チッピーソース。英国で言うところのチップス(いわゆるフレンチフライ)に何をかけるか? これ初めて知りました。友達のfbよりシェア。
チッピー、通常はビネガーと塩だと思うんですよね。ところがなんとスコットランドのエジンバラとグラスゴーでは、意見がくっきり分かれるのだそうです。
まぁ、そうね、たまーにケチャップとかつけてる人をみると「アメリカ人じゃあるまいし」と思ったりもするけど(といいつつ、私はケチャップ結構好き)。あとフィッシュ&チップスだとタルタルつける人もいるよね。かなり気取っているけど。このBBCの取材映像でもグラスゴーのお兄ちゃん二人の路上インタビューで、片方が「タルタル」と答え、「気取るなよ、お前」みたいな視線をもう一人が彼に送るのが良い。
どうやらエジンバラではスタンダードだというこの茶色いチッピーソースと呼ばれるソースのもとは、グラスゴーの郊外にある(ほとんどエジンバラより。真ん中くらい)街の工場で作られたWalter Blackという会社のブラウンソースらしい。
そして流通の関係だかなんでだか、エジンバラでは局地的に、このブラウンソースをアレンジしたチッピー・ソースかけられているらしい。
今の社長のおじいちゃんが1901年に創業。(そういやメアリーのパパもスコットランド沖の島の出身だから、同じBlackで親戚だったかも?!)いわゆる英国全土あるHPソースともまた違うのがミソ。左の写真は英国に行ったら間違いなく誰でもが目撃するHPソース。こっちの味はいわゆるブルドックソースと同じ感じなんですが…
話をもどしてBBCスコットランドの取材によれば、エジンバラ人がかけるチッピーソースはこのWalter Blackのブラウンソースに水もしくはビネガーをまぜて薄めたもの、と地元民は信じているらしい。多くのチッピー屋さんに聞いても、各店チッピーソースのレシピは企業秘密なのだそうだ。
それにしてもこのインフラ充実時代にして、このブラウンソースWalter Blackは99.9%がスコットランドで消費されてるんだって。へぇー。だから極めてスコットランド的な商品であるのだそうだ。お父さん(社長さん)によるとクゥエートに引っ越した夫婦が「こっちにはこのソースはないのか?!」と騒いだり、オーストラリアからも注文が来たりして、スコットランド人(特にエジンバラ人)の故郷の味ということになっているようですよ。
こんな記事も載っています。
Glasgow chippies get ready for the 'salt and sauce' Scottish Cup Final https://t.co/EgJEwFFcEr— 野崎洋子 (@mplantyoko) January 28, 2020
今度エジンバラに行く機会があったら試してみよう!