖子さんのくすぶりぶりに見られるように、右翼じゃないと女は出世できないと相場は決まっているのだ。あぁ、最低。

ま、人のことはどうでもいいや。自分は自分のやり方で社会をよくするべく努力をしないといけない。が、今回のニュースというか、この現状を見て、私の中の黒い部分は「ある意味わかりやすい連中」「わかりやすい展開」とあきれかえっていることを、正直にここに書いておこう。

保護犬なんちゃらとか言ってる時点でなんかなぁ、と思ってたんだ。それにしても、なんで「政治の中枢」(by しんじろー)である官邸で取材受けるかな… 政界での優等生ぶりをアピールしているのか。それに、加えて言ってみりゃできちゃった婚かい。滅多に披露しないお父さんネタをふんだんに出してきて、なんか思惑ばかりが交錯している彼らはちっとも幸せそうに見えない。…って、負け犬の遠吠えと思っていただいて結構ですのよ(爆)

今でも仕事でバカ女に出会うと心からイラっとする。いや、バカ女とか言っちゃいけないんだけどね。もうそういう時代じゃないしね。…でも、やっぱり女が本気で社会と取り組んでないから、この国は男もダメだし、原発も死刑もなくならないし、良くなっていかないんだよーと思う事が多いのだ。