売れている人が羨ましいと思ったことはないけれど…

そりゃあ多少生活が楽になれば、と思いつつも、売れたら売れたでしがらみや面倒なことも多くなるので、売れている人が羨ましいと思ったことはないけれど…


こういうのとか、有名人がチャリティとかするのみてると羨ましくなる。 ウチらがチャリティ行っても、「誰?」とか言われちゃうもんね。でも負けずにチャリティやります。実は長野で今度公演をすることになった。というのも、今度5月に来日するアーテイストの長野公演を作ろうと水面下で動いていたら、台風が来て、それどころではない状態になっちゃったのよ。この状況下で長野の人からお金取れないでしょう。

音楽を届ける。たとえ無名でも。こういう時、自分が普段やってる音楽のことを信じてるのか、ってのが試されるんだよね。私も自分が信じてるものが、他の人をも勇気付けてくれるって信じたいのよ。確かめたいのよ。

そういやだいぶ前…というか震災の時、チャリティで東北へ行くという私にとあるおじさんが「そんなのやっても意味ないんじゃないか」みたいなことを言ったことがあって、まぁ、それにはムッときたけど、でも逆に私は素直に何故に私はこれをやりたいのか、ってすごく考えたんだよね。で、わかった。私は「自分がやってるものがいいものだ」ってのを確かめたいんだ、って。(ちなみにそのおじさんとは、一緒に某所に出張中だったんだけど、翌朝「昨日は言いすぎた」と言って私に謝ってくれたんだよね… 結構社会的ステイタスのある人だけに、そのことはなんか感動した。今でもちゃんと覚えている。ま、それはさておき)

実際演奏に行っても「なんだ、これ?」って言われちゃうかもしれないし、「わかんなーい」とか「おにいちゃーん、ダニーボーイやってくれやー」「おにいちゃん、AKBやってくれやー」「おにいちゃん、歌わないのー?」とか言われるかもしれないけど(笑)。

ミュージシャンは若いから、若い彼らにはいい経験にもなると思うんだ。たとえ大変でもね。家や家族をなくした人に何を届けるか。主催者もまだまだ週末はボランティアしたりして大変みたい。がんばれ、長野。

ブライアン・メイみたいにニュースにはならないだろうし、世の中そう動くとは思えないけど、でも自分の信じるものを届けるべし、と。この来日については、31日に発表になります。

今朝も寒いですね。張り切ってまいりましょうー

すごいなぁ、ティム・エディ。