好きな人たちと、もっと一緒に時間をすごそう!

「好きじゃない人は家族でも切っていいんだ」というのを幡野さんの本を読みつつ噛み締めているんだけど、逆に「好きな人とはもっと積極的にいろいろお願いしたり、誘ったりしていいんだ」と思った今日このごろ。

今、なんで忙しいかというと、5月にやる来日公演の準備が佳境なんだわ。公演は発表までの仕事が8割。発表した瞬間、結果はもう8割決まっているんですよ。なので、とにかく必死で準備中。あ、媒体関係者さんたちにプレスリリース出さないと。もう何もかもが遅れている。とほほ…

そして残りの2割。残りの2割は何かというと、発表したはいいけど思ったより動員がよくないとか、何かトラブルが起きるとか、そういった時に使う労力。逆にアーティストが来たあと現場を回す労力は全体の3%くらいじゃないかしら。

しかも秋の公演なんかはもうダブルブッキングが決定していて、できる後輩に現場は任せようという魂胆でいる。っていうか、本当に手がかかるアーティストだし、こういうのは私はもう面倒みきれん!?って感じ(笑)たのんだぜー できる後輩(爆)そうやって少しずつ自分の仕事を減らしていこうと思ってるんだ。

実は後2週間くらいで発表予定の5月のやつはなんだかんだで、毎年恒例の北とぴあさんでの公演なんですよ。今年も5月の末にやるんだけど、実は昨年私が超・具合悪い時にボランティアしに来てくれた仲間たちに、正式にお手伝いをお願いしてみたんだ。思い切って。

いや、お二人とも業界の第1線で活躍されている方で、とてもじゃないけど、こんなギャランティではお願いできません!?…みたいな方たちなんだけど、去年、手伝っていただいて、ウチのレギュラースタッフも「すごくやりやすかった」と感激していたし、一人の方は「年とると公演現場はなかなか話が来ないけど」みたいなことをつぶやいてらしたのを見て、そうか、と思った次第。そりゃー もう毎日公演現場なんてきつすぎるけど、でもたまにやるなら仕事的にも気分転換でいいのかも? ぜひ今年もお願いしたいというわけで、今年は思い切って、正式にちょっとだけギャランティ出しますから、一緒にやっていただけませんかと、おそるおそる連絡してみたのだった…

そしたらなんとも快く快諾していただき、嬉しく思っているところ。いや、本当に病気にして思った。好きな人ともっと一緒に時間をすごそう、って。「忙しいだろうから」「こんな仕事をこんな謝礼でお願いしては…」「っていうか、そもそもこんな仕事をお願いしては…」といつも遠慮してたけれど、いや、「こんな仕事」でも経験がたくさんある人にお願いすると全然違う。経験が豊かな人は、ほんとにわきまえていて、どんな雑用でもどんな難題でも適格にこなしてくれる。それに私には遠慮している時間は私にはもうない。これからはもっと好きな人と時間をすごそう。好きな人と一緒に何かをやろう。

私はそもそも自分の仕事を触られるのが嫌いで、何かアドバイスされても、明らかに自分より上(って言い方もなんだけど)の人のアドバイスじゃないと絶対に聞かないし、周りの友人たちはほとんどそういう私の偏屈ぶりをわかってくれているので、普段余計なことは絶対に言わないのだが…  でも、いや、私も自分が好きな人にはぜひ参加してもらいたいんだ。一緒に何かしたいんだ。

切る人を切っていくとゆとりができる。そうして、そんな風に考える余裕もできる。だからこれからもカフェオーレではなく(前もカフェオーレじゃなかったけど)、白黒はっきりさせるブラックコーヒーもしくは牛乳で行きたいと思う今日このごろ。そして自分が応援するミュージシャンやアーティストや表現者の人たちを応援するのを大好きな人たちに手伝ってもらおう、と。それでこそ、オレの人生!?

勢いついで(?)に、自分がちょっといいな、と思っているアーティストをやられているレコ社の方にもメール。一緒にやらせてください、と。もうこの方も20年くらい知ってるけど、なかなか具体的にびったり一緒にプロジェクトをやったことがなかった。ぜひ一度何か一緒にやりたい。一度がっつりその人と組んで何かをなしとげたい。そんなふうに勇気をもらった。

ふふふ、やばい、ちょっと病気復活の際に見られる躁状態?なのかも。

思い切りついでに時計も買っちゃった! これでいちいち時間をみるのにiPhoneを出さなくて済む。まだ体重が戻らず、痩せてるから、腕をくるくる回っちゃうんだけど、池袋のロフトの時計売り場のベテランっぽいお父さんに穴をひとつあけてもらったらしっくり来てる。穴あけ500円なり。